クローズアップ現代 メニューへ移動 メインコンテンツへ移動
この年の出来事
イスラム国による日本人人質事件やパリ同時テロについて緊急報告。雇用機会均等法から30年のシリーズでは、女性の働き方の変遷を伝えました。EUの難民問題、東京オリンピックの国立競技場建設やエンブレム問題についても報じました。

2015年 7月

新しい記録から見る
2015年7月30日(木)

“いのち”を変える新技術 ~ゲノム編集 最前線~

いま「ゲノム編集」という最新の遺伝子操作技術が、私たちの未来を大きく変えようとしている。従来の遺伝子組み換えよりもはるかに正確に遺伝子を操作できる技術で、肉の量が1.5倍のタイ、腐りにくいトマトなど、これまでの常識では考えられなかった食品の開発が進む。なかでも期待が集まるのが医療への応用。アメリカでは、血液の中の遺伝子をゲノム編集し、エイズウイルス感染者のウイルスを減 ...

2015年7月29日(水)

東芝 不正会計の衝撃 ~問われる日本の企業風土~

歴代3人の社長が辞任を表明する異例の事態となった東芝の会計処理の問題。外部の専門家でつくる第三者委員会は、一連の会計処理の中には、「経営トップらを含めた組織的な関与があり、意図的に見かけ上の利益のかさ上げをする目的で行われた」ものがあると断定。経営体質そのものを厳しく批判した。また経営トップが「チャレンジ」と称して、利益などの目標達成を強く迫っていた実態が明らかとなり ...

2015年7月28日(火)

夏山トラブルに注意! ネット時代の登山ブーム

「初めまして…」。夏山シーズンを迎えた全国の山で今、こんなやりとりが目立っている。SNSなどインターネットを通じて登山仲間を募る「にわかパーティー」が増えているのだ。新たな登山の楽しみ方が広がる一方で、これまでにないリスクが表面化している。互いの技量が分からず、登山中にトラブルがあっても的確に対応できなかったり、ネット情報だけを頼りに無理な行程を強行し、救助を求めるケ ...

2015年7月27日(月)

検証 小型機墜落事故

日曜日の白昼に起きた小型機の墜落事故。住宅に直撃、炎上し、小型機に乗っていた2人と住宅にいた女性が亡くなった。現場は、5万人のスタンド席を持つスタジアムのすぐ近く、商店や中学校がある住宅地だ。操縦していたのは、総飛行時間、数百時間の男性で、調布飛行場から離陸直後に墜落したとみられている。実は、小型飛行機の墜落や不時着は、全国各地で起こっている。今回、住宅に墜落し、惨事 ...

2015年7月23日(木)

検証“安保法案” いま何を問うべきか

日本の安全保障政策を大きく変える安全保障関連法案が、衆議院を通過した。政府は、日本を取り巻く安全保障環境が根本的に変容しているとして、歴代政権が行使できないとしてきた集団的自衛権の行使が必要だと主張。これに対し、学識経験者や内閣法制局の元長官からは「憲法違反」「違憲の疑いが強い」という声が上がり、野党は批判を強めた。NHKの世論調査では、今の国会での成立に「賛成」が1 ...

2015年7月22日(水)

もう一度咲かせたい 福島のバラ

福島県双葉町に、イギリスのウィリアム王子など世界中の人たちが強い関心を示し、復活を切望するバラ園がある。7000株ものバラが咲き乱れ、“日本で最も個性的で美しい”と称賛された「双葉ばら園」だ。地元の岡田勝秀さん(71)の一家が40年以上かけて築いたが、原発事故で荒れ野と化してしまった。ばら園は原発事故がもたらした悲劇の象徴として知れ渡り、再建を願う声は今も後を絶たない ...

2015年7月21日(火)

ギリシャ危機 深まるEUの溝

巨額の債務を抱えるギリシャ。ユーロ圏各国は、17時間に及ぶ徹夜の議論の末、新たな金融支援についてギリシャが構造改革を着実に実行することなどを条件に、協議を始めることで合意した。最悪の危機を脱したかに見えるギリシャ。しかし今、EU内にはかつてないほど大きな溝が生じている。今回の事態でギリシャとの信頼感が大きく損なわれたとするドイツ。交渉の過程で、ギリシャは5年間ユーロ圏 ...

2015年7月16日(木)

イラン核協議  “歴史的合意”の舞台裏

「中東最大の火種」とされてきたイラン核開発問題が、解決に向けて最終合意に至った。イランの核開発は大幅に制限されることになり、紛争の絶えない中東地域で、核の拡散を防ぐ大きな一歩となると見られている。イランの核開発問題が発覚したのは、2002年。その後、イランのアフマディネジャド大統領は核開発を加速させ、イランを「悪の枢軸」と名指しするアメリカ・ブッシュ大統領との間で緊張 ...

