2018年10月22日 (月)連絡手段の命綱 公衆電話


※2018年9月7日にNHK News Up に掲載されました。

スマートフォンや携帯電話が通じなくなった今回の北海道の地震。NTT東日本は北海道内のすべての公衆電話を無料で使える措置を取り長い列ができたところもありました。見かけなくなった公衆電話ですが、どこにあるのかを覚えておくと、いざという時に役立ちそうです。

ネットワーク報道部記者 木下隆児・田隈佑紀

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<連絡手段の命綱>
「連絡を取りたい人がいる」
「でもスマホは電池も切れ使えない」

そんな状態が今回の地震で各地で起きました。

そうした中で役だっているのが公衆電話です。
NTT東日本が、無料で使える措置をとったのです。

NTT東日本の広報室に聞くと、災害に強く、どこに設置されているのか、知っておくと間違いなく役立ちそうです。

ーーそもそも公衆電話って、どれくらい設置されているのでしょうかーー

「スマホや携帯電話の普及でだいぶ数は減りましたが、北海道全域でおよそ5800台です。今回の地震を受けてすべてを無料で使えるようにしています」

通信手段を確保するため、公衆電話は法律で設置が義務づけられています。およそ500メートルから1キロメートル四方に1台は、公衆電話があるそうです。


<停電でも使える電話>
ーー停電が起きていたのになぜ使えるのでしょうかーー

「NTTの通信施設の非常用電源から電気を供給しているからです。ただ、非常用電源の燃料がなくなった場合や、地震で回線が切れた場合などは使えないこともあります」

災害時には携帯電話や一般の電話は通話が制限されることがありますが、公衆電話は制限も受けにくいそうです。


<公衆電話のある場所の調べ方>
ーーどこにあるのか、わからないという人もいると思いますが-ー

「設置場所はすべてNTT東日本のホームページで検索できるようにしています。特に駅の近くや中心市街地には設置するようにしています」

ren180907.2.jpgーー無料となった時はどう使うのでしょうかーー

「受話器を取ると『ツー』という発信音がします。そのあと電話番号を押していけば相手とつながります。ただ中には硬貨を入れないと電話をかけられないものもありますが、電話したあとに硬貨は戻ってきます」


<知っておきたいこと>
公衆電話は、ふだんは硬貨やテレホンカードを入れて使いますが、110番や119番、それに災害時に安否情報を確認できる「災害用伝言ダイヤル」171番には、無料でつながり、警察などにはどこからかけたのか、位置がピンポイントでわかることになっています。

また公衆電話の広報活動をしている「日本公衆電話会」が、子どもにもわかりやすく公衆電話の使い方をまとめた冊子を作っています。

ren180907.3.jpg今回の地震で被害があった札幌市に住む友人に聞いたところ、公衆電話が無料で使えるようになっていることが、友人の住む地域では、あまり知られていないようで、公衆電話を使っている人を見ないとのことでした。

北海道の公衆電話は、しばらくの間は無料で、受話器を取れば使えます。

「もしもの時には公衆電話」です。

投稿者:木下隆児 | 投稿時間:16時01分

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