クローズアップ現代 メニューへ移動 メインコンテンツへ移動
この年の出来事
新型コロナウイルスによる行動制限下でのアルコール依存やコロナ後遺症など、日常生活への影響を多数取材しました。8月には東京オリンピック・パラリンピックが開催。コロナ禍で安全安心な大会をどう実現するのか、責任者に問いました。

2021年 1月

新しい記録から見る
2021年1月28日(木)

健保が…病院経営が… 揺らぐ医療の土台

新型コロナウイルスの感染拡大で私たちにとって身近な医療の土台が揺らいでいる。一つは健康保険組合の危機。企業の経営悪化による収入減で解散が相次ぐ恐れも指摘されている。もう一つは医療機関の危機。患者の受診控えなどで多くの病院が赤字となり、医療サービスの縮小や廃業の動きも出てきている。社会全体がコロナ対応に追われる裏で医療に何が起きているのか。この先医療はどうあるべきなのか ...

2021年1月27日(水)

“コロナ失業” 職業訓練は雇用を救えるか

コロナ禍で失業者が増える中、再就職に向けて期待されるのが「職業訓練」。無料でキャリアアップにつながる職業スキルを習得できる制度である。意外と知られていなかったユニークな訓練や経済的なサポートなどメリットも紹介。一方で、訓練と企業ニーズとのミスマッチや非正規労働者の訓練中の生活サポートなどの課題も浮かび上がる。海外の事例などを通じ、コロナ後の社会を見すえた雇用の安定を実 ...

2021年1月26日(火)

コロナ禍・マネーに何が? “スマホマネー革命”

決済・融資・投資など、あらゆる金融サービスが手のひらで完結する「スマホマネー革命」が起きている。あるIT企業は、利用者のビッグデータをローンの与信管理に活用。コロナ禍で経済的に困窮する若者や個人事業主などにも利用が広がっている。また、キャッシュレス決済が進む中、たまったポイントを活用し、スマホで株式投資ができるアプリなども次々と登場している。さらにアメリカでは、若い世 ...

2021年1月21日(木)

バイデン新政権 なるか"脱トランプ流"

超大国アメリカの大統領として、そのかじ取りを担うことになったジョー・バイデン氏。前任のトランプ氏が掲げた自国第一主義と決別し、国際協調のもと新型ウイルスや温暖化などの難題に取り組むとともに、影響力を増す中国への対応に当たる。しかし、トランプ氏が根強い人気を維持するなか、新政権の政策には反発も予想され、前途は容易ではない。バイデン氏の戦略を知る要人、そしてトランプ氏の支 ...

2021年1月20日(水)

岐路に立つ居酒屋 雇用と日本型ビジネスの行方

コロナ禍、日本独自の文化を築いてきた「居酒屋」が、厳しい状況に追い込まれている。従来のビジネスモデルでは立ち行かず、業態転換が求められているのだ。ある居酒屋チェーンは、都心の店舗を閉鎖し、郊外店を家族向け焼き肉店に転換。ロボットを導入しスタッフ削減するなどスリム化も狙う。別のチェーンは、本格料理を家庭に届けるデリバリー専門店に転換、巣ごもり需要に狙いを定めた。劇的な変 ...

2021年1月19日(火)

与野党幹部に直撃 長引く苦境に政治は

緊急事態宣言を11都府県に拡大し、感染を抑え込みたいとする菅政権。内閣支持率が下落する中、政府与党のコロナ対応に国民の厳しい目が向けられている。一方、野党側は、政府の対策は後手に回っていると批判を強めているが、党への信頼をどう高めるのかが課題だ。政治がいま、果たすべき責任とは何か。そして、ことし必ず行われる衆議院選挙にどう臨むのか。与野党議員への独自取材、武田キャスタ ...

2021年1月14日(木)

守れる命が守れなくなってきた ~医療崩壊危機の最前線~

感染者の急増で、医療現場では1日1日と危機の度合いが深刻さを増している。コロナ中等症の患者を受け入れてきた各地の病院では、重症化した患者の転院先が見つからない事態が相次いでいる。重症患者の治療に追われ一般の救急医療に深刻な影響が出始めた病院や、重症患者を容態で優先順位を付け、選別して搬送せざるを得ないケースも出ている。緊急事態宣言下で広がる医療崩壊の危機から対策を考え ...

2021年1月13日(水)

ビッグデータで読み解く 新型コロナの“今後”

新型コロナウイルスの感染は今後どう広がるのか?ワクチンは拡大を抑えこめるか?それらを考える上で大きな手がかりとなるのが、人の動きや感染の発生状況などの情報を集積した「ビッグデータ」だ。自治体や企業などが公表する「感染がいつどこで起きたか」の情報をビッグデータ化し、今後の感染の広がりを読み解く研究が始まっている。一方、新型コロナウイルスの遺伝情報を集めたビッグデータを分 ...

2021年1月12日(火)

感染爆発をどう防ぐ? 最新の知見が示す「カギ」

1都3県を対象に出された緊急事態宣言。感染爆発を防ぐ「カギ」は何か、最新の研究や対策の現場から読み解く。人の接触をどれだけ減らせばいいのか?飲食などの店舗でリスクを下げるには?専門家のシミュレーションや実証実験を取材。さらに、イギリスを中心に猛威をふるい日本でも確認されている「変異株」についてどこまで何がわかっているのか、最新の知見を伝える。そして、“収束の切り札”と ...

2021年1月7日(木)

緊急事態宣言 雇用を守る現場の模索

「雇用の危機」が続く2021年、新たな雇用を生み出している現場がある。大阪市のお好み焼き専門店は「地方」進出で新たな客層をつかみ、社員5人だった福島県内のプラスチック部品メーカーは専門分野の異なる企業とM&Aをした結果、互いのノウハウを生かして新製品を生み出し、従業員数を6倍にまで増やしている。取材から見えてくるのは、社会の変化を的確に捉え、平時では思いつかなかった発 ...

2021年1月6日(水)

ある自衛隊員の自殺

今、札幌で1つの裁判が行われている。9年前に自殺で亡くなった自衛官・川島拓巳さん(当時19歳)の遺族が国に損害賠償を求めたものだ。自衛隊員の自殺は毎年60~100人。詳しい経緯を遺族が知ることができないケースも多く、川島さんの母・五月さんは「裁判しか、真相を知る方法がない」と話す。一方、自衛隊を取材すると、自殺対策に力を入れているものの、思うように効果が上がらない実態 ...

2021年1月5日(火)

コロナ重症者病棟 パンデミック下の年末年始

“第3波”の感染拡大が続く中で迎えた年末年始。最前線の重症者病棟がある医療現場では、異例の事態が続いていた。そもそも冬は急病患者も多く、例年医療態勢はひっ迫する傾向にある。年末年始は多くの人員を配置して対応するものの、綱渡りの状態が続いていた。そして連日のように行われる“看取り”。さらに、医療スタッフたちは、1年近くプライベートを制限しながら闘い続けている。先の見えな ...