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この年の出来事
8月の衆院選で政治主導を掲げた野党・民主党が圧勝。16年ぶりの政権交代で暮らしがどう変わるのか、党のキーマンの話から分析しました。辻井伸行さん、石川遼選手という若い世代の活躍や、アメリカ・オバマ新大統領の動向にも注目しました。

2009年 10月

新しい記録から見る
2009年10月29日(木)

“食”がいのちを救う

いつ、どこでも食べたいものが手に入る「飽食ニッポン」。しかし今、生きていく上で欠かせない営みであり、日々の喜びであるはずの”食べる”という行為が軽んじられる時代になっている。若者たちにとって、今や主食はスナック菓子やアイスクリーム。その結果、栄養不足に陥り、血液に異常を抱えるケースも増えている。さらに食べることに関心がなく、サプリメントで最低限の栄養さえ取ればいいと考 ...

2009年10月28日(水)

“自動車”激変 現場で何が

ハイブリッド車や電気自動車など、次々と登場するエコカー。その裏側で、自動車部品メーカーの倒産や廃業が後を絶たず、将来の展望が描けない状況に追い込まれている。次々と電子部品に置き換わり、従来の部品を必要としなくなっているのだ。大手部品メーカーは、金属加工部品ではなく、電子部品で生き残ることを選択。その下請け企業にも大きな影響を与えている。もう一つの脅威が中国。日本のお家 ...

2009年10月27日(火)

あなたの関節は大丈夫? ~ロコモティブシンドロームの脅威~

手すりにつかまらなくては階段を上れない、横断歩道を青の間に渡りきれない…。足腰の痛みなど自覚症状がほとんどない人も含め、骨や関節に問題を抱えている人が、全国でおよそ4700万人もいるということが、厚生労働省研究班の調査から明らかになった。原因は、ヒザや腰の関節を支える軟骨がすり減っていたこと。こうした運動器の障害はロコモティブシンドロームと呼ばれ、”寝たきり予備軍”と ...

2009年10月26日(月)

実現するか “夢”のがんワクチン

がん細胞を体の中の免疫システムを利用して攻撃する「がんワクチン」。手術・放射線・化学療法につぐ第4のがん治療法として注目されている。ワクチンを注射するだけでがんの増殖を抑え、臨床試験では余命数ヶ月と宣告された患者が2年以上も生存した例もある。国内ではすい臓がんのワクチンが臨床試験の最終段階に来ている。しかし、一方でその他のがんワクチンの臨床試験は進んでいないのが現状だ ...

2009年10月22日(木)

農業は再生できるか ~検証・戸別所得補償~

崖っぷちと言われて久しい日本農業。高齢化する一方の担い手、迫る貿易自由化。新政権はこれまでの農政を転換、すべての農家を対象に他産業並み所得を補償する”戸別所得補償制度”の導入を目指している。しかし、補償額の算定や耕作実態の確認など事務作業は膨大になると見られ、さらに、小規模農家の救済と産業としての農業の強化は両立しないのでは?など、多くの課題が指摘されている。番組では ...

2009年10月21日(水)

なぜ客が殺到? 激変 温泉旅館ビジネス

長引く不況で消費者の財布のヒモが固くなっている今、独自の戦略で人気を集めている温泉旅館やホテルが各地に現れている。ほとんどは宿泊代が1万円以下。しかし、安いだけでは満足できないという消費者の心も満たすため、特徴のあるサービスを導入しているのが特徴だ。効率化のため仲居や布団敷きはやめる一方、食事などに力を入れるところ。平日に客を呼び込むため「地元客」向けのサービスを導入 ...

2009年10月20日(火)

どうなる地方 新政権の“難題”

マニフェストの実現に向け、次々と政策を打ち出す鳩山新政権。今、その波紋が全国各地に広がっている。前原国土交通大臣は、国が直轄する48のダム事業について、原則として一時凍結すると発表。地方では、国の方針のもと長い議論を重ねてきたダム建設について、一転して「建設中止」を告げられ、大きな衝撃が広がっている。先週から今週にかけて、次々に地方自治体の首長や担当者が急遽上京し、前 ...

2009年10月19日(月)

石川遼18歳・急成長の秘密は

18歳になったばかりの石川遼選手の快進撃が止まらない。先々週行われた東海クラシックで劇的な逆転優勝を果たし、ここまで既に4勝。15日(木)から始まった国内最高峰のツアー「日本オープン」では2位。史上最年少の賞金王も視野に入ってきた。強さを支えるのは貪欲な向上心と吸収力。より完璧なスイングを目指し大会の直前に大胆にスイングを変えることもいとわない。バンカーショットやパタ ...

