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この年の出来事
イスラム国による日本人人質事件やパリ同時テロについて緊急報告。雇用機会均等法から30年のシリーズでは、女性の働き方の変遷を伝えました。EUの難民問題、東京オリンピックの国立競技場建設やエンブレム問題についても報じました。

2015年 12月

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2015年12月10日(木)

橋の“命綱”が危ない ~公共工事 はびこる不正~

マンション建設を巡る企業の不正が相次ぐ中、国道の橋や高速道路などの公共工事でも、不正が行われていたことが明らかになった。橋を支える耐震補強の部材で、“最後の命綱”とも呼ばれる装置に、溶接の不良が見つかったのだ。福井市の鉄工会社が意図的に不良品を製作、検査会社を巻き込み不正を隠蔽した悪質なもの。最新の国の調べで全国の556の橋で性能を満たしていない製品が使われており、あ ...

2015年12月9日(水)

“移住1%戦略”は地方を救えるか

「もし毎年1%の人を呼び込めれば、町の人口減や高齢化は食い止められる」とする“理論”が注目を集めている。典型的な中山間地である島根県邑南(おおなん)町などで実践が始まっている「1%戦略」だ。年に数世帯ずつ家族が定住してくれれば、大規模な産業誘致や開発などしなくとも、数百人規模のコミュニティは存続可能という。実際、移住は地方衰退の救済策としてどこまで有効なのか?NHKで ...

2015年12月8日(火)

“夢の原子炉”はどこへ ~もんじゅ“失格”勧告の波紋~

資源小国・日本にとって“夢の原子炉”と言われ、発電しながら燃やした以上の核燃料を生み出す高速増殖炉。その原型炉「もんじゅ」が揺れている。11月、原子力規制委員会は文部科学大臣に対して、運営組織の日本原子力研究開発機構はもんじゅを安全に運転する「資質を有していない」として別の運営組織を明示するよう勧告。国費1兆円を投じながらも事故や点検漏れ、規定違反などを繰り返してきた ...

2015年12月7日(月)

家族の名字 どう考えますか? ~“夫婦別姓”のゆくえ~

「結婚で名字の変更を強いる法律は憲法違反だ」―こうした男女5人の訴えに対し、12月16日、最高裁の大法廷が判決を言い渡す。夫婦が別々の名字を名乗ることを可能にする選択的夫婦別姓は、国の審議会などで20年ほど前から議論されてきた。結婚して名字を変えるのは、ほとんどが女性。名字の変更をきっかけに、結婚や離婚というプライバシーが周囲にさらされてしまい、嫌な思いをしたという女 ...

2015年12月3日(木)

チームでつかんだノーベル賞 ~日本の物理学が切り開く未来~

12月に行われるノーベル賞授賞式、物理学賞に輝いた梶田隆章さんの研究は、物理学の常識「標準理論」に修正を迫る大発見だが、道のりは簡単ではなかった。1988年小柴昌俊さんのもとで、観測データと理論値のわずかなズレに気づいた梶田さんは、その謎を解明する研究に取り組む。しかし、観測用の1000トンもの水に混入する放射性物質の除去という難問や数千本のセンサーが壊れてしまう事故 ...

2015年12月2日(水)

東京を買う中国マネー ~不動産爆買いと“投資移民”~

円安や東京五輪に向けた不動産市場の成長期待を背景に、外資による不動産売買額が過去最大となった。とりわけ存在感を増しているのが中国圏からの投資マネーだ。個人投資家たちが利回り目当てで都心の高級マンションを次々と即買いし、なかには不動産の購入を通して日本のビザを取得し永住権獲得を目指す富裕層も現れている。こうした動きから見えてくるのは「投資移民」という新たな潮流だ。中国経 ...

2015年12月1日(火)

家族はいるけれど ~急増“日中独居”高齢者~

家族がいるにもかかわらず、誰にも看取られずに一人亡くなる高齢者が急増している。東京都監察医務院の調べでは、家族と同居しているにも関わらず“孤独死”と同じように孤立状態で亡くなった件数は、年間およそ2千件に上る。なぜ、孤独な死を避けられなかったのか。取材を進めると、家族と同居していても、働いている子どもが長時間留守にするため、事実上、独居状態の高齢者が増えていることが分 ...