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この年の出来事
イスラム国による日本人人質事件やパリ同時テロについて緊急報告。雇用機会均等法から30年のシリーズでは、女性の働き方の変遷を伝えました。EUの難民問題、東京オリンピックの国立競技場建設やエンブレム問題についても報じました。

2015年 1月

新しい記録から見る
2015年1月29日(木)

詐欺カンパニー ~“普通の会社”があなたをだます~

いま、ごく普通の会社を装ったグループによる詐欺被害が相次いでいる。土地の売却手数料として13億円を騙し取ったとみられている大阪の会社は、不動産取引のための資格を取得。国内だけでなく、海外の不動産仲介サイトにまで物件を掲載していた。さらに、ビジネス街の一等地にオフォスを構え、急な来客にも対応。およそ5000人が被害にあったが、ほとんどは摘発まで被害にあったことに気付かな ...

2015年1月28日(水)

増える豪雪被害 ~温暖化の新たな脅威~

豪雪による被害が近年相次ぐ日本。先月、列島各地を襲った暴風雪ではあわせて5人が死亡した。去年2月の豪雪でも、26名が死亡、山梨などで都市機能が長期間まひする事態に陥った。こうした豪雪をもたらしたのは、日本付近で急速に発達する「爆弾低気圧」。ふだん雪がほとんど降らず、備えが手薄な太平洋側にも豪雪をもたらすため、被害が広がりやすいのが特徴だ。しかも温暖化による海水温の上昇 ...

2015年1月27日(火)

“いまを生きる”言葉 ~詩人・吉野弘の世界~

「正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい」-「祝婚歌」で知られる詩人・吉野弘さん(享年87)が亡くなって一年、いま静かなブームを呼んでいる。何げない日常や光景の中に、人間の弱さや優しさ、他者とかかわって生きることの意味をうたった吉野さんの詩は、これまでもドラマ「ふぞろいの林檎たち」(山田太一)のセリフに登場したり、ロックアーティスト・浜田省吾のアルバム中 ...

2015年1月26日(月)

ふるさと納税 ブームが問うものは

自分で選んだ自治体へ、実質的に住民税や所得税を移すことができる「ふるさと納税」制度。お礼に送られる和牛や魚介類などの“豪華な特典”が話題となり、今やその規模が急拡大、ブームともいうべき盛り上がりの中で年間の市民税を上回る“億単位の収入”をあげる自治体も次々と現れている。一方で特典内容の高額化がエスカレート、自治体間で人気とり競争、「税収」の奪い合いが生じるなど、行き過 ...

2015年1月22日(木)

なぜ日本人が標的に? ~「イスラム国」の真相~

イスラム過激派組織“イスラム国”が、72時間以内に身代金を支払わなければ、拘束している2人の日本人を殺害すると脅迫する映像がインターネットに公開された。今回、湯川遥菜さんとともに人質となった後藤健二さんは、中東やアフリカの紛争地に身を投じてきたフリージャーナリスト。難民や少年兵など、紛争の犠牲となる人々にカメラを向けてきた。現地の事情に詳しく、取材経験豊富な後藤さんが ...

2015年1月21日(水)

原油安ショック ~世界に広がる混乱~

急激な原油安が世界経済の不安定要素になる懸念が高まっている。去年末には、影響がエネルギー大国ロシアを直撃、通貨ルーブルが半年前と比べ対ドルで50%下落するなど、ロシア経済に深刻な影を落としている。さらに、影響はヨーロッパにも飛び火、ロシア向けの輸出の落ち込みや株式市場への波及など懸念が広がっている。今月5日には、ついに原油の先物価格が1バレル=50ドルを割り込み、世界 ...

2015年1月20日(火)

“無届け介護ハウス” 急増の背景に何が

今、全国で、行政に届け出されていない老人ホームが急増している。去年10月の時点で確認されているだけでも、全国で911、前年の2.3倍に上っている。「施設」と「在宅」を大きな柱に制度が設計されてきた介護保険制度。しかし、財源不足によって、特別養護老人ホームなどの施設の建設が限定される一方で、在宅でケアできず金銭的にも余裕のない高齢者が急増し、当初の想定は崩壊。行き場を失 ...

