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この年の出来事
政治では、鳩山総理、小沢幹事長の辞任、経済ではJAL破たん、ギリシア発の欧州危機などを伝えました。4月、上海万博直前の中国の姿を、国谷裕子キャスターが3回シリーズで現地リポート。6月には温家宝首相へのインタビューも行いました。

2010年 12月

新しい記録から見る
2010年12月16日(木)

「断捨離(だんしゃり)」 人生の大そうじをする人々

今、「断捨離」という考え方が注目されている。ヨガの「断業」、「捨行」、「離行」という考え方を応用、不要なモノを断ち、捨てることで、モノへの執着から離れ、身軽で快適な生活を手に入れようというものだ。10年ほど前、金沢市に住む主婦が提唱し、ブログを通して広がった。断捨離は、単なる整理術ではない。身の回りをスッキリさせることで、心の混乱も整理し、前向きな自分に生まれ変わりた ...

2010年12月15日(水)

“貧困層ビジネス” グラミン戦略の光と影

国内市場が飽和状態に陥り、景気低迷が長引く中、新たな市場としてBOP(Base of the Economic Pyramid)層と呼ばれる途上国の貧困層に注目が集まっている。そんな“最貧国ビジネス”の壮大な実験場となっているのがバングラデシュ。世界中の企業が参入、日本企業の進出も始まった。そうしたビジネスを支援しているのが、無担保少額融資で知られ、ノーベル平和賞を受 ...

2010年12月14日(火)

胎児エコー検査 進歩の波紋

ほとんどの妊婦が受けているエコー検査。ここ10年ほどで解像度が著しく向上し、心臓疾患や染色体異常などの発見率が大きく上昇。妊婦が告知されてパニックに陥るケースが相次ぎ、中絶する例もある。医師の間からも、異常が見つかることもあることを、検査前に妊婦に説明すべきだという声があるが、繁忙な産婦人科医は妊婦とじっくり話す余裕がないのが現状だという。ある病院では、医師が看護師や ...

2010年12月13日(月)

笑って考える!?イグ・ノーベル賞

ノーベル賞授賞式に先立ち、アメリカで「イグ・ノーベル賞」の授賞式が行われた。これは「人々を笑わせ、そして考えさせる研究」に対して贈られるもので、1991年に始まってから、日本の多くの研究が受賞している。今年、公立はこだて未来大学教授の中垣俊之さんが「粘菌」を使った研究で二度目の受賞となった。中垣さんの研究は単細胞生物の粘菌に迷路を解かせるなど、ユニークさが目立つ研究だ ...

2010年12月9日(木)

“再虐待”子どもたちを守れるか

子どもへの虐待を禁じた「児童虐待防止法」が施行されて今年で10年になる。社会の児童虐待に関する高まりと共に、児童相談所に寄せられる相談件数も増加の一途をたどり、昨年度は4万4千件を超えている。こうしたなか、いま深刻な問題になっているのが、いったん児童相談所で保護し、親への指導などを行った後に、再び子どもが虐待される「再虐待」が増えていることだ。NHKでは全国すべての児 ...

2010年12月8日(水)

ある少女の選択 ~“延命”生と死のはざまで~

腎臓の「人工透析」30万人。口ではなくチューブで胃から栄養をとる「胃ろう(経管栄養)」40万人。そして、人工呼吸器の使用者3万人。「延命治療」の発達で、重い病気や障害があっても、生きられる命が増えている。しかしその一方、「延命治療」は必ずしも患者の「生」を豊かなものにしていないのではないかという疑問や葛藤が、患者や家族・医師たちの間に広がりつつある。田嶋華子さん(享年 ...

2010年12月7日(火)

解消できるか“デバイスラグ” ~遅れる日本の医療機器~

超小型の補助人工心臓、糖尿病用インシュリン自動注入器(コードレス型)…欧米では当たり前に使われている先端医療機器が日本では承認が遅れるなどして、使えないというケースが相次いでいる。これは「デバイスラグ」と呼ばれ、平均でアメリカが1.2年なのに対し、日本は2.9年というのが現状だ。「デバイスラグ」の背景には、工学系の専門知識を備えた審査官が育っていないことや、技術革新に ...

2010年12月6日(月)

ワクチンが打てない ~遅れる日本の予防接種~

海外では全ての子どもに無料でうつのが当たり前のワクチンが日本では使えない、数万円の費用が壁となり接種率が上がらない、など、日本の予防接種は他の先進国より20年遅れていると言われている。このためポリオにかかって手足がマヒしたり、肺炎球菌やヒブに髄膜を侵され命を失う子ども達が後を絶たない。かつてはワクチンを積極的に接種していた日本が、なぜ「遅れた国」と言われるまでになった ...

2010年12月2日(木)

“南西”へ向かう自衛隊 ~最前線からの報告~

来月、防衛省・自衛隊は国の防衛力整備の指針となる「防衛計画の大綱」いわゆる「防衛大綱」を6年ぶりに見直す。その中で大きな柱の一つになると見られるのが九州・沖縄地方の「離島防衛」だ。自衛隊は、時代の要請の中で「冷戦下の北方対策」から「テロ対策」へと運用の重点を移してきたが、今回の大綱では、中国の軍事力の近代化などを受け、「南西シフト」に大きく舵を切る方向なのである。番組 ...

2010年12月1日(水)

“週末ファーマー”200万人の可能性

週末や仕事の合間に農業を楽しむ会社員や主婦、いわゆる「週末ファーマー」が急えている。畑を小さく区切って期限つきで貸し出す「貸し農園」を利用する人は200万人に及ぶとも言われ、農業就業人口260万人に迫る勢いだ。ブームに乗ろうと、都市の宅地や駐車場を貸し農園に作り変える企業も登場した。高齢化・後継者不足に悩んでいた地域が貸し農園によって活気を取り戻すケースも出ている。そ ...