動脈硬化の予防・治療法、薬や食事による改善

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動脈硬化を進行させる内臓脂肪型肥満

動脈硬化を進行させる内臓脂肪型肥満

動脈硬化を防ぐには、食べ過ぎによる肥満にも注意が必要です。内臓まわりに脂肪がたまると、肥大化した内臓の脂肪細胞から血管を傷つける物質が分泌されます。すると、血管に炎症が起こり、動脈硬化が進行してしまいます。
内臓脂肪型肥満の人が脳梗塞や心筋梗塞を発症する危険度をみた調査では、内臓脂肪型肥満でない人に比べて脳梗塞の危険度は1.6倍、心筋梗塞の危険度は2.0倍にもなる結果が出ました。
内臓脂肪をためない食事のポイントは、甘いものを控えることです。
お菓子や清涼飲料水などには、一般的に砂糖が多く使われているので、とりすぎると高血糖を招いて動脈硬化を進行させてしまうので、食べ過ぎ飲み過ぎにご注意ください。

動脈硬化の薬物療法

動脈硬化の薬物療法

動脈硬化の治療として薬物療法が行われるのは、原則として、生活習慣の改善を十分に行ってもLDLコレステロールの値などが改善しない場合です。
LDLコレステロールが高い人に対してよく使われているのはスタチンです。スタチンは肝臓でのコレステロールの合成や血管壁にたまったコレステロールを減らす作用があります。
スタチンでLDLコレステロールが下がらない場合には、スタチンとともに小腸でのコレステロールの吸収を抑えるエゼチミブまたはレジンが使われます。
LDLコレステロールは高くないものの、中性脂肪が高い場合には、肝臓での中性脂肪の合成を抑えるフィブラート系の薬と魚の油から抽出したEPA製剤が使われます。

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