2015年1月19日(月)

野党はどう変わるか ~民主党 新代表選出~

国民の信頼を取り戻す第一歩にしたいと行われた民主党の代表選挙。「過去との決別」を訴えた細野豪志氏と「原点回帰」を訴えた岡田克也氏の決選投票となり、岡田氏が新しい代表に選出されました。今回の選択は党の再建につながるのか。代表選挙の動きを通して、自民党の1強多弱と言われる政治状況の中で野党のあり方について考えます。

2015年1月15日(木)

取り残される“働き盛り” ~阪神・淡路大震災20年~

阪神・淡路大震災から20年、NHKではこれまで継続的に行ってきた被災者・遺族へアンケートを改めて実施。寄せられた928の回答からは、20年経った今被災者が直面する現実が浮かび上がっている。震災当時“働き盛り”だった世代が、いま経済的な困窮に陥り、さらに“心の復興”も実感できずにいるのだ。当時、“働き盛り”世代は、自力で自宅や事業を再建することを求められた。定年前後の年 ...

2015年1月14日(水)

モノが運べない!?“物流危機”

日本の経済を支える大動脈「物流」。しかし今、消費地や取引先にモノが運べなくなったり、配達に遅れが出たりするなどの“物流危機”に陥る恐れが指摘されている。背景にあるのが7万人にのぼるとされるドライバー不足。ネットショッピングの拡大などで宅配荷物量が増加、即日配送などの「小口・多頻度」輸送が拡大し、それに欠かせない長距離ドライバーの不足がさらに加速する見通しとなっているた ...

2015年1月13日(火)

ヘイトスピーチを問う ~戦後70年 いま何が~

特定の人種や民族に対して差別や憎しみをあおるヘイトスピーチ。京都市の朝鮮学校に対して行われた街宣活動について「違法な人種差別にあたる」とする判決が、先月、確定した。去年8月には、国連の人種差別撤廃委員会が日本政府に法規制を勧告するなど、日本がヘイトスピーチとどう向き合っていくのか問われる事態に発展している。番組では、ヨーロッパの法規制をめぐる動きや歴史的な事例なども盛 ...

2015年1月8日(木)

不登校12万人のかげで ~広がる子どもの睡眠障害~

不登校の子どもが6年ぶりに増加し12万人に上ることがわかった。さらにこの文部科学省の調査によると、3人に1人は、不登校のきっかけが「睡眠など生活リズムの乱れ」だという。ゆとり教育からの揺り戻し、部活や塾の長時間化、ゲームやスマホの浸透など、ここ数年子どもを取り巻く環境が変化し、睡眠不足が深刻になっているのだ。「午前中から眠くて仕方がない」と答えた小学生は3割を超え、心 ...

2015年1月7日(水)

谷崎潤一郎の恋文 ~文豪が貫いた意志~

日本の近代文学を代表する作家・谷崎潤一郎(1886~1965)が亡くなって今年で半世紀。その知られざる素顔を語る大量の資料が見つかった。「細雪」のモデルで「創作の源泉・女神」と崇められた妻・松子らとの間で交わされた288通の手紙だ。谷崎研究の専門家は「超一級の資料。谷崎の伝記も書き直す必要がある」と語る。谷崎が40歳の時に出会った二人。互いに家庭があったが8年越しで恋 ...

2015年1月6日(火)

地方から日本を変える② 宝を生み出す“つながり力”

シリーズ「地方からが日本を変わる」。2回目は地方の中小企業同士が手を組み、企業がよみがえる現場から地方再生について考えていく。消費不況が続き、さらに円安による資材費の高騰などで苦境が伝えられる地方の中小企業。しかし、逆境の中でも独自の創意工夫でヒット商品を生み出し、高い収益をあげ、注目を集めているところがある。新潟県三条市にあるアウトドアメーカーは地場の技術を生かした ...

2015年1月5日(月)

地方から日本を変える① まちを潤す“にぎわい革命”

円安・株高により大企業を中心に業績の回復が進む一方で、その恩恵が届かず、人口減少に直面する地方。新年最初のクローズアップ現代は、逆境を打開しようと立ち上がった人々(=地方人)に注目。地方から日本が活力を取り戻す道を2回シリーズで探る。1回目は、人口増加や集客力アップに成功した地域の取り組みを伝える。島根県隠岐諸島にある海士町(あまちょう・人口2300)はこの10年で島 ...