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この年の出来事
京都大学の山中伸弥教授がノーベル生理学・医学賞を受賞。受賞直後の山中教授に受賞への思いと今後について聞きました。また、高速ツアーバス事故や笹子トンネル事故、気象災害、高齢社会を取り巻く医療の最前線などを伝えました。

2012年 7月

新しい記録から見る
2012年7月26日(木)

デモは社会を変えるか ~声をあげはじめた市民たち~

毎週金曜日、首相官邸前で「脱原発」を訴えるデモ。政治や社会運動とは無縁だった介護士や会社員がツイッターなどで呼びかけたところ、参加者が爆発的に増え、数万人規模にまで広がっている。政党や労働組合が組織的に動員する旧来型のデモと異なり、ネットなどで情報を得た個人が自発的に参加しているのが大きな特徴だ。子ども連れの主婦、仕事帰りの会社員、高齢者など多岐にわたる。さらにデモで ...

2012年7月25日(水)

水俣病“真の救済”はあるのか ~石牟礼道子が語る~

公害の原点と言われる水俣病。公式確認から56年、未だ被害の全貌すら明らかでなく、症状を訴えながら水俣病と認定されない“未認定患者”の救済は長く紛争の火種となってきた。国と熊本県の責任を認めた最高裁判決を受けて国はようやくこの問題の「最終解決」に向けて動き出した。210万円の一時金を支払うなどの救済策。その申請期限が7月末に迫っている。しかし「できうる限りの救済」をうた ...

2012年7月24日(火)

なぜ真実が分からない ~大津・生徒自殺 問われる調査~

警察が学校と教育委員会を捜査する異例の展開となった大津市の中学2年生自殺問題。学校の調査は原因究明に生かされていないとして、厳しい批判が起きている。実は自殺問題が各地で起きるたび、それぞれの学校は、事実関係を明らかにするよう求める遺族から、消極的だと批判されてきた。しかし、文部科学省が去年6月、自殺が起きた場合には、学校が速やかな対応を取り、場合によっては第三者委員会 ...

2012年7月23日(月)

“そこに自分の考えはあるか” 音楽評論家・吉田秀和の遺言

小林秀雄や加藤周一などと並び称され、小澤征爾や中村紘子といった世界的音楽家を育てた評論界の“最後の巨星”吉田秀和さんが98歳で亡くなった。日本に豊かな音楽文化を与えつつ、新鮮な視点で“自分で考えることの大切さ”を発信し続けた吉田さん。ユーモアと優しさあふれる評論の背景にあったのは、実は、戦災体験に根ざした、日本人の「大勢順応主義」への批判精神だった。世間に流されず、自 ...

2012年7月19日(木)

“世紀の発見”ヒッグス粒子

宇宙の成り立ちに欠かせないものとして、半世紀近く前にその存在が予言されながら、見つけることができなかった謎の素粒子「ヒッグス粒子」。日米欧などの国際的な研究グループが、巨大な「加速器」と呼ばれる実験装置を使って探し続けた結果、ついに、そのヒッグス粒子と見られる素粒子が見つかった。世界各国の科学者6千人の力を結集した巨大実験は、どのように行われたのか。日本の科学者を中心 ...

2012年7月18日(水)

警報は生かされたのか 九州北部豪雨災害

九州北部を襲った記録的な大雨、熊本県阿蘇市では大規模な土砂崩れなど発生し、23人が亡くなり2人が行方不明となっている。(17日現在)予測の難しい大雨からどのように身を守るのか。気象庁は今回初めて、わかりやすいフレーズを使って避難を促す試みを行った。こうした情報は自治体や住民にどのように伝わり、避難に結びついたのか。番組では被害の実態を探るとともに防災情報の役立て方を検 ...

2012年7月12日(木)

ゆがめられた株式市場 ~証券マンの告白~

巨額の損失を隠し続けてきた「オリンパス事件」と1000億円を超える年金資金を消失させた「AIJ事件」。去年から今年にかけて起きた2つの経済事件を探っていくと、同じルーツに突き当たった。80年代に規制緩和の波に乗って日本に上陸し、90年代に業界屈指の業績をあげていた、ある「外資系証券会社」だ。その「外資系証券会社」に、オリンパス事件の“指南役”として逮捕された証券会社元 ...

