Q&A 胃食道逆流症

目次

胃食道逆流症のよくあるご質問
薬をのみ続けるしかないの?
薬をのむタイミングは?
寝るときの姿勢は?
食道裂孔ヘルニアはもう治らない?
腹筋鍛えた方がいい?

胃食道逆流症のよくあるご質問

薬をのみ続けるしかないの?

1年半前、胃カメラ検査で「食道裂孔ヘルニア」と診断されました。酸っぱさのこみ上げはありませんが、喉のつまり感や睡眠中の胃液逆流感があります。
発症時よりはよくなっている気はしますが、現在「H2ブロッカー」を処方され、症状に合わせて1日1回もしくは2回服用しています。この程度の症状なら手術はすべきでないでしょうか?(33歳 男性)
食道裂孔ヘルニアの程度にもよりますが、薬物療法でどうしても効果がない場合などに手術療法が選択されます。まずは、生活習慣や食事の改善を行うとともに最適な薬物療法をすることが勧められます。

薬をのむタイミングは?

逆流性食道炎の診断を受けて3年くらいプロトポンプ阻害薬を処方されています。プロントポンプ阻害薬を2種類変更した後に、ボノプラザンフマル酸塩10mg、さらに20mgに変更されています。潰瘍ができやすいこともあって就寝前に服薬しておりましたが、最近は明け方2時から4時くらいの間で胃が痛んで目が覚めることが多く、病院で胃カメラを施行してもらいました。
食道に多少のビランが見られましたが、胃と十二指腸にはとくに所見はないという診断でした。ボノプラザンフマル酸塩20 mgを朝と晩2回の処方を試してみましょうとの事で、食後に服用を始めました。まだ1週間程ですが、なかなか改善されません。
痛みが軽減されればと思って就寝前に牛乳を少し飲んだりしています。テレビのお話のように服薬は食前がいいでしょうか?ちなみに食事には注意しています。喫煙、アルコールの習慣はありません。胆汁の逆流などもあるのでしょうか?また別な検査が必要でしょうか?(67歳 女性)
ボノプラザンフマル酸塩20mgの朝、晩2回の服用は薬の量が多すぎると思われます。その状況でも胃の痛みが改善されていないようですので、胃酸以外の原因を考える必要があります。
ご指摘の胆汁やすい液の逆流以外にも、食道のけいれん、心因的なもの、食道や胃以外の心臓や肺、すい臓、胆のうなどの病気も考えられます。
心電図やレントゲン検査の他に腹部エコーやCT検査などを行い、ほかの病気が隠れていないか調べるとよいでしょう。

寝るときの姿勢は?

主治医から睡眠時に右を下にして寝ると胃酸が逆流しにくいので良いと言われました。しかしネットを見ると、左を下にして寝るほうが良いというのもあります。どちらが良いのでしょうか?(47歳 男性)
横になると重力の関係で、胃の内容物が食道に逆流しやすなります。その際、右を下にすると下部食道括約筋の圧が低下し、より逆流しやすくなるといわれています。どちらかというと左を下にしたほうが良いと思われます。
一般に寝るときの姿勢で逆流を減少させることが証明されているのは、枕を少し高くしたり、ベッドを少し起こして頭を高くして寝る姿勢です。

食道裂孔ヘルニアはもう治らない?

人間ドックの結果で、食道裂孔ヘルニアとの記載がありました。自分は猫背です。一度なってしまうと、もう治らないのでしょうか?ずっと胃酸が逆流しやすい状態のままなのでしょうか?(36歳 女性)
食道裂孔ヘルニアは、お腹の中の圧(腹圧)が高くなったり、下部食道括約筋の締め付ける力が弱まったりすると起こります。つまり腹圧を高めないためには、背筋を伸ばして姿勢を良くしたり、お腹をベルトなどで強く締め付けないようにしたり、内臓脂肪を落としたりすることが効果的です。
また下部食道括約筋の圧を弱める作用のある、一部の血圧の薬、脂肪分の多い食事や甘いものを控えることも有効です。ただし、ひどい食道裂孔ヘルニアは自然に治ることはありません。

腹筋鍛えた方がいい?

前かがみの姿勢が多い仕事をしていて胃食道逆流症のような症状を感じています。腹筋を鍛えたら大丈夫のような感じがしますが、いかがなものでしょうか?いずれ病院へ行こうとは考えていますが。(65歳 女性)
腹筋を鍛えるためにお腹に力を入れると、お腹の中の圧(腹圧)が上昇して逆流が増えてしまいます。しかし腹筋がしっかりしていると前かがみの姿勢などによるお腹の圧迫が内臓に伝わりにくくもなります。また腹筋を鍛えることで内臓脂肪が減ることも逆流予防には効果的です。
つまり腹筋を鍛えることはいいことだと思われますが、胃の中に食べ物などがたくさん入っている時には腹筋運動は控えるようにしましょう。

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