Q&A 歯周病

目次

2018年6月4日(月)放送へのご質問
歯周病で失った多くの歯に対して再生治療は可能?
歯ぐきが膨らんできましたが、治療しなくてもいい?
2017年6月5日(月)放送へのご質問
クラウンと歯茎の間のプラーク
電動歯ブラシの使い方
差し歯の根元の着色・歯茎が割れている
2016年6月6日(月)放送へのご質問
歯ぎしりをする・歯の根元がやせているがこのままでよいか?
歯並びが悪い・高齢での矯正は大丈夫?
14歳歯並びが悪い・歯周病予防の方法は?
関節リウマチで服薬中・薬を休まずに抜歯はできる?
固い食べ物で歯ぐきが痛む・歯周病?

2018年6月4日(月)放送へのご質問

歯周病で失った多くの歯に対して再生治療は可能?

歯周病で歯の3分の2を失い、入れ歯を作りましたが食べ物をよく噛(か)むことができません。インプラント治療は考えていません。このような場合、歯周病の再生治療は役に立ちますか?(64歳女性)
歯周病の再生治療は、歯とそれを支える歯根膜と歯槽骨が残っていないと適応になりません。歯周病で歯を抜去し、入れ歯が合わず良く噛めないとのことですので、顎堤がスムーズでなく高さが充分でない状態だと思います。顎堤の骨をつくる治療法はありますが、それは、歯周病の再生治療ではなく、別の治療法になります。

歯ぐきが膨らんできましたが、治療しなくてもいい?

歯ぐきの内側や外側が膨らんできました。以前(10年くらい前)に歯科に虫歯の治療で通っていた際、骨隆起と指摘されました。現在は以前よりやや隆起の具合が大きくなったような気がしますが、このまま何もしないで良いのでしょうか。(54歳男性)
その症状は外骨症といって、噛み合わせの強い部分の顎の骨が横に盛り上がってくるものです。悪性の症状ではありません。年とともに少しずつ大きくなります。食べ物が当たり、その部分の歯ぐきがいつも痛い場合には、外科的に隆起した骨を切除し整形することが可能です。何も症状がなければそのままでも構いません。

2017年6月5日(月)放送へのご質問

クラウンと歯茎の間のプラーク

右上6番の銀のクラウンと歯茎の隙間が開いて黒い部分が見えてます。溝になり食べ物が詰まりやすいです。歯科を受診しましたが症状について何も言われませんでした。歯周病でしょうか?
クリーニングしました。電動歯ブラシ、歯間ブラシを使用してます。御意見いただけたら幸いです。(53歳 女性)
年齢とともに、歯と歯の間の隙間があいてくることはあります。これは、歯周病が徐々に進むことで、その部分の組織が破壊されることで進行するものです。その進行は、極めてゆるやかなため、重篤な問題としては捉えられず、常日頃からのブラッシングとそれを補う歯間ブラシの使用やフロスの応用などが推奨されます。
今後とも、歯科医師によるクリーニングとともにご自身による歯磨きを継続することで、歯周病の進行を抑制するようにご努力ください。

電動歯ブラシの使い方

電動歯ブラシを使用していますが、磨き残しがある感じがします。
正しい使用方法を教えていただきたいです。(42歳 女性)
電動歯ブラシの使用法は、普通の歯ブラシとは違い、いわゆるゴシゴシと歯を磨く動きとは違うことを理解する必要があります。まず、スイッチを入れたら磨きたい歯に毛先を触れるか触れないかくらいの感覚で、数秒間ですがそこで静止します。
その後、ゆっくりと横にスライドさせるようにします。すなわち、電動歯ブラシでは「磨く」という感覚ではなく、自動的に動いているブラシを「動かす」といった感覚で使用することがポイントです。

差し歯の根元の着色・歯茎が割れている

歯茎と差し歯の根元が浮いていて黒くなっています。また、前歯の歯茎が割れていて、治らないと言われました。話しをするのも恥ずかしく、手で隠すかマスクをしています。本当に治らないのでしょうか?
また、保険は効きますか?インプラントを希望ですが、生活保護のため使えません。何か良い方法はありませんか? (59歳 女性)
歯周病で破壊された歯茎を元に戻すことはかなり困難であることは確かです。しかし、それぞれの症状に則した審美性の改善法は、完璧なものではないにしても様々な提案がされています。
歯周病専門医あるいは審美歯科専門医に相談されることをお勧めします。

2016年6月6日(月)放送へのご質問

歯ぎしりをする・歯の根元がやせているがこのままでよいか?