2009年10月15日(木)

“政治主導”で何が変わったか

政治主導”を掲げて動き始めた鳩山新政権。当面の最大の課題は、マニフェストで約束した政策を実現するための財源をいかに確保するかである。予算の骨格を決める「国家戦略室」と行政のムダに切り込む「行政刷新会議」を新設、10月15日には、各省から来年度予算案の概算要求が提出される見通しとなっている。鳩山新政権は”政治主導”の予算編成をどう実現するのか。番組は、鳩山新政権のキーマ ...

2009年10月14日(水)

コンビニ弁当 値下げ競争の舞台裏

「便利さ」を徹底的に追求してきたコンビニエンスストアは、次々と新商品やサービスを開拓し、これまで不況知らずの成長を続けてきた。しかし、今回の未曽有の不況の中、かつて経験したことがない苦境に立たされている。その最大の要因は、弁当や総菜の落ち込みだ。飲料や雑誌など一緒に他の商品を買ってもらえる弁当は、最大の”キラーコンテンツ”と言われていた。この売り上げ減少の背景にあるの ...

2009年10月13日(火)

オバマ“盟友” ルース新大使が語る

アメリカの新しい駐日大使として着任したジョン・ルース氏。去年の大統領選挙でオバマ大統領の誕生に向け、資金的な支援をしてきた熱心な後援者と言われる。シリコンバレーで有数の弁護士事務所の経営者から駐日大使へと転進したという、歴代の駐日大使にはない”異色の経歴”のルース氏は、日米関係でどのような橋渡し役となるのか。鳩山新政権の発足で日米間に横たわる様々な課題を国谷キャスター ...

2009年10月8日(木)

どうつきあう サプリメント ~明らかになる“健康被害”~

栄養を補助するものからダイエット向けのものまで、健康志向が高まる中、様々な種類が販売されているサプリメント。ところが、健康のためにととったはずのものが思わぬ形で健康を害するケースが出てきている。また、サプリメントが病気の治療に使う薬の効果を弱めてしまうこともわかってきた。こうした中、専門の知識をもった薬剤師などが消費者に指導するアドバイザーの資格を取って活動を始めたり ...

2009年10月7日(水)

“助けて”と言えない ~いま30代に何が~

今年4月、福岡県北九州市の住宅で39歳男性の遺体が発見された。男性は死の数日前から何も食べず、孤独死していたとみられる。しかし、男性は、困窮する自分の生活について、誰にも相談していなかった。いま、こうした命に危険を及ぼしかねない状況に陥っても、助けを求めない30代が増えている。彼らは「家族に迷惑をかけられない」「自分で仕事を見つけ、何とかする」と誰にも相談できずにいる ...

2009年10月6日(火)

“特許の怪物”日本企業を襲う

いま、“パテント・トロール(特許の怪物)”と呼ばれるアメリカ企業に、日本の大手メーカーが特許侵害で訴えられ、多額の和解金を支払わされる事態が相次ぎ、大きな脅威となっている。このパテント・トロールは、組織力、資金力において従来の”特許ゴロ”と大きく異なる。彼らは、メーカーがいずれ開発すると思われる次世代の製品・技術を、経済や科学技術の専門家チームで未来予測し、関連する特 ...

2009年10月5日(月)

公園がうるさい? ~急増する音のトラブル~

公園の「音」についての苦情が、各地の自治体に相次いでいる。 「子どものボール遊びの声がうるさい」、「お年寄りのラジオ体操の音が耳障りだ」、「池のカエルの鳴き声がやかましい」など、これまであまり問題にならなかった音が原因となっているのが特徴だ。 自治体では球技を禁止したり、警備員を巡回させたりしているが、苦情はなかなか減らない。それどころか、逆に公園で遊んでいた子どもや ...

2009年10月1日(木)

シリーズ 中国建国60年(2) “大国”への新戦略

中国建国60年を記念して行われる大規模な軍事パレードには、各国の元首が参列。内外に”アジアの大国”を印象づける場となる。その大国・中国に今アメリカが急接近。背景には2兆ドルを超えた世界一の中国の外貨準備がある。その6割は米国債などのドル建て資産だと言われ、景気刺激策の財源の多くを米国債で調達するオバマ政権にとっては、この中国からの借金に頼らざるを得ない状況なのだ。そし ...