Q&A 無症候性脳梗塞

目次

無症候性脳梗塞のよくあるご質問
再検査の必要は?
低リスクなのに無症候性脳梗塞
必ず血管性認知症になる?

無症候性脳梗塞のよくあるご質問

再検査の必要は?

8年前、50歳の時、MRI検査を行い「無症候性脳梗塞」と診断されましたが、「特に問題なし」とのことで、それから何もしていません。
再検査を受けて、治療の要否を判断した方がよいのでしょうか?(58歳 男性)
現在の画像診断技術は8年前よりも進歩していますので、もし心配であれば、再検査を受けてみてはいかがでしょうか。
検査の際には、MRIの中でも、無症候性脳梗塞のような小さな脳梗塞の発見に優れている「T2強調画像」か「フレアー画像」の撮影を受けて再度確認していただくとよいでしょう。
これらの検査は、全国のほとんどの脳神経外科や神経内科で受けることができます。

低リスクなのに無症候性脳梗塞

人間ドックの結果がすべて良好なのに、脳ドックで無症候性脳梗塞と診断されました。無症候性脳梗塞のリスクはないようで高血圧・糖尿病・脂質異常症などはありません。
「原因がわからない」とのことで、何か気をつける点などあれば、教えてください。(53歳 女性)
検査結果を確認することはできないので明言はできませんが、指摘された異常所見は、もしかしたら、「血管周囲腔[くう]の拡大」の可能性があります。血管周囲腔の拡大とは、脳と血管の間に、自然に隙間ができて、そこに血液成分や髄液などの水分が貯留した状態です。通常、脳の萎縮などの老化で起こると考えられており、無症状のケースが多いといえます。画像診断上、無症候性脳梗塞ととても似ているため、これまでにも脳梗塞との鑑別が問題になることがありました。
血管周囲腔の拡大は、発見されたらすぐ治療を要するものではありません。ただ、将来の脳卒中の発症との関連が深いといわれていますので、脳卒中の危険因子(高血圧、糖尿病、過度の飲酒、喫煙など)があれば、その対処が必要なことがあります。
質問者の方は、脳卒中の危険因子は少ないと考えられますので、もし血管周囲腔の拡大であった場合でも、問題は少ないといってよいでしょう。

必ず血管性認知症になる?

私も無症候性脳梗塞と診断されています。30歳を過ぎたのをきっかけに、人間ドックのオプションで脳ドックを受診したことで、5つの穴があることがわかりました。
今は現状維持です。このことを知っている妻は、血管性認知症の話を聞いて不安に感じています。この無症候性脳梗塞は血管性認知症へ直結なのでしょうか?一番気になるところです。(40歳 男性)
『無症候性脳梗塞が必ず血管性認知症になる』というデータはありません。しかし、無症候性脳梗塞を起こす状態は、血管性認知症になるリスクが高いと言われています。
血管性認知症を起こさないためには、これ以上脳梗塞を増やさないことが大切です。糖尿病、脂質異常症などのいわゆる危険因子の管理を厳格に行なうことはいうまでもありませんが、中でも高血圧のコントロールがとても重要です。

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