113年の観測史上、最も暑い夏となった今年。各地で熱中症による犠牲者が続出するなど、深刻な被害が相次ぎ、暑さは9月になっても続いている。“スーパー猛暑”とも言われるこの異常気象はなぜ起きたのか。最新の研究からその原因として浮かび上がってきたのは、世界中の海で起きた「海水温の上昇」と、北の空で起きた「偏西風の大蛇行」だ。それらが関わって、ロシアには猛暑を、そしてパキスタンや中国には大洪水をもたらすなど、世界各地で被害を出していたことも明らかになってきた。日本を襲った“スーパー猛暑”の原因を徹底分析し、地球規模で起きている海と空の異変に迫る。
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