【Q&A】ラクナ梗塞 必ず認知症になる?

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30歳を過ぎたのをきっかけに人間ドックを受けたところ5か所に脳梗塞があることがわかりました。これまで特になにか起きたわけではありませんが、血管性認知症の話を聞いた妻が不安に感じています。ラクナ梗塞は血管性認知症に直結するのでしょうか?一番気になるところです。(40歳 男性)

専門家による回答

小さな脳梗塞=ラクナ梗塞が多発して脳の血管が詰まると、脳の細胞に必要な、酸素や栄養が運ばれなくなります。すると、血管性認知症と呼ばれる認知機能に障害が起きてしまうことがあります。
認知機能に障害が起きると、覚えていられることと、覚えていられないことがある…といったように、記憶がまだらに出る「まだら認知症」と呼ばれる「記憶障害」が起きることがあります。

しかし、ラクナ梗塞があると必ず血管性認知症になる、というデータはありません。5つの梗塞があるとのことですが症状が出ていないのであれば問題ありません。この方よりも梗塞の数が多い人はいますが、問題なく過ごせている方も沢山いらっしゃいます。

ただし、リスクが高いことには違いありません。血管性認知症を起こさないためには、これ以上の脳梗塞を増やさないことが大切です。
もし、糖尿病、脂質異常症を合併している場合には治療薬によって管理を徹底することが大切です。中でも「高血圧」は血管の負担となりますので血圧のコントロールが重要です。血圧をコントロールするには塩分を控えるなどの食生活に配慮し、必要であれば血圧を下げる降圧薬をしっかり服用しましょう。
また、喫煙や、過度の飲酒の習慣があれば、改める必要があります。

(2019年5月7日(火)放送関連)

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