どうなる郵政 “見直し”のゆくえ
「郵政民営化」の大幅な見直しを進めてきた民主党政権は、今月にも、新たな法案の骨格をまとめる。完全民営化をめざした小泉路線を転換し、政府が関与する公的な企業として、全国一律のサービス提供を義務づける事などを柱としたものだ。いわば、「地方に優しい郵政」へ転換することにしたのだ。しかし、過疎地でのサービス維持がコストの増大になる、また政府の関与によって民業圧迫になるなど、批 ...
「郵政民営化」の大幅な見直しを進めてきた民主党政権は、今月にも、新たな法案の骨格をまとめる。完全民営化をめざした小泉路線を転換し、政府が関与する公的な企業として、全国一律のサービス提供を義務づける事などを柱としたものだ。いわば、「地方に優しい郵政」へ転換することにしたのだ。しかし、過疎地でのサービス維持がコストの増大になる、また政府の関与によって民業圧迫になるなど、批 ...
今、高校生たちが厳しい就職難に直面している。求人数が前の年のおよそ半分に激減し、内定率の下げ幅は過去最大を記録(昨年11月末現在)。生徒たちは「働きたくても働けない」状況に陥っている。求人の「質」も変化している。なかには定期昇給がないうえに、健康保険や失業保険にも加入できない「名ばかり正社員」とも言える求人まで現れている。内定を得られず、働くことの意欲を失ってしまう生 ...
バンクーバーシリーズ2日目は、スキー・フリースタイル、モーグルの上村愛子選手。18歳で出場した長野五輪から12年、4回目となる今大会で、上村選手は悲願のメダルを目指す。前回トリノ大会では、エアの大技を決めたにもかかわらず、ターンの点が伸び悩み5位に終わった。その悔しさをバネに、上村選手は、コブの中を速く正確に滑り降りるターンの技術を徹底的に磨き、昨年の世界選手権で優勝 ...
2月13日から開幕するバンクーバー五輪。2回シリーズで、メダルの期待がかかる日本選手たちを追う。1回目は、日本の”お家芸”といわれてきた、スピードスケート男子500メートルの長島圭一郎選手と加藤条治選手。「天才肌・加藤」「努力家・長島」と並び称され、しのぎを削ってきた二人。長島は”世界で最も美しい”といわれるフォームを完成させ、加藤は、後半の追い上げに著しい進歩を見せ ...
国民の食を支える農地が今急速に減少している。その大きな要因として、農家が耕作を行わない「耕作放棄地」と、宅地や商業施設など農地以外の用途に地目を変更する「農地転用」がある。耕作放棄地の面積はこの10年で1.6倍に増加し、今や埼玉県の面積ほどに達している。耕作放棄の背景には、農家の高齢化や農業の低収益性の他、相続で受け継いだものの農家を継がずに村を出る「不在地主」が耕作 ...
今、都市部のお年寄りの食卓に異変が起きている。景気低迷により中小のスーパーが次々と閉店。高齢者の買い物環境が悪化し、肉や野菜、魚、果物など、生鮮食品をほとんど摂ることができない”フードデザート(食の砂漠)”が広がっていると言う。ある大学の調査では、こうした地域に住むお年寄りの2人に1人が「栄養不足」であるという。調査に参加した専門家は、高齢者の慢性的な栄養不足は、老化 ...