Q&A 虫歯

目次

2018年6月6日(水)放送へのご質問
抜歯後に続く歯の痛み。治療法は?
2018年6月5日(火)放送へのご質問
セラミックのメリットは?
2017年6月6日(火)放送へのご質問
X線で分からないこともある?
歯の根が割れたら?
歯の神経は取り切るべき?
2016年6月7日(火)放送へのご質問
かぶせ物の下にできた虫歯はどうやって発見?
昔治療した銀歯はとったほうがよい?
キシリトールの虫歯予防効果は?

2018年6月6日(水)放送へのご質問

抜歯後に続く歯の痛み。治療法は?

1年前に虫歯で右上の奥歯を抜歯しましたが、抜歯した後の強烈な痛みが今でも続いています。
抜歯した歯科医院でも紹介先の大きな病院の歯科口腔外科でも、X線検査やCT検査などをしても「原因不明である」と言われ、痛み止めを飲むしか治療法がないと言われています。
何か良い治療法はないでしょうか?(35歳男性)
歯や歯の周辺の痛みは、さまざまな原因で起こることがあります。
痛みに詳しい専門医の受診をお勧めいたします。
日本口腔顔面痛学会のホームページを参考にしてください。
http://jorofacialpain.sakura.ne.jp/

2018年6月5日(火)放送へのご質問

セラミックのメリットは?

現在虫歯の治療中です。以前治療した歯の詰め物の周囲の虫歯や、他には歯のひびがみつかりました。歯科医師はセラミックを用いての治療を勧めます。
セラミックには高額な治療費に見合うほどのメリットはあるのでしょうか?
(53歳女性)
歯科治療の目的はいくつかありますが、失われた機能と審美性を回復することも大切なものとなります。物をかむという機能は、人間が生きていくためにも必要なものです。また、口元の美しさを保つことは、他者とのコミュニケーションにおいても重要な事項となり、できるだけ自然で美しい歯になるように歯科医師は努力しています。
比較的小さな部位の治療では、コンポジットレジンという高分子材料を用いて治療することが多いです。しかし、治療の範囲が大きくなり、かぶせ物をする必要がある場合では、金属、プラスチックあるいはセラミックのいずれかを選択することになります。いずれを用いるかは、症例によっても異なるのですが、とくに天然の歯と同様の審美性を求める前歯の場合においては、セラミックが勧められます。また、セラミックの有する審美性は、プラスチックと比較すると長期間にわたって継続するものであり、単なる審美性の獲得だけではありません。
いずれにしても、最終的にどのような材料を用いてどのような処置をするかは、患者さんの意見が最も尊重されることであることは確かです。

2017年6月6日(火)放送へのご質問

X線で分からないこともある?

上の奥から2番目の歯が1日のうちで時々重っ苦しくなり、数日で治ることが半年くらいで2回ほどあったのですがその後また数日重っ苦しくなったので歯医者を予約しました。
診てもらったときは治っていました。X線撮影もしましたが虫歯ではないといわれました。その歯は歯磨きのとき違和感があったので知覚過敏だと言われて詰め物をしてもらいました。歯周病検査でも軽い歯周病と言われ歯磨きの仕方と歯石だけをとってもらいましたが、その後やはり時々違和感があります。
X線をとっても分からない事があるのでしょうか?虫歯、歯周病ではないと言われたら、少しくらいの違和感は我慢できる範囲なので無視していいのでしょうか?これからどのようにしたらいいのかアドバイスお願いします。奥のほうで悪くなっているのではないかと心配しています。(55歳 女性)
どのような分析機器でもそうですが、検出限界、すなわち測定精度の限界というものがあります。もちろん、私たち歯科医師は、精度の向上のために一つの機器のみだけではなく、複数の手法を用いて診査をしますが、それでも判断が難しい症例はあることは確かです。
また、X線診は3次元的な歯を2次元として観察するところから、自ずと精度の限界があることも確かなのです。いずれにしても、現在の測定機器の限界はあるものの、それを補うために複数の検査を行うことで精度を向上させているのです。

歯の根が割れたら?