2012年7月11日(水)

密着!女性起業家1000万コンペ

日本政策投資銀行は去年から半年をかけ、全国の女性起業家を対象にした賞金1000万円の大規模なビジネスコンペを実施。今回そのコンペの舞台裏にカメラが入ることが特別に許可された。長引く不況からなかなか抜け出せない日本。その閉塞感を打破する起爆剤として、いま政府や経済界は『女性起業家』に注目している。既存のビジネスに革新をもたらし内需や雇用を拡大する可能性を持つとされる女性 ...

2012年7月10日(火)

年齢の壁を越えろ ~室伏広治 金メダルへの秘策~

ロンドン五輪で金メダルを狙うハンマー投げ、室伏広治、37歳。今、“年齢の壁”と戦っている。歳を重ねると共に、体が動かなくなり、疲労回復に時間がかかるようになった。ケガもし易くなった。この体でどうすれば世界の頂点に立てるのか。室伏は“用意周到な準備”をすることで、“年齢の壁”を乗り越えようとしている。6月の日本選手権を“模擬ロンドン五輪”と位置付け、当日の練習時間などを ...

2012年7月9日(月)

常識を超えろ ~男子マラソン ロンドン五輪への挑戦~

高速化が進む中、低迷する日本の男子マラソン。世界との差を縮めるための日本の選択が問われている。ロンドンオリンピックには藤原新、山本亮、中本健太郎の3人が挑戦するが、再生へのヒントとなるのが藤原の取り組みだ。藤原はこれまでの走りこみ重視の練習とは対照的なスピード重視の練習を重ね、日本人として4年3カ月ぶりに2時間7分台を記録。世界の強豪たちと渡り合える可能性を示した。ロ ...

2012年7月5日(木)

変わる“1秒の重み”

日本時間の7月1日午前9時に「うるう秒」が世界同時に挿入された。この「うるう秒」の存続をめぐって10年以上にわたる国際的議論が行われてきたことはあまり知られていない。背景にあるのは、一瞬と思える“1秒”が、高度に電子化されより高い効率やスピードを求める現代社会で非常に大きな重みを持つようになったという事実だ。株の自動取引では1秒に数万回もの売買が可能となり、技術開発の ...

2012年7月4日(水)

“密室”は開かれるのか ~検証・取り調べの可視化~

大阪地検特捜部の一連の不祥事を受け、検察改革の柱として、今、取り調べの様子を録音・録画する「可視化」が試行されている。今回、NHKは東京地検特捜部の取調室を撮影。さらに検察内部に長期間にわたってカメラを入れ、改革を迫られる検事たちに密着した。そこから見えてきたのは、録音・録画によって捜査力の低下を懸念する検事の本音や、逆に「記録する」ことを有利な証拠として受け入れてい ...

2012年7月3日(火)

“夢の医療”は実現するか ~iPS細胞 実用化前夜~

iPS細胞を使って人の組織を作り、移植により治療の難しい病気を治す。この“夢の再生医療”が現実になろうとしている。iPS細胞の「がん化」リスクを減らす培養方法が見つかったためだ。最も移植が早いと見られているのは、「加齢黄斑変性」という視力が失われる病気、日本に40万人の患者がいるとされる。患者のiPS細胞から網膜組織を作り出して移植するというものだ。また、難病患者から ...

2012年7月2日(月)

アイデアが世界を変える ~TED 究極のプレゼン~

聴衆の前に立ち、ビジネスや研究活動を通して得た“広める価値のあるアイデア”を18分以内で語るプレゼンイベント「TED」が世界的な人気を集めている。ビル・クリントン、ビル・ゲイツ、サンデル教授、ジェームズ・キャメロン監督… 名だたる著名人など8000人が参加。動画はネットで全世界に広がり、1千万回視聴されたものもある。5月末には日本で初めてのオーディションが行われ、ビジ ...