Q&A 発達障害

目次

2018年11月19日(月)~21日(水)放送へのご質問
発達障害の疑いがある子ども 診断を受けてもらうには?
不登校になっている子どもとの関わり方
親からの遺伝は関係ある?
ADHDかもしれない 本人に伝えるべき?
フラッシュバックは治る?
昼間のおもらしは発達障害の症状?

2018年11月19日(月)~21日(水)放送へのご質問

発達障害の疑いがある子ども 診断を受けてもらうには?

子どもたちの中には、発達障害の疑いがある子も少なくありません。診断を受けている子であれば、学校側も適切と思われる支援を行うことができます。しかし、診断を受けていない発達障害の疑いがある子のほうが、圧倒的に多いように感じます。
学校側としては、受診して診断をもらい、子どもがより生きていきやすいよう支援したいと考えますが、デリケートな話題かつ、発達障害への正しい理解が浸透していないことも多いため、保護者に受け入れてもらえないこと(先生はうちの子を障がい者というのか!)が多いです。保護者との関係を壊すことなく、医療機関につなげるためのアドバイスをいただきたいです。(27歳 女性)
現場の先生方はこの問題について、たいへんご苦労されていると思います。最終的にはこれは国の教育政策の問題であり、クラスの少人数化、メンタル面における検診の義務化などが必要となると思います。
現状では、日ごろから保護者に対してこの問題を周知する機会を複数もうけることに加えて、個々のケースについては、子どもの日常生活における問題点を解決していくという視点から出発することで、粘り強く話し合いをしていくことが必要と考えます。

不登校になっている子どもとの関わり方

発達障害のアスペルガー症候群の子どもが、不登校から引きこもっています。
オンラインゲームばかりで、人とも会えません。どのように関わる事がよいでしょうか。(40歳 女性)
スマホ依存、ネット依存はお隣の韓国でたいへんな社会問題となっていて、日本においても重要性が指摘されつつありますが、アスペルガー症候群よりもADHDの比率が多いという報告もみられ、この場合ADHDの治療薬で改善するケースもみられます。治療については個別性が大きいため、国立病院機構久里浜医療センターをはじめとして、専門外来も増えていますので、ご相談することをおすすめします。

親からの遺伝は関係ある?

発達障害は脳の障害だと聞きましたが、親からの遺伝は関係はあるのでしょうか?(39歳 女性)
発達障害は脳機能のアンバランスさが原因と考えられていますが、別の面からみれば、行動などにおける特性でもあるわけで、遺伝的な要因は一定程度関連しています。

ADHDかもしれない 本人に伝えるべき?

中3の娘がADHDに当てはまる症状が多いです。体はとても健康なので、自分は病気のはずがないと、全く自覚がありません。本人には伝えた方がいいのでしょうか?(53歳 女性)
成人の場合も同様ですが、中学生ではなおさら自らの問題を認めることが難しい場合があります。第一にするべきであるのは、現在の学校生活や日常生活において、何らかの問題やトラブルが繰り返して起きていないか、ご本人との間で相談をすることだと思います。問題点の確認から、ADHDに対する認識が進んでいくように考えます。

フラッシュバックは治る?

私は高校生のとき不登校で、アスペルガーといわれました。周囲の理解がなく、叱責されたことが、フラッシュバックになってしまいました。嫌な記憶が蘇り、怒りが爆発することがあります。過去の記憶でイラつくのはどうすれば治りますか。15年くらいフラッシュバックに苦しんでいます。(32歳 女性)
まず診断についての確認が必要になります。アスペルガー症候群の診断は難しく、日本においては過剰診断の傾向があります。実地臨床においても、実は他の疾患であるケースや、診断がつかないケースが少なくありません。
ご相談のフラッシュバックについてですが、残念ながら確立された治療法は見いだせておりません。ある程度は投薬の効果がみられる例もあり、これについては医師に受診することをおすすめします。また一般的には、現在の生活を充実させることがフラッシュバックを減少させる傾向があります。

昼間のおもらしは発達障害の症状?

娘は小学校3年生(8才)です。広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)でコミュニケーションができない、学力が低い、不器用などがあります。おむつがとれたあと、昼間のおもらしが今もあります。病院にもかかり、体には異常はなく、尿を少なくするクスリも飲みましたが、なかなか治まりません。昼間のおもらしの例が少ないようで、医者もよくわからないようです。これも発達障害のひとつの症状なのでしょうか。(47歳 女性)
この症状については、発達障害と直接関連するものではありません。このような症状の頻度はかなり高く、9-10歳では、人口の1.5~5%みられるというデータも報告されています。多くは複合的な要因で生じ、一般的にはトイレットトレーニングを行うことなどが勧められています。

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