2016年10月09日 (日)

山の恵み この手に宿りて ~福島県 三島町~

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福島県大沼郡三島町。縄文時代の遺跡が発掘され、植物を編んだカゴなどが出土しています。今も人々は山に自生する植物を巧みに生かしてカゴなどの工芸品を作っています。その工芸品は「奥会津編み組細工」と呼ばれ、人気を集めています。一方、山は「木こり」不足などにより荒廃が進んでいます。山の恵みに感謝しつつカゴを作る職人、木こりを増やして豊かな山を取り戻そうとする人など、山と生きる人々の思いを訪ねます。

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2016年10月02日 (日)

川辺の町で ふたたび ~茨城県 常総市~

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茨城県常総市を南北に貫く鬼怒川。去年9月の「関東・東北豪雨」では、堤防が決壊、市内に大きな被害をもたらしました。古くから何度も氾濫を繰り返してきた鬼怒川は、ウグイやオイカワにあゆ、それにエビなど生き物の宝庫でもあります。そして、その水は田んぼを潤し、おいしい米も育みます。鬼怒川の恵みに感謝し、水害を乗り越えて、川とともに生きようとする人々の姿を見つめます。

投稿時間:13:39 | カテゴリ:小さな旅のしおり | 固定リンク


  
2016年09月25日 (日)

闘牛の里 強くやさしく ~岩手県 久慈市~

kujimain.jpg岩手県久慈市の山あいにある山形町は、古くから牛の飼育や生産が盛んな地域です。東北で唯一、闘牛が育てられ、角を激しく突き合わせる闘牛大会が毎年夏に開かれています。“横綱”の牛を大切に育ててきた家族や、牛をあやつり、大会を盛り上げる男たちなど、地域の人々の輪が生まれます。しかし、なぜか、この地区の「闘牛」は引き分けで終わらせるのがルール。牛と寄り添う文化を大切にする人々を訪ねます。

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2016年09月22日 (木)

曲がりの川 きらめく ~愛媛県 肱川~


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愛媛県の南西部を103キロに渡って流れる肱川(ひじかわ)。肘を曲げたように蛇行している姿からその名が付いたとも言われています。中流の大洲市では、古くから川に人が集い、川の恵みを受けて暮らしが営まれてきました。江戸時代から続く、河原で芋煮鍋を囲む「いもたき」。ふるさとに活気を取り戻したいと、伝統の鵜飼いの世界に飛び込んだ若い鵜匠。晩夏から初秋にかけて、川に集い川とともに生きる人々に出会う旅です。

 

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2016年09月04日 (日)

願い満つる夏 ~新潟県 粟島~

awamain.jpg日本海に浮かぶ新潟県粟島は約360人が暮らす漁業と観光の島です。島の至る所で目にするのは、小さな鳥居やほこら。荒海に囲まれた厳しい環境の中、漁の神様や風の神様など、さまざまな神仏が信仰されてきました。庭にまつる守り神様に祈り続ける女性。母乳の神様を通じて、出産や育児への不安をなくす母親。かつてあがめられていた馬と触れ合うことで、不登校から立ち直った少年。祈りに支えられてきた島を訪ねます。

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2016年08月28日 (日)

いつか帰る海で ~島根県 隠岐西ノ島~

oki-main.jpg島根県・隠岐諸島の西ノ島は、島にUターンで帰ってくる人が数多くいます。巨大なアワビをとる素潜り漁の男性。夫婦で協力してアワビの貝殻でアクセサリーを作り、名物にしたいとはりきっています。島の人たちとのきずなや、子供たちとのひと夏を見つめました。また、漁で使う「集魚灯」を使ったナイトダイビングを始めた漁師さんにも出会いました。精霊を送る伝統行事の盛大な風景とともに、島の人たちの思いを描きます。

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2016年07月31日 (日)

山の歌 夏  楽園に抱かれて ~尾瀬 至仏山~

oze-main.jpg群馬、栃木、新潟、福島の4県にまたがる尾瀬。尾瀬ヶ原は、本州最大の高層湿原として知られ、珍しい草花の宝庫として年間30万人のハイカーが訪れます。初夏、尾瀬沼のほとりは、ニッコウキスゲが満開に。定年後の第二の人生で、尾瀬に通う老夫婦、雄大な景色と繊細な花や虫の世界にひきつけられた山小屋の常連ガイド、自然保護に取り組む20代の女性。ハイカーたちの心に受け継がれてきた初夏の尾瀬、至仏山(しぶつさん)を旅します。

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2016年07月24日 (日)

海風の町で とこしえに ~愛媛県 愛南町~

ainan-main.jpg入り組んだリアス式海岸に美しいサンゴの海が広がる愛媛県愛南町(あいなんちょう)。900種ほどの魚が生きる豊かな海がある一方、山がちの大地に、遮るもののない季節風が吹きつける厳しい土地です。しかしそのために、先人の暮らしの知恵が今も息づいています。防風のために家の周囲に石を積み上げた石垣の里。エサもなしに鉄かごだけで魚を捕る伝統漁法。厳しくも豊かな自然とともに、たくましく生きる人たちと出会います。

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2016年07月17日 (日)

夏の恵み 連綿と ~兵庫県 室津漁港~

tatsuno-main.jpg兵庫県西部、たつの市室津漁港。瀬戸内海の小さな漁師町です。夏の味はアナゴ。この時期、軒先で炭焼きされるアナゴは待ち焦がれた故郷の味です。香ばしい匂いに誘われ子どもが駆け寄り、ご近所さんの輪ができます。また室津の新米漁師はアナゴ漁を通じて海を知り、技を磨きます。アナゴの炭焼きに刻まれた家族の思い出、父の背中を追い漁に出る若者。人々とアナゴの深い結びつきを見つめました。

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2016年07月10日 (日)

山の歌 夏 花の峰 慈しみ ~北海道 アポイ岳~

apoi-main.jpg北海道日高地方の様似町にあるアポイ岳。標高810mにもかかわらず、特殊な自然環境のために高山植物が約80種自生する。中には固有の種も多く、花々を求めて、多くの登山者が訪れる。この“花の山”に、町の人々は幼い頃から親しんできた。美しく、可憐な花や自然の楽しみ方を地元の人たちに教えてもらいながらの登山。貴重な高山植物を次世代に引き継ぐ活動なども紹介する。人々の「心の山」を味わう旅。

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