被せてある歯の根の部分が割れてしまいました。抜歯するしかないのでしょうか。もしくは他の選択肢があるのでしょうか。(52歳 男性)
破折(破折した部分)の程度にもよりますが、多くは抜歯となります。その理由としては、破折した部分に細菌感染が起こるところから、それを病巣として炎症が拡大することが考えられるからです。
しかし、条件が良い場合では、歯の根を積極的に活用してあごの骨が退縮することを防ぐために積極的に残すという方法も試みられてはいます。
しかし、全ての症例で可能ということではないことはご理解してください。

歯の神経は取り切るべき?

現在、虫歯の治療中の者です。
昔、別の歯科医で治療した奥歯の再治療をしてるのですが、「神経が取りきれていないね」と言われました。神経とは取り切らなければいけないのか、取りきれるものなのか教えてください。(39歳 女性)
歯の神経の治療は、これを直視して治療することが難しく、手指の感覚を含めて感覚的なものに頼ることも少なからずあります。これは、歯という極めて小さなものを対象にしているところから、肉眼では全てを確認することができないことからなのです。最近では、これを補うためにマイクロスコープ、すなわち拡大視野を用いた治療も一部では行われています。神経の取り残しは起こることがありますし、これをとり残すと細菌の増殖がその部分で起こることがあるところから、全て取り切ることが必要であることは確かです。

2016年6月7日(火)放送へのご質問

かぶせ物の下にできた虫歯はどうやって発見?

子どもの時に治療したかぶせ物の下に虫歯ができていた場合、自覚症状がなくても、歯科医に行けばエックス線などで発見できるのでしょうか?「かぶせ物が自然に取れない間は、そのままで大丈夫」と言われた事があるのですが、知らないうちに虫歯になっていないか不安です。(40歳 女性)
かぶせ物の下にできる虫歯に関しては、エックス線撮影をすることで確認します。それ以外には、「しみる」あるいは「かむと痛い」などの症状を参考にします。とくに大人の虫歯は、知らぬ間に少しずつ進行することが特徴のひとつです。これを予防するためにも、定期的なかかりつけの歯科医への受診をお勧めします。

昔治療した銀歯はとったほうがよい?

昔、治療した銀歯が気になっています。アマルガムというのでしょうか、体に様々な不調を引き起こす、と見聞きします。除去するかどうかの目安を教えてください。(45歳 女性)
アマルガム修復物(銀歯)は、基本的には口の中で化学的に安定しており、これが体に何らかの影響を及ぼすことはありません。詰め物の周囲に新しく虫歯ができた、詰め物が外れた、詰め物の一部が欠けた、歯の色と違うなどの理由があって除去することはありますが、これらの理由なしで外すことは考えないほうがよいでしょう。アマルガムを削って外す際に水銀が蒸気化し、これを吸い込むリスクが生じることを考えるべきです。一方、アマルガムの廃絶に向けて取り組むというのが日本歯科医師会を含む国内の歯科医の基本的な姿勢です。しかし、アマルガムそのものが危険である、人体に有害であるということではありません。アマルガムという詰め物に水銀が使用されるため、水銀そのものを地球規模で廃絶しようという考え方に賛同し、また水銀によるさまざまなリスクを失くそうという考えから廃絶に取り組もうとしています。現実には、日本において、新しくアマルガムの詰め物をすることはほとんど行なわれてはいません。

キシリトールの虫歯予防効果は?

虫歯の予防にはキシリトールが有効といわれており、このガムや歯磨き剤、経口剤なども発売されていますが、実際に予防の効果はどの程度のものなのでしょうか?(58歳 男性)
キシリトールは、多くの果実や野菜の中に天然で含まれる自然の甘味料です。キシリトールが虫歯を防ぐ理由は、大きく2つに分けることができます。ひとつは「虫歯の原因にならない」ということです。キシリトールは口の中で「酸」を作ることはなく、さらに酸の中和を促進する働きも持っています。もうひとつは「虫歯の発生や進行を防ぐ」という効果があります。虫歯の原因となるプラークの歯への付着を抑制し、歯の再石灰化を促します。さらに、虫歯の大きな原因とされる原因菌(ミュータンス菌)の活動を弱める働きを持っています。しかし、キシリトールそれだけで虫歯を防げるわけではありません。虫歯にならないためには、正しい歯磨きとともに、フッ素が配合された歯磨き剤の使用などが大切です。

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