クローズアップ現代 メニューへ移動 メインコンテンツへ移動
この年の出来事
政治では、鳩山総理、小沢幹事長の辞任、経済ではJAL破たん、ギリシア発の欧州危機などを伝えました。4月、上海万博直前の中国の姿を、国谷裕子キャスターが3回シリーズで現地リポート。6月には温家宝首相へのインタビューも行いました。

2010年 6月

新しい記録から見る
2010年6月30日(水)

オープンスカイの衝撃

ソウル往復1万5千円、台北1万2千円・・・。今、日本と海外を結ぶ空の便で、運賃の価格破壊が進行。飛行機を“バス感覚”で利用する人が増え続けている。背景にあるのが「オープンスカイ」と呼ばれる空の新ルール。航空運賃や路線の規制を撤廃し、原則自由化しようというものだ。欧米に立ち後れていた日本は2年前、アジア各国とのオープンスカイに踏み切り、韓国やタイの格安航空会社が雪崩を打 ...

2010年6月29日(火)

急成長 アジアマネーを取り込め

高成長を続けるアジアの金融市場に集まる世界のマネー。今、このアジア・マネーに日本の企業が新たな活路を求める動きが加速している。日本の金融市場が伸び悩む中、証券会社では日本の企業を相手にしてきたビジネスモデルを変え、アジアの企業を対象にしたビジネスに乗り出した。野村證券では、香港を拠点に、大型インフラ開発が相次ぎ世界の投資家から資金が流入するインドなどでのビジネス獲得を ...

2010年6月28日(月)

大相撲 “存亡の危機”

次々と明らかになった大相撲の力士や親方が野球賭博をしていた問題。武蔵川理事長は「協会設立以来の大変な危機」と謝罪し、現在外部の有識者で作る調査委員会によって実態調査が進められている。文部科学省も、来月の名古屋場所について「開催は前提ではない」と、調査の行方を見守る姿勢を示している。一方で、警視庁が問題視しているのは、野球賭博の背後にいる暴力団との関係。今回、闇社会への ...

2010年6月23日(水)

「誤診」される認知症

患者数は200万人以上に達し、急増する認知症。しかし診断が正確に行われず、適切な治療や介護を受けられない患者が多数いることが明らかになってきた。これまで認知症はアルツハイマー病や脳卒中など少数の病気が原因で起きていると考えられていたが、研究が進むにつれ70種類以上もあり、原因ごとに適切な対応をすれば、症状を改善させられるケースが多いことも分かってきた。しかし認知症の場 ...

2010年6月22日(火)

解決なるか? クジラをめぐる対立

20年以上にわたって不毛な対立が続いてきたクジラ問題に大きな変化が訪れようとしている。今月21日から始まるIWC国際捕鯨委員会(モロッコ)で、捕鯨国・反捕鯨国の双方に妥協を促す議長提案が示されたのだ。ところが、その受け入れは、日本にとっては念願の沿岸捕鯨が復活する一方で南氷洋捕鯨は大幅な縮小となり、苦渋の選択を迫るもの。反捕鯨国にとっても、クジラ絶対保護の立場の変更を ...

2010年6月10日(木)

傷だらけの帰還 探査機はやぶさの大航海

7年の宇宙の旅を終え、6月13日、地球に帰ってくる日本の小惑星探査機「はやぶさ」に注目が集まっている。小惑星・イトカワの岩石を持ち帰れば史上初の快挙だが、それ以上に人々を惹きつけているのは、想定外のトラブルを乗り越えてきた「はやぶさ」と、地球から支え続けた日本の技術者たちの決してあきらめない姿である。4つあるエンジンのすべてが正常に作動しなくなると、壊れたエンジン同士 ...

2010年6月9日(水)

イラク戦争を問う ~英国・検証の波紋~

イラク戦争から7年。なぜ戦争に踏み切ったのか。どのような意思決定がなされたのか。戦争に至るプロセスの検証を求める声が日本や世界各地で出始めている。こうしたなかイギリスでは、去年から徹底的な検証が始まっている。独立調査委員会によるこの検証では、これまで機密とされてきた政府の文書が公開され、ブレア元首相をはじめ、意思決定を行った当事者80人以上に対する公開の聞き取り調査が ...

2010年6月7日(月)

検証・口てい疫

宮崎県で大規模な感染が広がっている家畜伝染病「口てい疫」。近隣の台湾や韓国をはじめ、イギリス、アフリカなど世界各地で以前から被害が起きている。対応が遅れた台湾では、主要産業の畜産業に壊滅的な打撃を与えた。2001年に「世界最大の被害」を出したイギリスでは、その教訓から、口てい疫の疑いが生じると、即、「国家の危機」として対応することにした。2007年に被害が出たときは、 ...

2010年6月3日(木)

鳩山・小沢辞任 政治はどこへ

普天間基地の移設問題で迷走を続けてきた鳩山総理大臣。政治とカネの問題で進退を問われつづけてきた民主党小沢幹事長と共に、その職を辞すことを表明した。去年夏の政権交代から8か月。1年ごとに総理大臣が替わる自民党政権を批判し続けてきた鳩山さんは結局、同じ轍を踏むことになった。深刻な政治不信を招きかねないこの事態はなぜ起きたのか。鳩山総理はなぜ辞任の道を選んだのか。政治家たち ...