新たなエネルギー “木くず”でCO2を減らせ
CO2削減が急務となる中、木くずを利用することで効果的に削減しようという動きが加速している。重油で自家発電していた工場が燃料を木くずから作る木質チップに転換したり、売電専門の「木質バイオマス発電所」も現れるなど、木くずの需要は急増。化石燃料と異なり、木質チップを燃やしても森が成長すれば再びCO2が吸収されるので、CO2排出ゼロと計算されるためだ。しかし昨今の住宅不況が ...
CO2削減が急務となる中、木くずを利用することで効果的に削減しようという動きが加速している。重油で自家発電していた工場が燃料を木くずから作る木質チップに転換したり、売電専門の「木質バイオマス発電所」も現れるなど、木くずの需要は急増。化石燃料と異なり、木質チップを燃やしても森が成長すれば再びCO2が吸収されるので、CO2排出ゼロと計算されるためだ。しかし昨今の住宅不況が ...
富士ハウス(静岡)、アーバンエステート(埼玉)など、全国で住宅メーカーの経営破綻が相次ぎ、マイホーム建築中の人々に被害が拡大している。注文住宅の建築では多くの場合、建築主が多額の建築費を前払いしているが、建売住宅やマンションなどのように前払い金を救済する法律が整っていない。このため、払った金は戻らず、残されるのはローンと家の土台や骨組み、まだ更地というケースも続出して ...
アメリカの自動車メーカー、ゼネラルモーターズが経営破たんの危機に立たされている。アメリカ政府は、5月いっぱいを再建計画提出の期限と決めており、GMは債権者や労働組合との交渉を続けているが難航している。仮に破綻すれば、部品メーカーが連鎖倒産し、アメリカの雇用に大きな影響が出ることが懸念されている。100年に一度の経済危機に直面するオバマ政権にとって、アメリカ経済をこれ以 ...
急速な経済成長を遂げてきた中国に、今、深刻な問題が浮上している。大学を卒業する学生が直面する、”超氷河期”ともいえる就職難である。中国政府の発表によると、去年大学を卒業した500万人のうち、就職できなかったのは144万人。全体の3割に上る。中国ではこの10年、大学進学希望者の急増を受けて「ビジネスになる」と判断した学校側が大学の数を大幅に増やしてきたが、その結果かつて ...
いま外食産業の間で激しい値下げ競争が繰り広げられている。牛丼330円、280円均一居酒屋、サラダ・デザート食べ放題で1050円のステーキハウス…。背景に有るのは、100年に一度の大不況のなか、かつてなく高まる消費者の安さを求める声だ。しかし、”激安”が恒常化するなか質の低下などが原因で、客離れに直面するなど、弊害も出始めている。そうしたなか、不況の中でも消費者を引きつ ...
検定ブームの火付け役となった日本漢字能力検定協会。その前理事長と副理事長の大久保親子が背任の疑いで逮捕された。協会は収益を社会に還元することが義務付けられている公益法人。にもかかわらず、検定料で潤う協会を“私物化”していたと指摘されている。逮捕前、取材に応じた大久保浩前副理事長は公益法人になったのはあくまで国の認定を得て、検定事業を拡大するためだったと語った。その思惑 ...
世界不況の影響で”売り手市場”が消えた就職戦線。去年より2割減の採用者数を前に、来春卒業予定の大学生たちが喘いでいる。派遣切りを目の当たりにした彼らが何より恐れているのは、非正規労働者になること。正社員の待遇を掴もうと、業界を問わず数十社の受験に奔走しているが、内定にはなかなか手が届かない。景気悪化に苦しむ企業の選考方法も厳しさを増す一方だ。求めるのは即戦力。優秀な社 ...
国内初の新型インフルエンザが神戸市で発生した。患者の高校生3人は海外渡航歴がないことから、人から人への感染が国内で進んでいる可能性も高い。神戸市では一部の学校の休校や、保育所や福祉施設の休所などを決めたが、長引けば市民生活への影響が大きいだけに、用意していた行動計画をどこまで遂行すべきか、難しい選択を迫られる。番組では、神戸市や市民の動きを追う一方、重症化しやすい基礎 ...
いよいよ5月21日に始まる裁判員制度。しかし裁判員として積極的に参加したいと考える国民はあまり多くないのが実態だ。番組では全国の裁判員候補者およそ120人に緊急アンケートを実施。何が壁となっているのか、市民参加の意義はどれくらい浸透しているのか、当事者たちの本音を探る。また長く陪審員制度を続けているアメリカを取材。負担の重さや誤判への不安と闘いながらも「市民が裁くのが ...
民主党の小沢代表が辞任を表明した。西松建設の政治献金をめぐる事件に関連して、党内から批判が出ていたことも踏まえ「政権交代の実現に向け、挙党一致の体制をより強固にするため」と会見で述べた小沢氏。なぜこの時期の辞任だったのか?今後、民主党はどうするのか?そして今回の事態を受けて与党自民党はどう動くのか? 解散・総選挙という政治決戦に向けて、さらに不透明となった今後の政局の ...
オリンピックなどの大舞台で、実力を発揮できる選手と出来ない選手の違いはどこにあるのか?それを、最新の脳科学から解明し、どうすれば本番に強くなれるのかを探る研究が、国内外で進んでいる。脳神経外科医の林成之医師は、選手が競技中に頭に思い浮かべる”一瞬の油断”や”不安な気持ち”などが、運動機能の低下に結びつくことを検証。北京五輪の前には、北島康介選手など日本の競泳陣に集中力 ...
9万人の犠牲者を出した四川大地震から1年。中国政府は、総額57兆円にのぼる景気刺激策の多くを被災地への支援にあてるとし、道路や学校、県庁舎建設などの復興作業が急ピッチで進んでいる。しかしその一方で、被災者の生活支援や住宅再建は思うように進まず、住民の間に不満が募りつつある。もともと被災地は産業が乏しく沿岸部への出稼ぎに頼ってきた地域。金融危機の影響で沿岸部での仕事を探 ...