2016年10月02日 (日)

川辺の町で ふたたび ~茨城県 常総市~

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茨城県常総市を南北に貫く鬼怒川。去年9月の「関東・東北豪雨」では、堤防が決壊、市内に大きな被害をもたらしました。古くから何度も氾濫を繰り返してきた鬼怒川は、ウグイやオイカワにあゆ、それにエビなど生き物の宝庫でもあります。そして、その水は田んぼを潤し、おいしい米も育みます。鬼怒川の恵みに感謝し、水害を乗り越えて、川とともに生きようとする人々の姿を見つめます。


今回の放送内容

joso1.jpg夏から秋にかけての鬼怒川。人々は昔から、モエビやテナガエビなど川の恵みをいただいて生活してきました。ところが、去年の水害によって川の様子が激変。さらに今年は長雨による増水もあって、思うような漁ができなくなっています。つかの間の晴天となったある日、投網を持って川岸に降り立った渡辺実さん。濁流の中から引き上げた網の中に姿を現したのは、秋の訪れを告げる“ある魚”でした。


joso2.jpg江戸から明治にかけて鬼怒川を使った水運で発達した常総市。江戸へと米や酒などを送り、当時は「鬼怒川の水尽くるとも、その富の尽くることなし」とまで言われるほどの繁栄ぶりだったと言います。そんな水運によって常総に伝わったと言われる名物が「せんべい」です。鈴木信行さんと義人さんの親子が、大正創業のころから変わらない炭火で手焼きしたせんべいの味を今に伝えています。そんな老舗も水害によって一時、休業。鈴木さん親子は商店街仲間と支え合いながら、伝統の味を絶やすまいと奮闘しています。


joso3.jpg鬼怒川沿いにはおよそ4500ヘクタールもの美しい田んぼが広がります。江戸の昔から、関東有数の米どころとして知られる常総市。おいしい米を育むのも、栄養分豊かな鬼怒川の水です。しかし、多くの農家が去年、大切に育ててきたお米を収穫できずに終わりました。水害から1年、常総の大地は、黄金色に輝く稲穂で満たされました。つらい出来事を乗り越え、人々は収穫の喜びをかみしめています。みんなで支え合いながら、川とともに生きる暮らしがありました。


josoyamamoto.jpg旅人・山本哲也アナウンサーより

とにかくおいしかったのが、水海道名物の手焼きせんべい。鬼怒川沿いの田んぼでとれたコシヒカリを使った歯ごたえ十分、しょうゆの味がじわ~と広がるまた食べたくなるせんべい。はにかみ屋の息子さんが伝統を守ってきたおとうさんを支える、まじめなまじめなせんべいでした。鬼が怒る川と書いて鬼怒川、去年の豪雨のつめ跡はほとんど見られませんでしたが、たくましく暴れ川とつき合ってきた人たちのひたむきなくらしぶりに触れられた気がします。


常総市へのアクセス

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〈電車〉
つくばエクスプレス「秋葉原」駅→「守谷」駅で乗り換え→関東鉄道常総線「水海道」駅(約50分)

〈車〉
常磐自動車道「谷田部」ICから約20分


問い合わせ先

石下将門まつりなど観光情報について
常総市観光物産協会  0297―23―9088

投稿時間:13:39


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