2016年12月30日 (金)がん患者にウィッグのプレゼント


※2016年12月2日に放送されたものです。

がん治療の副作用の脱毛に悩んでいる女性を元気づけようと、
東京・品川区の病院で、看護学生が提供した
髪の毛で作られた「ウィッグ」が患者に贈られました。

これは、がん患者の生活を支援しているNPO法人『キャンサーリボンズ』が毎年行っているもので、12月2日は、品川区の病院で、抗がん剤治療を行っている52歳の女性にウィッグが贈られました。

161202.3.jpgウィッグは、NPOの呼びかけに応じて、全国の看護学生が提供した髪の毛で作られていて、あらかじめ、患者の希望の髪型に合わせてカットされています。
ウィッグをつけた女性は鏡を覗き込んで、「わあ、素敵」とつぶやき、笑顔で感触を確かめていました。

病院には、髪の毛を提供した9人の看護学生も訪れ、「患者さんに喜んでほしくて、一生懸命手入れしていた」とか、「ウィッグをつけてぜひ外出してほしい」と、話していました。

161202.2.jpgウィッグを受け取った女性は、「周囲から隠れるように生活をしていたのですが、思いがこもったウィッグをつけて気持ちも明るくなりました。娘と一緒に買い物に出かけたいなと思います」と話していました。

このNPOでは、今年度、20人あまりの患者にウィッグを贈る計画だということです。

投稿者:牧本 真由美 | 投稿時間:14時35分

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