2015年7月15日(水)

FIFA 腐敗の深層

幹部による不正な金銭の授受に揺れる国際サッカー連盟(FIFA)、5選を決めたばかりだったブラッター会長が辞任表明に追い込まれる事態となっている。FIFA関係者9人を含む14人が起訴され、ワールドカップという世界を魅了するスポーツの祭典の裏で、巨額の金銭が動き、不適切な運営が行われていた実態が明らかになってきた。なぜ不正が行われるようになったのか、そしてそれはどのように ...

2015年7月14日(火)

人気の和食 ブランド新戦略! ~世界に市場どう広げる~

ユネスコ無形文化遺産に登録され、今年5月に開幕したミラノ万博でも人気を集めている「和食」。海外の日本食レストランはおよそ5万5千店とこの数年で倍増し、世界各地で大ブームを巻き起こしている。ところがその多くが外国資本で占められ、日本産の食品輸出は横ばいが続くなど「和食ブーム」の恩恵は日本経済に届いていない。こうした中、世界市場の獲得を目指し京都の料理人たちが大胆な挑戦を ...

2015年7月13日(月)

なぜ広がる “ブラックバイト”被害

違法な長時間労働や残業代の未払など、過酷な労働環境で働かされる“ブラックバイト”のトラブルが後を絶たない。今年4月に公表された全国調査では、アルバイトを経験した大学生のおよそ7割が、「労働条件が募集時と違った」「賃金が支払われない」など、不当な扱いを受けたことがあると回答。過酷な労働条件でシフトを増やされ、学業との両立が難しくなるケースもあり、深刻な被害の実態が明らか ...

2015年7月9日(木)

人間型ロボット 頂上決戦 ~進化続ける夢の技術~

人と同じように考え、行動する人型ロボット「ヒューマノイド」。ロボットの究極の形と言われながら、長らく実用化は非現実的だと見られてきた。しかしその流れが、大きく変わろうとしている。中心となっているのは、アメリカの軍事研究所「DARPA」だ。インターネットやGPSといった世界を変えるような技術開発行ってきたDARPAは、各国の企業や大学に参加を呼びかけ、ヒューマノイドの技 ...

2015年7月8日(水)

“迷走” 新国立競技場

2020年東京オリンピック・パラリンピックの“顔”となるはずの新国立競技場。2012年にイラク人女性建築家の斬新なデザインが採用され、この段階では1300億円で建設されることになっていた。しかし、その後、総工費については、発注主体である日本スポーツ振興センター、設計会社、ゼネコンなどの間で様々な数字が飛び交うことになり混乱。先月ようやく総工費を2520億円とする計画の ...

2015年7月7日(火)

あなたは音楽をどう愛す? ~新・配信ビジネスの衝撃~

「ひと月に1000円ほどを支払えば、数百万曲の音楽が聴き放題!」。大手レコード会社やIT企業などが始めた音楽の定額配信サービスが、不況が続く業界の起爆剤として注目を集めている。一方、こうしたサービスが先行する海外では、楽曲を提供する有名アーティストの側から、「自らのためではなく、新人やプロデューサーのために」創作活動へは対価がもっと支払われるべきだという主張が相次いで ...

2015年7月6日(月)

なでしこ 激闘の舞台裏

サッカーの女子ワールドカップで2大会連続の決勝進出を決めた「なでしこジャパン」。6日、連覇をかけて宿敵・アメリカと戦う。メンバー23人中17人は前回大会と同じだが、初戦で安藤梢選手がけがで離脱を余儀なくされた後、安藤選手のユニフォームを着せた熊のぬいぐるみをベンチにおくなどして、チームはさらに結束し、成長を遂げている。最年少の岩渕真奈選手(22)が、準々決勝、準決勝と ...

2015年7月2日(木)

“元少年A” 手記出版の波紋

神戸市の連続児童殺傷事件の加害者による手記「絶歌」が、先月、発売され、初版の10万部に続いて、さらに5万部が増刷された。被害者の遺族は、出版社に書籍の回収を要請するも、出版社側は、少年犯罪の実態を知らせる意義があると主張している。元少年Aは、「過去と対峙し、切り結び、それを書くことが、僕に残された唯一の救済であり、たったひとつの『生きる道』でした」と、執筆の理由を記し ...

2015年7月1日(水)

緊迫ギリシャ 危機は避けられるか

ギリシャの債務問題をめぐって緊張が高まっている。ギリシャ政府はEU側が示した財政緊縮策の受け入れの賛否を問う国民投票を7月5日に行うと表明。これに対してユーロ圏各国は、ギリシャへの金融支援を終了する方針を示したことから、6月30日に期限が来るIMFへの2000億円を超える債務について返済できない懸念が高まっているのだ。この事態を受け、世界の株式市場で株価が大きく値下が ...