予防歯科へ3か月ごとに通っています。かみ合わせが悪いのと、歯ぎしりのため歯のぐらつきが見られ、歯周病が始まったと言われました。歯ぎしりについての自覚はありませんが、勧められた通り、睡眠時マウスピースを着用しています。歯がしみたりすることはありませんが、歯の根元がやせて、とても気になります。このままにしておいてよいのでしょうか?(60歳 女性)
予防歯科で3か月ごとにメンテナンスを続けられていることは素晴らしいことです。受診時には、むし歯と歯周病のチェックをされていると思います。そこで、歯周病が始まったと言われたことが少し驚きですが、睡眠時マウスピースの着用を始められたことから、歯ぐきに炎症はなく、かみ合せの悪いことと歯ぎしりのために歯の根元がやせてきたと思います。歯ぐきに炎症がなければ、多少歯のぐらつきがあっても問題ありません。もう少し様子を見て、歯の根元のやせ方がどんどん進むようでしたら、先生に心配な点をお話しして、歯ぐきの炎症の状態の検査をした上で、歯周病治療を始めることやかみ合せの不具合の調整(咬合[こうごう]調整)を相談してください。

歯並びが悪い・高齢での矯正は大丈夫?

歯周病の予防のため歯医者に定期的に通っています。歯並びが極端に悪いために、歯垢[しこう]がたまりやすく歯周病になりやすいと言われています。できれば歯並びを矯正したいと思いますが、高齢でも可能でしょうか?また、高齢者が矯正する際に、どんなリスクがあるでしょうか?(67歳 男性)
歯周病の予防のために定期的にメンテナンスを受けていることは素晴らしいことです。確かに、歯並びが悪いとプラーク(歯垢)がたまりやすく歯周病も発症しやすいです。矯正治療をして歯並びを改善すれば、プラークの付着も少なくなります。今では、高齢の方でも歯科矯正を行っています。矯正治療に年齢制限はありませんが、弱い力でゆっくりゆっくり歯を移動させますので、時間がかかるのと、移動させる位置や状態に若干制限があります。また、矯正治療中はワイヤーが口の中に装着され、あまりよい気持ちはしません。ワイヤーを使わない矯正方法もありますが、適応できるケースに限りがあります。ぜひ、矯正歯科を専門にしている先生にご相談ください。

14歳歯並びが悪い・歯周病予防の方法は?

14歳になる息子の歯並びが悪く、上の歯の前から2番目が、1番目と3番目の奥に入り込んでいます。歯磨きも磨き残しがあるようで、何となく歯ぐきも腫れて見え歯周病も心配です。虫歯はありません。下の歯も、だんだん歯並びが悪くなっているようです。矯正も考えていますが見た目を気にする年ですし、値段も気になります。年齢的にお勧めの方法などあれば教えてください。(43歳 女性)
14歳ですと中学生ですから、歯科矯正を行うのに最適な年齢です。歯並びが悪いとむし歯や歯周病の発症にもつながりますし、口の中全体の歯並びにも影響します。歯並びの悪さは、あごの大きさと歯の大きさの不調和や歯のはえ方の問題など、様々な原因が考えられます。遺伝も関係します。息子さんの将来のことも考えて、一度、矯正歯科の先生に相談されることをお勧めします。

関節リウマチで服薬中・薬を休まずに抜歯はできる?

今現在、関節リウマチと小腸クローン病を患っています。リウマチでは骨粗しょう症(リセドロン酸ナトリウム)の薬を服用していますが、「抜歯をする際は薬を3か月休止して下さい」と言われています。最新の治療情報では薬を止めないでも抜歯できると聞いたのですが、本当でしょうか?(40歳 男性)
あなたの全身の状態、口の中の状態、リセドロン酸ナトリウムの服用期間が不明ですので、正確にはお答えできないのですが、確かに、骨粗しょう症の薬を止めないでも抜歯できる場合があります。例えば、骨粗しょう症の薬の投与期間が3年未満で、口の中の清掃状態が良好で、歯ぐきに炎症がなく、全身的にも骨粗しょう症薬の対象となる病気が比較的軽症な場合、さらには、短時間で抜歯ができるような軽度の症状の歯であれば、薬を止めないでも抜歯ができます。いろいろな条件がありますので、一度、専門の先生にご相談なさることをお勧めします。

固い食べ物で歯ぐきが痛む・歯周病?

固い食べ物が好きで、非常に固いいり豆やフルーツや菓子も凍らせて食べます。その時、歯の根元、歯ぐきの中が痛み、しばらくうずくこともあります。しみたり、出血はありません。こういう習慣は歯に悪いのでしょうか?歯周病で歯が弱っているのでしょうか?(61歳 女性)
61歳で固い食べ物が無理なく食べられるとは非常に羨ましいです。60歳を過ぎると多くの方が歯を失い、かむことに苦労しています。歯ぐきからの出血がないとのことですので、歯周病の心配はあまりないと思います。歯を支えている骨は、加齢によっても高さが少なくなりますが、歯周病によって少なくなるスピードが速まるのです。あなたの場合は、加齢のために歯を支えている骨の高さがやや少なくなっていることが考えられます。また、歯の根元や歯ぐきの中が痛むときには、根尖[こんせん]病巣と言って、歯の根元に病気がある場合があります。歯の神経が何らかの原因で死んでしまい、歯の根の先にうみのたまった袋ができてしまう症状です。これはエックス線写真を撮ればすぐにわかります。 一度、歯科医を受診されることをお勧めします。歯を支える骨が少なくなる年代ですから、固いものをかむことはなるべく控え、固いものを食べる場合はゆっくり時間をかけてかむようにしてはいかがでしょうか。

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