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この年の出来事
京都大学の山中伸弥教授がノーベル生理学・医学賞を受賞。受賞直後の山中教授に受賞への思いと今後について聞きました。また、高速ツアーバス事故や笹子トンネル事故、気象災害、高齢社会を取り巻く医療の最前線などを伝えました。

2012年 9月

新しい記録から見る
2012年9月27日(木)

“ダブル党首選”2大政党はどこへ

“決められない政治”に対する国民の不満や怒りが高まる中で行われた民主・自民両党の党首選挙。民主党代表選挙では野田総理大臣は党分裂を招いた責任などを追及されたものの圧勝。党役員人事では党内融和を重視し、早期の衆議院の解散・総選挙に慎重な姿勢を示している輿石幹事長の続投を決めた。一方、自民党総裁選挙は決戦投票にもつれ込み、安倍元総理大臣が最も党員票を集めた石破前政務調査会 ...

2012年9月26日(水)

知らされなかった危険 ~胆管がん 相次ぐ死亡報告~

大阪の印刷会社で複数の従業員が化学物質の影響で胆管がんにかかり、死亡していた問題が発覚して4カ月。17年間で14人の発症と、7人の死亡が確認された。厚生労働省の緊急調査では、全国で少なくとも34人が胆管がんを患っていたことも分かった。欧米では20年以上前から危険な化学物質の管理と危険情報の公開を徹底してきたが、日本は大きく立ち遅れている。従業員は危険を知らされないまま ...

2012年9月25日(火)

ソーシャルゲーム 急成長のかげで

今や1000万人が利用しているといわれる携帯オンラインゲーム“ソーシャルゲーム”。今年5月、“コンプガチャ”と呼ばれるゲーム内の有料のくじを巡って、消費者庁は、高額な請求を受けるトラブルが相次いでいるとして規制に乗り出す方針を明らかにし、事態は沈静化したかにみえた。だが、今も多くの課題が残っている。背景には、利用者に利益をあげるためのゲーム会社の巧みな戦略があり、それ ...

2012年9月24日(月)

オスプレイ“沖縄配備”の深層

アメリカ海兵隊の普天間基地に配備が予定される米軍の新型輸送機・MV-22オスプレイ。今月9日に配備に反対する大規模な県民大会が開かれるなど地元の不信が高まる中、今月中にも沖縄に上陸すると見られている。今回、防衛省歴代幹部らへの取材などから、オスプレイ導入の経緯をめぐる新たな事実が明らかになった。番組では、負担を強いられ続ける現地・沖縄の動きとあわせて、オスプレイ配備が ...

2012年9月20日(木)

戦場の市民をみつめて ~山本美香さんのメッセージ~

先月、内戦中のシリアで銃弾に倒れたフリージャーナリスト・山本美香さん(享年45)。新聞記者だった父親の影響を受け、ジャーナリストを志し、16年にわたり紛争地を取材し続けた。600本を超える取材テープから見えてくるのは、戦場を取材しながら、徹底してそこで生きようとする市民にカメラを向けていたことだ。死の一週間前の映像にも、空爆を受けてなお、その地で暮らし続ける一家の食卓 ...

2012年9月18日(火)

激化する反日デモ ~中国とどう向き合うか~

日本政府が沖縄県の尖閣諸島を国有化したことに対して始まった中国の反日デモ。週末には中国各地の80を超す都市にまで広がり、一部の参加者が日系の流通チェーンや日本車を破壊するなど過激化している。日中国交正常化40年の中でも、かつてない事態であり、現地の日系企業の活動や日本人社会への影響が懸念されている。いま中国で何が起きているのか。そして、なぜこれほどまでに日中関係は悪化 ...

2012年9月13日(木)

どうしかる?どうほめる? 変わる社内コミュニケーション

部下の叱り方やほめ方を教える研修が全国各地で人気を集めている。若手とのつきあい方を見失った管理職が増えているためだ。上司が軽く注意したつもりでも、それが原因で会社を辞める若者が後を絶たず、厚生労働省の調べによると“パワハラ”に関する部下からの相談件数は、この10年で6倍に増加している。しかし一方で、“ほめる”だけの、厳しさのない職場では、人材が育たないと危惧する企業も ...

