【Q&A】股関節が悪い人の運動、スクワットについて

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先天性股関節脱臼(両足)です。左足は人工股関節が入っています。
骨粗しょう症予備群の診断を受け、現在、薬をのんでいます。骨粗しょう症には、ウォーキングや筋トレ、ジャンプなどが良いそうですが、私の場合、どこまでやっていいものか、わかりません。股関節が悪い人でもできる運動はありますか?
番組ではスクワットなども紹介していましたが、股関節に負担はないでしょうか?(58歳 女性)

専門家による回答

先天性股関節脱臼のある方や、変形性股関節症の方は、股関節周囲の筋肉が弱ると、痛みが強くなったり、病状(つまり、軟骨の減りや変形)が進行しやすくなったりします。強度の高い筋トレやジャンプは骨にはいいですが、問題を抱えた股関節には良くありません。
スクワットは、股関節への負荷が少なく、それでいて股関節周囲の筋肉を鍛えますので良い運動です。また、フィットネスジムなどで自転車をこいだり、水中歩行などの荷重がかからずに筋肉を使ったりする運動も、股関節には良いです。ただ、荷重しない運動は骨には効果がありません。
そう思うと、スクワットはベストに近い運動です。正しいやり方で行ってください。

(2017年3月7日(火)放送関連)

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