ユネスコ無形文化遺産に登録され、今年5月に開幕したミラノ万博でも人気を集めている「和食」。海外の日本食レストランはおよそ5万5千店とこの数年で倍増し、世界各地で大ブームを巻き起こしている。ところがその多くが外国資本で占められ、日本産の食品輸出は横ばいが続くなど「和食ブーム」の恩恵は日本経済に届いていない。こうした中、世界市場の獲得を目指し京都の料理人たちが大胆な挑戦を始めた。従来の和食の常識にとらわれないメニューを開発、さらに秘伝の技やレシピを積極的に発信すべく動き出したのだ。さらに食品メーカーも、世界市場をにらんで、納豆など伝統的な和の食材を変身させようと研究開発に乗り出している。世界に広がりつつあるWASHOKUを日本の成長につなげることはできるのか?その可能性と課題を探る。
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