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この年の出来事
3月11日、東日本大震災を引き起こした国内観測史上最大M9.0の巨大地震が発生。発災直後から取材班が現地入りし、総力をあげて被害の全容と課題を伝え続けました。タイの大洪水や欧州金融不安がもたらす経済への影響も伝えました。

2011年 1月

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2011年1月31日(月)

小児がん 新たなリスク

子どもが亡くなる病気で最も多い小児がん。かつては不治の病とされていたが、医学の進歩によって、長期に生存できる子どもも増えている。しかし、命を取りとめても、抗がん剤や放射線に治療によって、成長後に「晩期合併症」と呼ばれる重い後遺症や障害を発症する実態が明らかになってきた。推計10万人といわれる小児がん経験者。厚生労働省が行った初の調査で、およそ半数が晩期合併症に苦しんで ...

2011年1月27日(木)

秋葉原の一番長い日 ~ホコ天再開ドキュメント~

連続殺傷事件から2年7ヶ月。秋葉原の歩行者天国が1月23日に試験的に再開された。長らく議論を続けてきた地域の関係者たちが選んだのは、地域住民が自らルールを定め、自らの手で、歩行者天国の安心・安全を守ることだった。公共空間での無差別殺人が頻発するなか、地元住民が参加する総勢100名をこえるパトロールは、全国的にも大きな注目を集めた。しかし、電気街、クールジャパンを代表す ...

2011年1月26日(水)

建築が人をつなぐ ~妹島和世・西沢立衛の挑戦~

フランスでルーブル美術館別館の建設が進んでいる。建築設計を担当したのは日本人の建築家。妹島和世さんと西沢立衛さんのユニット・ 「SANAA(サナア)」だ。去年、建築界のノーベル賞「プリツカー賞」を獲得するなど、世界から最も注目を集めている。彼らが創り出すのは「公園のような建築」。路地空間のある美術館や、室内が丘のように起伏する大学施設など、さまざまな仕掛けで人々の交 ...

2011年1月25日(火)

問われる“夢の医療” ~追いつめられる患者と財政~

いま、命を救うはずの夢の新薬によって、窮地に追い込まれる患者や家族が急増している。ここ数年、がん治療の最前線では、細胞中の分子をピンポイントで攻撃する「分子標的薬」が登場し、以前は助からなかった患者の延命治療が可能になるなど目覚ましい効果があがっている。しかし、薬には巨額の開発コストがかかるため、患者は一度使い始めたが最後、生涯、高額な薬代を負担し続けなければならず、 ...

2011年1月24日(月)

飛び出せ!“異能” ~日本の閉塞感を打ち破れ~

「閉塞」「萎縮」「内向き」…と言われる今の日本。そんな中、アイデアと技術で「日本から世界を変えよう」とする若者たちがいる。突出した才能がありながらも大企業などから排斥されたり、なじめず埋もれていた「異能」と呼ばれる人たちだ。世界中の人の脳をつないで未来の予測システムを開発する者、建物や人などのあらゆる情報がスケスケになる技術を開発する者…。一見突飛だが、これまでの延長 ...

2011年1月20日(木)

世代をつなぐ鉄道ブーム

「鉄道ファン」というと、以前は一部の熱狂的な男性がほとんどだったが、最近、鉄道を趣味とする人たちが性別を問わず幅広い層に広がっている。各地で開かれる時刻表の展示会や鉄道地図の勉強会には若い女性や中高年の姿が数多く見られ、週末にツアー客でいっぱいになるローカル線も少なくない。「鉄道を介して様々な世代と話せるのがいい」、「日常生活から離れて気持ちをリラックスできる」。鉄道 ...

2011年1月19日(水)

届かぬ支援 震災負傷者4万人

16年前の阪神・淡路大震災の時、発生した負傷者は4万3千8百人。しかし多大な犠牲者と復興の陰に隠れ、社会的な注目が集まらなかった。去年、兵庫県が、震災で負傷し、障害を負った人たち328人を対象に実態調査をしたところ、16年たった今も、苦しみを抱える人が数多くいることが分かってきた。大災害という異常事態の中、生活再建と治療を迫られ、支援も無く孤立してきた実態が浮き彫りと ...

2011年1月18日(火)

“都市鉱山”を狙え ~レアメタル争奪最前線~

携帯電話やデジカメ、電気自動車などの製造に欠かせない希少金属「レアメタル」。需要が拡大する中、産出国は中国やロシアなどに限られるため価格は高騰、資源小国の日本はその対策が急がれている。そんな中、注目が高まっているのが“都市鉱山”と呼ばれる使用済み製品からのリサイクルだ。ある試算によると、日本国内には世界の消費量の数年分にも匹敵する大量のレアメタルが“埋蔵”されていると ...

2011年1月17日(月)

“チャイナドリーム”追いかけて

「右肩下がりにはもううんざり」「中国にはチャンスがありそう」閉塞感が覆う日本を飛び出し、中国に向かう人が増えている。5万人の日本人が暮らす上海。日本人の中国での職探しを手伝うウエブサイトには毎月500件近くの求人情報が集まり、20代30代の若者が連日アクセスしている。不況で日本での職を失い、上海の広告会社で採用された28才の男性は「中国でのキャリアを将来の自分の武器に ...

2011年1月13日(木)

どうなる 菅政権 民主党・岡田幹事長に問う

支持率低迷、ねじれ国会への対応、小沢氏の国会招致問題などの課題に直面する菅政権。内閣改造・党役員人事が焦点となる中で1月13日に民主党大会が開かれる。2011年の政治はどう動くのか。そして山積する政策課題に政治はどう取り組むのか。菅政権を取り巻く状況を取材するとともに、スタジオでは民主党のキーマン・岡田幹事長にインタビュー。今後の政局に迫る。

2011年1月12日(水)

アンドロイド“人間らしさ”の追求

今、人間そっくりのロボット、アンドロイドの研究が日本で急速に進んでいる。自然な動き、喜怒哀楽などの感情表現。まるで“心”を持ったかのような存在感を持つロボットの開発をリードしてきたのは大阪大学の石黒浩教授、世界の「生きている天才100人」にも選ばれた研究者だ。石黒教授は去年、アンドロイドの実用化に向けて大きな一歩を踏み出した。アンドロイドの市販に踏み切ったのだ。医療の ...

2011年1月11日(火)

“ウーマノミクス(女性経済)”が日本を変える

頼みの輸出では新興国のライバルとの激しいコスト競争にさらされ、人口の減少によって国内消費も冷え込む日本経済。この閉塞感を打ち破り、企業や社会を活気づける大きなカギになると熱い注目を集めているのが、働く女性たちの活躍=“ウーマノミクス”(女性経済)だ。他の先進国に比べて、結婚や出産を機に仕事を辞めてしまう女性が非常に多く、“埋もれた資源”とも言われる日本の女性たち。女性 ...