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この年の出来事
政治では、鳩山総理、小沢幹事長の辞任、経済ではJAL破たん、ギリシア発の欧州危機などを伝えました。4月、上海万博直前の中国の姿を、国谷裕子キャスターが3回シリーズで現地リポート。6月には温家宝首相へのインタビューも行いました。

2010年 5月

新しい記録から見る
2010年5月31日(月)

風の画家・中島潔 “いのち”を描く

日本画壇で異彩を放つ“風の画家”中島潔(67)。NHKみんなのうたなどで親しまれたノスタルジーあふれる童画にはじまり、源氏物語や詩人・金子みすゞの世界を描いた絵などで、国内だけでなく、海外でも高い評価・人気を誇る。その中島が、「生涯で最高の仕事」として取り組んできた46枚のふすま絵が完成。京都・清水寺の成就院で4月末、公開された。日本画の伝統とは無縁の画家が、1200 ...

2010年5月27日(木)

緊迫の朝鮮半島 ~韓国・外交トップに聞く~

乗組員46人が死亡した韓国哨戒艦の沈没事件。韓米などの合同調査団は北朝鮮の魚雷攻撃だったと結論、南北間の緊張が高まっている。韓国イ・ミョンバク大統領は北朝鮮が再び挑発を行った場合は軍事的な対応も辞さないと強調、さらに国連安保理に提起することを明らかにした。オバマ大統領も、韓国への支持を表明、テロ支援国家の再指定など対北朝鮮政策の見直しを指示した。その中で注目されるのが ...

2010年5月26日(水)

地方空港 明らかになる“危機”

日本航空が国内路線から大幅に撤退を決めるなど、厳しい状況にたたされる地方空港。そのほとんどが赤字で、総額は年間80億円近くにのぼることがわかってきた。地方空港の収支は、これまで実態が明らかにされてこなかった。先月、年間3億7000万円あまりの赤字が発表された秋田県の大館能代空港。国はこれまでの地方空港の財政支援を見直す方向で、大館能代空港の赤字は、10億円近くに膨らむ ...

2010年5月25日(火)

シベリア抑留 終わらない戦後

太平洋戦争終結後、57万人以上の人々が強制労働を強いられたシベリア抑留。酷寒や飢餓により少なくとも5万5千人が命を落としたとされるが、その多くが身元など死亡状況さえ不明のままだった。今回、ロシアで新資料が見つかり、戦後65年を経た今、ようやく遺族に抑留時における死の通告が行われ始めた。遺族にとってはようやく戦後の句読点を打てたという一方で、帰国した抑留者たちには、これ ...

2010年5月24日(月)

“ハイチのマザーテレサ” 83歳日本人女医の挑戦

死者22万人の大地震に襲われたハイチの人々が心待ちにする日本女性がいる。人呼んで「ハイチのマザーテレサ」、医師で修道女の須藤昭子さん83歳だ。失業率70%の貧困、治安悪化、政治の混乱が続くハイチで、30年以上医療支援を続けてきた。地震発生時は3年ぶりの帰国中で、先月ようやく現地に戻ることができた須藤さんに、同行取材。そこで直面したのは、想像を絶する被災の実態、そして、 ...

2010年5月20日(木)

“核なき世界” アメリカの思惑

アメリカのオバマ大統領による「核兵器なき世界へ」の理念が大きく問われる会議が、今月3日から28日までニューヨークで開かれている。5年に一度のNPT再検討会議。世界189ヶ国が集まり(1)核軍縮、(2)不拡散、(3)核の平和利用の分野で議論を行い、核の拡散防止、核廃絶への気運を国際社会レベルで高められるかが注目となっている。このロングラン会議を前にアメリカ政府は、ロシア ...

2010年5月19日(水)

スマートフォンの衝撃

ワンセグのテレビや赤外線通信などの機能を世界に先駆けて携帯電話に標準搭載してきた日本の携帯電話会社やメーカーに衝撃が走っている。アメリカから上陸した「スマートフォン」と呼ばれる全く新しいタイプの携帯電話が、勢力を急速に拡大しているためだ。インターネット上の膨大な情報をいつでもどこでも取り出すことができたり、楽器を演奏したり、新聞の全紙面を閲覧できたりする15万種類以上 ...

2010年5月18日(火)

広がる“においビジネス”

消費不況が続く中、従来の視覚や聴覚ではなく、嗅覚に訴えかけるビジネスに注目が高まっている。大手の航空会社や自動車メーカー、さらに、進学塾やパチンコ店まで、幅広い業種がにおいを活用して、イメージアップや販売促進を狙っているのだ。こうした“においビジネス”を可能にしたのは、記憶力を高めたり、禁煙を手助けする効果があるとされる“機能性アロマ”や、10時間以上も香りを長続きさ ...

2010年5月17日(月)

ギリシャ発 欧州危機の行方

人口わずか1000万エーゲ海の小国ギリシャの財政危機が、世界金融市場を激しく揺さぶっている。統一通貨ユーロの全面安だけでなく、今回のユーロ危機は世界同時株安まで引き起こした。ユーロ圏防衛のための89兆円にのぼるEUの大規模支援策決定などで株式市場の混乱はひとまず収まったが、ギリシャ財政立て直しへの懸念、ポルトガルなど他の財政赤字を抱える国の存在、また大規模支援を行う側 ...

2010年5月13日(木)

大人も“かわいい!”

この春、おしゃれのキーワードは「大人かわいい」。「大人かわいい」とは、大人になっても女の子らしさを追い求めること。とくに30代前後の「アラサー世代」を中心に圧倒的な支持を集め、街には10代が好みそうな花柄のワンピースやヒラヒラしたスカートを身にまとった30代女性の姿が目立つ。「大人かわいい」をテーマにした雑誌「SWEET」は、出版不況の中、100万部を記録。モデルの大 ...

2010年5月12日(水)

検証 もんじゅ運転再開

ナトリウム漏れ事故を起こし運転を停止していた高速増殖炉「もんじゅ」。その14年5か月ぶりの運転再開に世界の注目が集まっている。かつて、技術的な困難さや高コストなどを理由に世界の多くの国が開発から撤退した高速増殖炉だが、エネルギー資源の争奪戦が激化する中、ウランを有効利用でき放射性廃棄物の削減にもつながるとして、再び関心が高まっているのだ。一方で、その開発の中核を担う「 ...

2010年5月11日(火)

“文明の遺産”めぐる攻防

先月、エジプトの首都カイロに、中国、インド、シリアなど文明発祥地の国々を中心に25カ国が結集し、海外に流出した文化遺産の返還を話し合う初めての国際会議が開かれた。大英博物館所蔵のロゼッタ・ストーンや、ルーブル美術館が所蔵する古代エジプト時代の貴重な天文図など、主に帝国主義の時代に西欧諸国に持ち出された文化財を、一致団結して取り戻すことを決議した。背景には、「原産国」が ...

2010年5月10日(月)

アフリカ変える “チーター世代”

植民地支配から独立して50年。アフリカが今、世界経済を牽引する「新興パワー」として急成長を遂げている。しかし、その原動力になっているのは天然資源を狙う中国やインド、欧米からの「外資マネー」。社会で格差が拡大し、アフリカでは「第二の植民地化」を危惧する声も上がり始めている。そんな中、チーターのようなスピードで変革を目指す新世代のアフリカ人、「チーター世代」が活発に動きは ...