2014年03月05日 (水)子連れで居酒屋"6組に1組"


居酒屋といえば大人が行くところというイメージがありますが、子どもを連れて外食する家族の6組に1組が居酒屋を利用しているとする民間の調査結果がまとまりました。居酒屋チェーンでは全国的に子どもが遊べる部屋を設ける動きが相次いでいて、専門家は「家族の団らんの形が変わってきている」と指摘しています。
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都内の居酒屋チェーン店です。家族向けの個室では、大人だけでなく、子どもも楽しんでいました。母親は「子どもたちが楽しく自由に遊んでくれるのでいいのではないかと思う」と話していました。
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子どもを連れて外食する家族はどれぐらい居酒屋を利用しているのでしょうか。飲食店検索サイトを運営する「リクルートライフスタイル」では、去年10月、子どもを連れて外食する家族およそ1万組を対象にどのような店を利用するかを尋ねました。その結果、全体の15点6パーセント、6組に1組が「居酒屋」と回答。「団らんが持てる」とか「家で食べるより楽しい」といった声が目立っています。
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家族社会学が専門の関東学院大学の井田瑞江准教授は「父親が夕食時までに帰れず、子どもも塾や習い事に行くなど家族でそろって夕食を取るということが難しくなっている。居酒屋に行くというイベントが新たな家族団らんとなっているのではないか」と話しています。
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居酒屋チェーンの間では親子で楽しめる個室、「キッズルーム」を設ける動きが全国的に相次いでいます。部屋に備えられたぬいぐるみや絵本。子どもが遊び回ってもけがをしないように柱や、テーブルの角はクッションでカバーしています。
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この居酒屋チェーンでは、来月から子どもの好みの味付けにしたピザやチャーハンなどを取り入れる予定です。アレルギーがある子どもでも注文しやすいように原材料も示しています。
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なぜ居酒屋チェーンは子ども連れを取り込もうとしているのでしょうか。居酒屋業界の売り上げは平成4年をピークに年々、減っています。おととし平成24年は、9780億円とピークより3割も減りました。子ども連れのニーズをつかむことで、売り上げの落ち込みを補おうとしているのです。
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居酒屋チェーン店の中屋太志店長は、「キッズルームができてからは爆発的に居酒屋に来ているお客さんが多くなってきて、いまそれが定着しつつある状況です。新たな分野をどんどん開拓していきたい」と話しています。
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分煙が進み居酒屋でも禁煙のスペースが増えてきていることや、個室タイプの部屋が増え子どもが騒いでもあまり周りを気にしなくていいことなども、子連れで居酒屋に行く人が増えている背景として考えられます。一方、居酒屋の側からみると、子ども連れの客は昼間や夕方など従来の客層と重ならない時間帯に利用する人が多く、利用時間をずらせると見込んでいるようです。ただ、居酒屋でつい遅くまで飲んでしまいがちという人も多いと思いますが、子どもにあまり夜更かしさせないよう気をつけたいものですね。 

投稿者:成田大輔 | 投稿時間:08時00分

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