2016年07月03日 (日)

清き流れ 里潤し ~富山県 黒部川~ (選)

kurobegawa.jpg標高2924メートルの鷲羽岳を源に、日本海へと流れ出る、富山県の黒部川。国内屈指の急流として知られています。雪解け水で水かさが増す5月、川はサクラマス漁でにぎわいます。黒部川が切り開いた扇状地にある黒部市は、豊かな水を生かした米作りが盛んですが、先人たちは苦労を重ねて田んぼを作り出しました。清らかな湧き水を使って作られるお菓子「水だんご」。味の決め手は、やはり水。川と暮らす人々の思いを訪ねる旅です。

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2016年06月26日 (日)

石の大地に実りあれ ~山梨県 南アルプス市~

kofu-main.jpg山梨県の西部、南アルプス市には、3000m級の山々を背に、国内最大級の扇状地が広がります。ここでは、古くからさくらんぼなどの果樹栽培が盛んに行われてきました。しかし実は、川の氾濫で運ばれてきた砂や石が分厚く堆積し、水はけが良く、1日に何度も水をくみに行かなければならない程に乾いています。工夫しながら果樹栽培を行う人、石をつみあげて作った棚田で稲作をする人など、石の大地とともに生きる人々と出会う旅。

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2016年06月19日 (日)

西海に祝福ありて ~長崎県 五島列島~

gotou-main.jpg

大小140の島々が連なる長崎県の五島列島。江戸時代、禁教令が出る中で、キリスト教の信者が移り住み、苦難を乗り越えて信仰を守り続けた「祈りの島」です。五島列島には今もおよそ50の教会があり、人々の手によって大切に守られています。二番目の規模を誇る中通島には、キリスト教徒による漁船団「十字船団」があり、船室に飾られたマリア像に見守られながら、1か月に及ぶ漁に出ています。

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2016年06月12日 (日)

里山 心豊かに ~栃木県 那珂川町 小砂(こいさご)~

nakagawa-main.jpg栃木県東部にある那珂川町小砂(こいさご)地区。小さな棚田が点在するのどかな里山です。小砂は江戸時代から続く焼物「小砂焼」の産地としても知られ、最も歴史のある窯元では、今年から父のもとで働くようになった息子が、伝統の技を学ぼうといそしんでいます。里山の魅力を知ってもらおうと、農家民泊も広く行われており、都会の若者との交流も続いています。自然豊かな里山に生きる人たちに出会う旅です。

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2016年06月05日 (日)

夢 駆ける海 ~神奈川県 江の島~

enoshima-main.jpgマリンスポーツが盛んな神奈川県藤沢市。観光地として名高い江の島には、前回、そして次回の東京オリンピックの会場になるヨットハーバーが。若きヨットマンたちは期待に胸膨らませながら、腕を磨きます。ヨットハーバーの中にある造船所では、ベテラン工場長が前回のオリンピックでも使われた船の復元を手がけます。観光地引き網をしながら、仕事の後、サーフィンを楽しむ人も。湘南の海とともに生きる人たちに出会う旅です。

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2016年05月29日 (日)

もう一度 火の島で ~鹿児島県 口永良部島~

kagoshima-main.jpg屋久島の北西にある鹿児島県の口永良部島。去年5月、島の中心部にある新岳が噴火、島民は7ヶ月間避難生活を余儀なくされました。再び島に戻った島の住民はいま、残してきた牛で子牛の生産を再開、恵み分かち合う島ならではの暮らしやつながりもよみがえろうとしています。噴火で傷ついた子どもたちの心に、自然豊かでにぎわいある島本来の姿を取り戻したいと、復興に向けて動き始めた大人たち。火山の島の今を見つめます。

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2016年05月22日 (日)

選集 いつもの店で

sensyu-main.jpgそれぞれの街にその街ならではの店があります。大手町のビジネス街には50年近く続く喫茶店。今も昔もビジネスマンたちの心のオアシスになっています。茨城県の鹿島臨海工業地帯からは、工場労働者などが通い詰める食料品店。一番人気は大きなおにぎり。店の前のベンチでおにぎりを頬張る人の姿が。横浜市野毛の飲み屋街には、終戦直後から続く居酒屋さん。3代にわたって通う人もいるほどです。街と人が織りなす物語をつづります。

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2016年05月15日 (日)

匠(たくみ)の心 息づく街で ~岐阜県 高山市~

takayama-main.jpg岐阜県北部にある高山市。「飛騨の小京都」とも呼ばれ、美しい町並みで知られています。豊かな森に囲まれ、良質の木材を産出してきた高山は、伝統の技を受け継いだ木工業が盛ん。特に家具作りでは国内有数の産地で、家具職人を志す若者たちが全国から集まります。「一位一刀彫」と呼ばれる伝統的な木彫も行われ、4月に行われる高山祭には木彫を施した山車が出て、大いに盛り上げます。木の恵みとともに生きる人たちに出会う旅です。

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2016年05月08日 (日)

路地 心つないで ~東京 月島界わい~

tsukisima1.jpg再開発が進み、高層マンションが立ち並ぶ東京・月島界わい。今ではもんじゃ焼きの街として全国的に知られていますが、裏通りに入ると、昔ながらのたたずまいの街並みを見ることが出来ます。伝統の技を受け継ぐ鍛冶職人は、こだわりの道具作りに精を出し、長屋が連なる路地では、古くからの住人と新たに移り住んだ若者たちとの、気の置けない付き合いが続きます。変わりゆく街に、変わらぬ人のぬくもりを訪ねる旅です。

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2016年05月01日 (日)

水湧き 育む ~東京 調布市~

chofu-main.jpg東京のベッドタウン・調布市。緑豊かなこの街には27の湧き水があり、今もその恵みを受けています。東京で二番目に古い名刹・深大寺は「水の寺」とも呼ばれ、境内には4か所の湧き水があり、この水を使った仏事も行われます。調布には東京では珍しい農業高校の農場があり、湧き水を生かしたワサビの栽培やニジマスの養殖が行われ、豊かな自然を生かした部活動も行われています。湧き水の恵みとともに暮らす人たちに出会う旅です。

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