【Q&A】ペッサリーでの治療 よく見られる症状とは?

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地元の病院でペッサリーを2年間、2か月に一度、洗浄通院。昨年12月初旬に2度目の交換の直後に出血したので、12月末、都内の大学病院を受診。炎症はあるが洗浄は半年に一度で良いと言われたが、5月から現在までに時々、1日に1回、多くて2~3回、腹圧性尿もれ対策のナプキンに、おりもののシミがつく事がある。トイレ時にナプキンを見て気がつく。このまま、おりものが出る時があっても、異物が入っているせいと気にせずにいて大丈夫か?また、毎日、排便はあるが、時折、固い排便時に、ペッサリーが下がってきているのがわかり抑えて排便。排便後は、自然に元に戻るので、大丈夫か?自分で洗えるペッサリーは出し入れの際に傷がついたりしないのか?産婦人科なら、どこでも対応して頂けますか?(68歳 女性)

専門家による回答

お困りの症状はペッサリーで良くみられるものです。やはり洗浄は3か月に1回が望ましいです。頻繁に洗浄すると、膣[ちつ]に炎症がおきやすく、おりものが増えたりや出血がみられることが多くなります。そのような場合は、一度ペッサリーを取り外して膣を休ませてあげるのも一つの方法です。排便時にペッサリーを押し込みながら行うのはよい方法です。やはりペッサリーをずっと使い続けるのは難しいことの方が多いです。それでも、ペッサリー自己管理法で、自分で着脱できるペッサリーを使うようになると、腟への負担が少なくなるので、長期にわたり使用が可能となります。自分で出し入れしても膣を傷つけることはまずありませんが、まだ自己管理法を提示してくる産婦人科は残念ながら少数派であると思われます。

(2016年6月22日(水)放送関連)

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