【Q&A】心不全で運動はしていい?注意点について

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心筋炎が原因で心不全が起こりました。心不全の治療後であれば、運動をしてもよいのでしょうか?また、どの程度の負荷ならかけてもよいのでしょうか?(40代 男性)

専門家による回答

心不全治療後の運動は、心臓に過剰な負担がかからないように行うことが重要です。
まずは、「心肺運動負荷試験」を受けます。心肺運動負荷試験は、医師の立ち会いのもと、トレッドミルと呼ばれるベルトの上を歩き、運動中の心電図などを記録します。その結果を基に、医師の運動の強さや時間や血圧値の目安などが指示された「運動処方」を作成してもらいましょう。
そして、運動処方に従って、歩行や自転車こぎの装置を使った有酸素運動、ストレッチ、筋力トレーニングなどを行います。激しい筋力トレーニングは、血圧を上げるので避けるべきですが、負荷が軽く心臓の負担が少ないものであれば、筋力の回復を促し筋肉の萎縮を防ぐのに効果的です。

ただし、筋力トレーニングは自分の判断で行わず、医師の指示に従って行うようにしてください。

(2021年11月4日(木)放送関連)

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