【Q&A】逆流性食道炎が改善しない 薬の量や別の病気の可能性について

更新日

逆流性食道炎の診断を受けて3年くらいプロトンポンプ阻害薬を処方されています。プロトンポンプ阻害薬を2種類変更した後に、ボノプラザンフマル酸塩10mg、さらに20mgに変更されています。潰瘍ができやすいこともあって就寝前に服薬しておりましたが、最近は明け方2時から4時くらいの間で胃が痛んで目が覚めることが多く、病院で胃カメラを施行してもらいました。
食道に多少のビランが見られましたが、胃と十二指腸にはとくに所見はないという診断でした。ボノプラザンフマル酸塩20mgを朝と晩2回の処方を試してみましょうとの事で、食後に服用を始めました。まだ1週間程ですが、なかなか改善されません。
痛みが軽減されればと思って就寝前に牛乳を少し飲んだりしています。テレビのお話のように服薬は食前がいいでしょうか?ちなみに食事には注意しています。喫煙、アルコールの習慣はありません。胆汁の逆流などもあるのでしょうか?また別な検査が必要でしょうか?(67歳 女性)

専門家による回答

ボノプラザンフマル酸塩20mgの朝、晩2回の服用は薬の量が多すぎると思われます。その状況でも胃の痛みが改善されていないようですので、胃酸以外の原因を考える必要があります。
ご指摘の胆汁やすい液の逆流以外にも、食道のけいれん、心因的なもの、食道や胃以外の心臓や肺、すい臓、胆のうなどの病気も考えられます。
心電図やレントゲン検査の他に腹部エコーやCT検査などを行い、ほかの病気が隠れていないか調べるとよいでしょう。

(2017年1月24日(火)放送関連)

関連する病気の記事一覧