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この年の出来事
政治では、鳩山総理、小沢幹事長の辞任、経済ではJAL破たん、ギリシア発の欧州危機などを伝えました。4月、上海万博直前の中国の姿を、国谷裕子キャスターが3回シリーズで現地リポート。6月には温家宝首相へのインタビューも行いました。

2010年 9月

新しい記録から見る
2010年9月30日(木)

アメリカ 激化する“反移民”

アメリカで、経済を底辺から支えてきた1100万人に上るメキシコなどからの不法移民への対応をめぐり、ヒスパニック系などと白人保守層などとの対立が深まっている。西部アリゾナ州では、治安を守るためだとして不法移民の摘発を強化する州法を制定、オバマ政権が差し止めを求めて裁判に発展した。取り締まりが強まるなか、長年暮らしてきた不法移民たちは、強制送還されるのではないかと不安を募 ...

2010年9月29日(水)

“ネームロンダリング” 広がる闇

養子縁組を何度も繰り返すことで名前を変え、別人になりすまそうとする“ネームロンダリング”。大阪では、この手口を使い、交通事故の保険金詐欺を繰り返していたグループが逮捕された。いま、金融機関のブラックリストから外れたり、過去を消して人生をやり直したりする目的で、金銭を媒介に他人と養子縁組し、戸籍の名前を変える人が後を絶たない。全国の自治体窓口には、明らかに不自然な届け出 ...

2010年9月28日(火)

うまい安い珍しい “B級グルメ”が町を救う!?

全国の自治体の町おこし担当者などが注目するイベントが今月、神奈川県厚木市で開催された。安い・うまい・珍しいの三拍子が揃った“B級ご当地グルメ”のコンテストだ。この大会で上位に入賞すると、中心市街地の空洞化などに悩む町が活気づくという。建設した商業ビルの不振で大赤字を抱えていた岡山県津山市には、去年「津山ホルモンうどん」が3位に入賞したとたん、多くの観光客が訪れるように ...

2010年9月27日(月)

“うまいもん”を探せ!特産品ハンター

1パック2100円の「鳥取砂丘産らっきょう漬け」、1玉2200円の「岡山の桃・陽だまりの詩」…。今、地方特産の果物や野菜、海産物が、消費者の“プチ贅沢”志向に応える形で売り上げを伸ばし、デフレに苦しむ小売業と疲弊が続く地方、その双方から注目を集めている。その仕掛け人が、地域の埋もれた食材を掘り起こしスーパーなどに紹介する「特産品ハンター」だ。スーパー「成城石井」は、ハ ...

2010年9月16日(木)

異常気象はなぜ起きた

113年の観測史上、最も暑い夏となった今年。各地で熱中症による犠牲者が続出するなど、深刻な被害が相次ぎ、暑さは9月になっても続いている。“スーパー猛暑”とも言われるこの異常気象はなぜ起きたのか。最新の研究からその原因として浮かび上がってきたのは、世界中の海で起きた「海水温の上昇」と、北の空で起きた「偏西風の大蛇行」だ。それらが関わって、ロシアには猛暑を、そしてパキスタ ...

2010年9月15日(水)

日本一人負け? 円高の衝撃

日本経済を揺さぶる円高。背景には、リーマンショックから2年たち、世界の経済構造が大きく変わったことがある。欧米では景気低迷が長引き、雇用も深刻な状況に。さらに、緊縮財政を打ち出す中、頼れるのは「輸出だけ」となった。そこで起きたのが、各国の輸出にとって有利な「通貨引き下げ競争」といえる状況だ。いま、日本の製造業は、円高が進む中で急速に海外移転を進め、特に新興国でのビジネ ...

2010年9月13日(月)

ダークマター 見えない暗黒物質を探せ

いま日本をはじめ世界中の科学者たちが「ダークマター(暗黒物質)」と呼ばれる、奇妙な物質の発見にしのぎを削っている。なんと、長年科学が研究対象としてきた「物質」は、実は宇宙を形作る物質のごく一部に過ぎないという“薄気味悪い事実”が明らかになってきたというのだ。例えば、銀河の渦巻きの形も、この宇宙に私たちが知っている物質以外の見えない大量の物質がないと、どうしても説明でき ...

2010年9月9日(木)

大相撲 改革は進むのか ~放駒理事長に問う~

大相撲秋場所が9月12日から始まる。野球賭博問題など不祥事が相次いだ大相撲の再生は、新たに日本相撲協会のトップに就任した放駒理事長(元大関・魁傑)の手腕にかかっている。現役時代、誠実な人柄と真摯な土俵態度から“クリーン大関”と呼ばれた放駒理事長。就任早々難しい舵取りを迫られている。外部の有識者による「独立委員会」の提言を受け、伝統的な相撲協会の組織の改革をどこまで進め ...

2010年9月8日(水)

親と子が会えない ~増える離婚家庭のトラブル~

離婚後に子どもに会えなくなった父親や母親が、子どもに会うことを求めて紛争に至る事例がいま急増している。去年1年の「面会交流」をめぐる調停、審判の数は8000件を超え、この10年で3倍以上になっている。子どもに会えない親の淋しさや怒りだけでなく、子どもたちも、離れて暮らす親に会えないことで悩んでいる実態が浮かび上がっている。問題の背景として「会うことで子どもが悪影響を受 ...

2010年9月7日(火)

日本の森林が買われていく

この夏、北海道倶知安町の山林が香港企業によって密かに買収されていたことが判明。買収劇の周辺取材を進めると、日本の森林が外国資本の投資マネーの受け皿となっている状況がが明らかになってきた。さらに、日本では林業不振から山を手放したいという地主が増え、中国の投資家に山林を売り込むグループまで登場した。その一方で、日本では、土地の所有権が極端に強いため、外国人による森林の乱伐 ...

2010年9月6日(月)

奨学金が返せない ~若者たちの夢をどう支えるか~

今、奨学金の返済に苦しむ若者が急増している。大学の授業料が高騰し、返すべき奨学金の額が500万円を超えるケースもあるなか、正社員の職を得られない若者が増えているためだ。奨学金を貸している日本学生支援機構は一定の期間、返済を猶予する一方、期限を過ぎた若者たちに対しては取り立てを強化し、返済を求めて年間4000件以上の訴訟を起こしている。非正規の職をかけもちしても返しきれ ...

2010年9月2日(木)

“新たな災害” 熱中症の脅威

猛烈な暑さが続く日本列島。熱中症で病院に運ばれた人はこの夏、全国で4万人を超え、NHKの取材で死者は400人を超える事態となっている。なかでも深刻なのは、これまで被害が出るとは考えにくかった“夜間”に、“室内”で死亡する高齢者が続出していることだ。気密性が高い最近の住宅では、夜になっても温度が下がらず、就寝している間に命を落とす事実が浮かび上がっている。こうした中、猛 ...

2010年9月1日(水)

北朝鮮 後継者は登場するのか

9月上旬、北朝鮮で朝鮮労働党の中央委員を選出する「党代表者会」が開かれる。44年ぶり、過去わずか2度のみという“謎の大会”が、何故いま行われるのか?焦点は後継者問題。病に倒れたキム・ジョンイル総書記から三男ジョンウンへの体制固めが本格化すると見られている。北への潜入取材や消息筋の証言からは血縁重視の後継者体制が着々と進む様子が浮かび上がる。一方で先週、急遽“異例”の訪 ...