2012年9月12日(水)

リッチをねらえ ~富裕層ビジネス最前線~

今 “富裕層”をターゲットにしたビジネスに続々と企業が参入している。今年5月、JR九州は3泊4日で一人50万を超える超豪華寝台列車を来年秋に走らせると発表、博多大丸では頭から足の先まで、専門の担当が付きっきりで揃えてくれるエクセレントルームを始めて、大人気だ。実は、日本はアメリカに次いで世界で2番目に富裕層が多い金持ち大国(投資可能資産が約8000万円を超える人は18 ...

2012年9月11日(火)

原発避難解除はいつ 苦悩する町と住民

福島第一原発の事故から一年半、被災自治体の復興が壁に直面している。高線量で居住困難となるエリア(双葉町、浪江町等)では、「仮の町」への移住を掲げるが、いつになるか見通しは立たず、低線量で帰還可能とされたエリア(南相馬市、飯舘村等)でも、除染に不安を持つ若い世代が帰還を躊躇している。住民の心身は、他に例のないほど追い詰められている。こうした中、5年帰らない方針を4自治体 ...

2012年9月10日(月)

震災不明者を家族のもとへ ~密着“似顔絵”捜査~

2848人…東日本大震災の被害の甚大さを物語る行方不明者数。遺体が発見されても損傷が激しく、身元特定は日に日に難しくなっている。最も不明者の多い宮城県では県警本部が去年11月特別捜査班を設置、17人の捜査員が必死の作業を続けている。中でも効果を発揮しているのが「似顔絵」。ベテラン捜査官が生前の穏やかな表情を遺体から推定して描き公開したところ、次々に身元確認につながって ...

2012年9月6日(木)

タリバンとアメリカ 秘密協議の内幕

アメリカ同時多発テロから11年。アフガニスタンでは、2014年までにアメリカなど国際部隊の戦闘部隊が撤退することになっている。その後のアフガニスタンの治安はどうなるのか。アメリカはアフガニスタンの治安を安定させて「名誉ある撤退」を実現するために、密かにタリバンと接触して対話を始めた。この対話の内容が、今回実現したタリバンとアメリカ双方の交渉当事者へのインタビューから明 ...

2012年9月5日(水)

混迷シリア 見えない出口

強権的なアサド政権と反政府勢力の内戦状態に陥った中東シリア。戦闘の停止を目指した国連の努力は完全に行き詰まり、停戦監視団は撤退を余儀なくされた。現地での取材からは、アサド政権の打倒を狙う湾岸周辺国などと、存続を目指すイランやレバノンのシーア派組織「ヒズボラ」がそれぞれ武器の供与などを通して関与を深め、シリアを舞台に“代理戦争”を行っている実態が明らかになってきた。欧米 ...

2012年9月4日(火)

社長がいない 求む!グローバル時代の経営者

いま、日本企業の6割以上が、社長の後継者不足に悩んでいる。業績が黒字であるにも関わらず「社長が見つからない」という理由で廃業する企業は年間7万社。新聞広告で社長を募集する大手企業や、仲介業者に社長捜しを依頼する会社も多い。背景にあるのは急速なグローバル化。経営者にはめまぐるしく変化する海外戦略を臨機応変に立てられる手腕が必須だが、日本の企業風土では、求められる人材が育 ...

2012年9月3日(月)

津波火災 知られざる脅威

8月29日に発表された南海トラフでの被害想定。しかし、その想定に組み入れられていない重大なリスクがある。東日本大震災で131件も発生した「津波火災」だ。東日本震災の分析からは、防災関係者を驚かせる事実が浮かび上がってきた。安全であるはずの多くの避難場所が、津波火災に襲われやすいというのだ。津波火災が起きやすい場所もわかってきている。さらに、発火原因の調査からは「自動車 ...