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この年の出来事
熊本地震、イギリスEU離脱が国民投票で可決された年。オバマ大統領の広島初訪問を前に単独インタビューを行いました。外国人との共生をテーマにしたシリーズのほか、介護離職や若者・外国人など働き方をテーマにした番組を多く放送しました。

2016年 1月

新しい記録から見る
2016年1月28日(木)

“脱一人っ子”はしたけれど ~中国のジレンマ~

今月1日から、中国政府は30年以上続けてきた「一人っ子政策」を廃止し、2人の子どもを産むことを認めた。大きな政策転換の背景には、急速に進む少子高齢化や労働力人口の減少がある。一人っ子政策の「模範県」では、子どもが減少し、この10年で小学校が半減。製造現場などでは労働力不足が深刻になるなど、経済への影響が懸念されている。そうした中での政策転換に、期待が集まる一方で、その ...

2016年1月27日(水)

“副作用”がわからない? ~信頼できるワクチン行政とは~

新規ワクチンの導入に消極的だとして「ワクチン後進国」と指摘されてきた日本。ここ数年、迅速な導入を進めてきた。しかし、3年前に定期接種化された子宮頸がんワクチンを巡り、接種した人から“副作用”を訴える声が続出。国は接種勧奨を中止する事態となった。2年以上経った現在でも、勧奨を再開するのかどうか、判断できない状況となっている。見えてきたのが、ワクチン接種後に現れる症状を的 ...

2016年1月26日(火)

“廃炉時代”到来 積み残された課題

国内5基の老朽原発の廃炉が決まり、本格的な「廃炉時代」に突入する日本。これまで先送りにされてきた問題が顕在化している。廃炉で出る放射性廃棄物の処分場が決まっていないのだ。今年度から、浜岡原発1,2号機では、原子炉の周辺設備の解体作業に入る計画だが、放射性廃棄物の、敷地内での一時的な「保管」を表明。地元自治体から「処分場が未定では、将来も放置されるのではないか」と懸念す ...

2016年1月25日(月)

原節子 永遠に美しく

去年9月に95歳で亡くなった女優・原節子。戦前の名作「河内山宗俊」、ナチスドイツとの合作映画「新しき土」、そして戦後の黒澤・小津・木下・成瀬など巨匠たちとの目映いほどの作品群・・・。映画誌が数年ごとに行うオールタイムベストテンで度々、女優部門第一位を飾るなど、銀幕を去って50年以上がたってなお人々の心をとらえてきた。なぜ原節子は「伝説」であり続けるのか。ある映画研究者 ...

2016年1月21日(木)

内部告発者 知られざる苦悩

「化血研の薬剤不正製造」「東芝の不正会計」など、組織内で長年繰り返されてきた不正が、“内部告発”によって発覚する事件が相次いでいる。組織内部に隠れていた不正を表に出す内部告発は、国民の生命や利益を守り被害拡大を防止するための「公益通報」として、社会的意義が大きい。そのため、10年前に施行された「公益通報者保護法」では、通報を行った告発者に対し企業などが不利益を与えるこ ...

2016年1月20日(水)

ドーピングショック ~組織ぐるみの不正はなぜ~

去年11月に明らかになった、ロシア陸連による組織的なドーピング。ロシアの陸上選手は、当面、国際大会に出場できない事態となった。しかし、問題はさらに深刻な状況となってきた。今月14日、世界反ドーピング機構(WADA)の第三者委員会は、記者会見を開き新たな不正を明らかにした。ロシアによる組織的ドーピングを隠すために、国際陸連の幹部が賄賂を受け取っていたり、疑惑があることを ...

2016年1月19日(火)

“最期のとき”をどう決める~“終末期鎮静”めぐる葛藤~

いま、在宅で療養する末期のがん患者に、「終末期鎮静」という新たな医療が静かに広がっている。耐えがたい苦痛を取り除くために鎮静剤で意識を落とし、眠ったまま最期を迎えるというものだ。最新の調査では、在宅で亡くなったがん患者の7人に1人に行われていたことがわかった。自分の意志で、眠ったまま苦しむことなく死を迎える患者。その一方で、遺族の中には、「“終末期鎮静”に同意したこと ...

