Q&A 加齢黄斑変性

目次

加齢黄斑変性のよくあるご質問
手術が不安
周りが揺れる症状の原因は?
前段階で食い止めるには?

加齢黄斑変性のよくあるご質問

手術が不安

3年前、左目に滲[しん]出型の加齢黄斑変性があることが判明し、3か月間隔で通院しております。最近、担当医から光線力学療法をすすめられており、何となく不安でどうすべきか迷っておりますので、ご教示ください。
私の場合、一般的によく言われる「加齢黄斑変性(滲出型)」の自覚症状は特にありません。黒い斑点はどこにもなく、左目は縦線が小さく一部曲がって見えるところがあります。(78歳 男性)
加齢黄斑変性(滲出型)の自覚症状は片方の目で見てみないと気づかないことが多いです。左目で見ると縦線が曲がって見えるということは、左目の黄斑部に何らかの異常があることが推測されます。それが加齢黄斑変性に起因するものか、他の原因によるものかは診察してみないと分かりません。
滲出型の治療の基本は、現状、抗VEGF薬の硝子体注射です。脳梗塞などの既往症があって、抗VEGF薬の使用が難しいなど、光線力学療法が有利となる病態もありますので、それについては担当医の先生とよくご相談ください。

周りが揺れる症状の原因は?

79歳の兄が加齢黄斑変性で、ほとんど見えなくなりました。
不自由ながら立ち上がる時や、最近は座っているときも周りが揺れるようで困っています。これは、加齢黄斑変性だけで起こる症状なのでしょうか。
眼圧や神経専門医でのMRI検査での異常は、ありません。(71歳 男性)
ほとんど見えなくなったのが両眼の場合、失明ですので、生活活動や行動範囲にかなり制限が生じます。片方の目だけですと、残る目がかなり見えている場合、慣れてくれば、かなりの生活範囲が維持できます。慣れるまでは、立体感などがなくなったために行動範囲に異常が生じます。
しかし、座っている時にも揺れて見えるというのは、目だけの原因で説明しにくい場合があり、内科の先生にも相談することをお勧めします。

前段階で食い止めるには?

加齢黄斑変性の前段階で、ドルーゼン(老廃物)がみられると言われました。
今後、加齢黄斑変性に移行しないよう注意すべき点を教えてください。(75歳 男性)
ドルーゼンは50歳以上になれば正常な方も約10%に見られるといわれます。遺伝的素因も影響します。ドルーゼンにも硬性ドルーゼン、軟性ドルーゼン、網状偽ドルーゼンなどの種類があり、黄斑変性症の前駆病変として経過観察が求められるのは、軟性ドルーゼンと網状偽ドルーゼンです。前駆病変のある人の場合、注意することは、危険因子である喫煙を中止すること、抗酸化作用のある食物(緑黄色野菜など)の摂取不足にならないことです。
家族歴や片方の目に加齢黄斑変性がある場合、黄斑変性予防のサプリメントの内服摂取、定期的な眼科の受診、線が曲がるなどの自覚症状が生じた際の早期の眼科受診などをお勧めします。

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