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この年の出来事
8月の衆院選で政治主導を掲げた野党・民主党が圧勝。16年ぶりの政権交代で暮らしがどう変わるのか、党のキーマンの話から分析しました。辻井伸行さん、石川遼選手という若い世代の活躍や、アメリカ・オバマ新大統領の動向にも注目しました。

2009年 3月

新しい記録から見る
2009年3月31日(火)

生き残れ 日本製造業(2) 中国内陸に商機あり

日本企業が今後の成長のカギとしているのが、長期的に成長が見込まれる新興市場の開拓だ。そのひとつがアジア、とりわけ、従来は日本企業の進出がそれほど進んでいなかった中国内陸部の開拓。8%成長を維持するため、中国政府がおよそ57兆円の巨額の投資を行うと打ち出す中で、内陸部に重点的に配分すると見られている。この機会を捉え、マツダは内陸部の特に人口50万人規模の都市へのディーラ ...

2009年3月30日(月)

生き残れ 日本製造業(1) 自動車 大転換への模索

未曾有の危機に直面している日本経済。これほどまでに大きな打撃を受けているのは、輸出を成長の原動力にしてきた「自動車産業」に日本経済が大きく依存してきたからだ。日本の“デトロイト”を目指してきた九州北部。医療機器の製造など他の分野の生産を手がけていた会社がここ数年、こぞって自動車部品の製造に進出、巨額の投資を行ってきた。自動車メーカーが急激な減産を進めてきた結果、在庫は ...

2009年3月12日(木)

病院に行けない子どもたち

未曾有の経済危機の中、貧困の拡大が子どもの健康まで脅かそうとしている。国は去年10月、保険料を滞納し「無保険」状態に置かれている子どもが3万人以上にのぼると発表。救済策として、今年4月から、そうした中学生以下の子どもに対し、一律に保険証を発行する方針を打ち出した。しかし、それでも3割の医療費自己負担分が重く、病院に行けないままの子どもが相当数に上っていると見られる。そ ...

2009年3月11日(水)

貧しくて学べない

深刻な経済危機の中、家計が貧しいことで学校に通えなくなる子どもが急増している。愛知県の高校では、自動車関連の仕事に就いていた親達が次々と仕事を失い、中退を余儀なくされたり、授業料を払えず高校を続けられるか不安に揺れる生徒が相次いでいる。景気の悪化で顕在化した、”貧しくて学べない”子ども達。社会の格差が広がる中で、すでに深刻な状況となっている。埼玉県内の高校では、入学し ...

2009年3月10日(火)

“初めての派遣” ~ソマリア海賊対策・浜田大臣に問う~

3月中旬、浜田防衛大臣はアフリカ・ソマリア沖海上自衛隊を派遣する命令を下す。”海賊対策”という新たな領域に自衛隊は踏み出すことになる。政府は海賊対策のための「新法」を用意し、今国会中の成立を目指すとするが、まずは従来の自衛隊法にある「海上警備行動」での派遣命令となる。なぜ、防衛大臣自らが「応急措置」と語る海上警備行動による派遣なのか?ソマリア沖で自衛隊はどんな活動をす ...

2009年3月9日(月)

広がるか ワークシェアリング

深刻な景気低迷の中、雇用維持の手段として注目されているワークシェアリング。大企業でも導入の方針を打ち出すなど、じわじわと広がり始めている。しかし既にワークシェアリングを導入した企業では、大幅な減収で退職者が出るなど、様々な問題が続出している。そうした中、日本にも人生設計に合わせた多様な働き方ができるワークシェアリング(オランダ型)を実現した企業もある。3年以上の議論を ...

2009年3月5日(木)

揺らぐ“サラリーマン健保”

働く人の健康と医療を支える健康保険が大きく揺らいでいる。合わせて6600万人のサラリーマンとその家族が加入する「健保組合」と「協会けんぽ」が、不況と国の制度改正のダブルパンチで、かつてない危機に直面しているのだ。大企業がつくる「健保組合」では、新しい高齢者医療制度で多額の拠出金を求められ財政が逼迫、そこに不況の波が押し寄せ、解散に踏み切るところが相次いでいる。一方、中 ...

2009年3月4日(水)

追跡 地下空洞 ~突然の陥没が町を襲う~

家の庭に突然、深さ6mの穴が開く。家が傾き、車が落ちる。全国でこうした地面の陥没が相次いでいる。原因は、戦中戦後のエネルギー不足の時期に全国で盛んに掘られ、日本の復興を支えた石炭の一種”亜炭”。いま、地下に広がる廃坑が崩れ出し、陥没を繰り返しているのだ。かつて日本一の産地だった岐阜県御嵩町が調査したところ、町の住宅地の6割以上の地下には、廃坑が存在していることがわかっ ...

2009年3月3日(火)

なぜ死なせてしまったか ~“認認介護”の現場で~

いま、認知症の人が認知症の家族を介護する、「認認介護」と呼ばれる世帯が増えている。二人暮らしの夫婦が、ともに認知症になることで生活の維持が難しく、火の不始末や介護の放棄なども起きやすい。また、自ら助けを求めることが難しいため、危険が見過ごされがちなのが現状だ。富山県では仲の良い夫婦がともに認知症になり、悲しい事件が起きる。妻が夫を虐待し死なせてしまったのだ。多くの医療 ...

2009年3月2日(月)

“病院の実力”公開の波紋

今、全国の病院の水準を比較できる医療データに注目が集まっている。これは「どんな治療が行われたか」や「在院日数」、「再入院率」などがわかるデータで、6年前の医療費の「包括支払制度」開始に伴い、厚生労働省に提出が義務づけられたもの。このデータによって、これまで医師自身も知らなかった他病院の医療レベルと比較が可能になり、それを実力アップに活かすことができるようになったのだ。 ...