2016年1月18日(月)

検証 スキーバス事故

15日、長野県軽井沢町で起きた、スキーツアーバスの事故。多くの若者が犠牲となる、平成に入って最悪のバス事故となった。現場はゆるやかなカーブで、バスは反対車線のガードレールを乗り越えて、およそ3メートル下に転落して木に激突した。乗客が「バスがすごいスピードで右往左往していた」「やばい、やばいという叫び声が聞こえた」と証言するなど、事故直前に大きな異変が起きていたと見られ ...

2016年1月14日(木)

台湾と中国 揺れる“距離感”

今月16日に投票が行われる台湾の総統選挙。中国寄りの政策を進めてきた与党・国民党から、台湾の主体性を重視する野党・民進党への8年ぶりの政権交代の可能性が高まっている。背景には、国民党政権の中国との関係を強化する政策に対して、台湾の人たちの間に「このままでは中国にのみ込まれる」という不安感や、若い世代を中心に「中国人とは違う台湾人である」という意識が広がっていることがあ ...

2016年1月13日(水)

小さな島の大きな決断 ~地方創生の現場から~

“消滅”を回避し、自ら地域振興アイデアを絞り出せ-いま全国の自治体に、年度内を期限に総合戦略の策定が求められている。データに基づく人口ビジョンや具体的な雇用創出戦略が国に承認されれば、地方創生予算から助成を受けられる仕組みだ。現実には特効薬はなく「コンサルタント丸投げ案」も存在すると言われる中、新潟沖にある人口365人の孤島の挑戦が注目されている。新潟県粟島浦村(あわ ...

2016年1月12日(火)

“未来の紙”が世界を変える!? ~日本発・新素材の可能性~

日本が資源大国となる可能性を秘めた新素材の開発が進められている。セルロースナノファイバー(CNF)は紙の繊維をナノレベルまで細かくしたもので、鉄の5倍の強さと軽さをあわせ持つ。紙パルプから作られるため、森林が多く、紙産業の盛んな日本の強みを生かした産業になると期待されている。京都大学は自動車メーカーと手を組み、CNFで軽量化した車の実現を目指す。今後10兆円を超えると ...

2016年1月7日(木)

北朝鮮 突然の核実験はなぜ

北朝鮮が“水爆実験を行い成功した”と発表した。北朝鮮が核実験を実施したのはおよそ3年ぶり4回目だが、水爆の実験を行ったことを明らかにしたのは初めてだ。この時期に北朝鮮が実験に踏み切った背景には、どんな思惑があるのか?そして、東アジアの安全保障情勢に、今後どんな影響があるのか?番組では、北朝鮮の内部事情に詳しい亡命者や専門家などへのインタビューから、今回の“水爆実験”が ...

2016年1月5日(火)

シリーズ「新たな隣人たち」②どう受け入れますか?外国人労働者

シリーズ「新たな隣人たち」第2回は、労働の側面から、外国人との共生に何が必要かを考える。国内の外国人労働者数は、過去最高の78万7千人。中でもサービス・介護の分野では、様々な模索が始まっている。横浜市の介護福祉事業者経営会では、外国人ヘルパーに、専門のコーディネーターが、働き場所を紹介したり、働き方をアドバイスしたりといった支援を行っている。外国人の意見を積極的に取り ...

2016年1月4日(月)

シリーズ「新たな隣人たち」①どう接しますか?地域の外国人

フランスの同時テロ以降、異なる民族や宗教に寛容な「共生社会」が試練を迎えている。移民や難民を排除する排外主義が先進国を席巻しつつある。一方で海外からのインバウンド需要に沸く日本。観光だけでなく、今後は継続的な労働力受け入れが経済成長の鍵と言われるが、現実には戸惑いも広がる。世界に開く覚悟をどう考えるか、年頭の2回シリーズで考察する。一日目は、外国人との接点が増えた地域 ...