クローズアップ現代 メニューへ移動 メインコンテンツへ移動
この年の出来事
イスラム国による日本人人質事件やパリ同時テロについて緊急報告。雇用機会均等法から30年のシリーズでは、女性の働き方の変遷を伝えました。EUの難民問題、東京オリンピックの国立競技場建設やエンブレム問題についても報じました。

2015年 5月

新しい記録から見る
2015年5月28日(木)

新・産業革命?“モノのインターネット”の行方

センサーを取り付けた工業製品などからインターネット経由で膨大な情報を収集し、ビジネスに革新をもたらすとされる“モノのインターネット(IoT)”。日本では建設機械メーカーが、重機の振動データなどからパーツの消耗度を把握し、先回りして修理するビジネスを始めたり、米大手メーカーが、航空エンジンの稼働データから最も効率的な運転方法を解析、航空業界にコンサルティングしたりしてい ...

2015年5月27日(水)

ほかに行き場がなかった~川崎 簡易宿泊所火災の深層~

今月17日、川崎市にある簡易宿泊所で火災が発生、2棟が全焼し10人が死亡した。宿泊者の多くは高齢者で、生活保護を受けていた。焼け出された人の多くは、火災の後、別の簡易宿泊所に移ったが、「行くところがない」と今後も宿泊所に留まり続けるつもりだ。また、死亡した中には、48歳の男性も含まれており、自立を目指して働いていたという。川崎市は2年前から住宅確保支援員が巡回し、アパ ...

2015年5月26日(火)

足元に眠る宝の山~知られざる下水エネルギー~

全国に46万㎞も張り巡らされた日本の下水道網。今、これを新たなエネルギー源として活用する動きが広がっている。下水処理場に発電所を設置し、下水処理の過程で生まれるガスを燃料にした発電を行う自治体が相次いでいる。仙台市では企業と共同で、下水道管から直接、熱を取り出す実証研究も始まり、地元スーパーの温水として活用し始めた。福岡市では下水処理場のガスから水素を製造し、燃料電池 ...

2015年5月25日(月)

相次ぐ少年事件 問われる保護観察

今年2月川崎市で起きた中学1年生の殺害事件。当時18歳の加害少年は、傷害事件を起こし保護観察中だった。また今年1月、スーパーの商品に“つまようじを入れた動画”を投稿した少年も、保護観察中だったことがわかっている。少年審判を経て、保護観察所で更生計画が立てられ、保護司によって少年を立ち直らせていく「保護観察」。しかし保護観察中に再犯し、再処分を受ける少年の割合はおよそ2 ...

2015年5月21日(木)

ドローン 可能性と脅威のはざまで

“空の産業革命”と言われる無人機ドローン。ネパール大地震などの被災地では調査や捜索で活躍し、いま建設・農業・警備など、あらゆる分野で爆発的に普及し始めている。一方で、日本では総理大臣官邸の屋上でドローンが見つかった事件が起き、アメリカでは、ドローンを使ったテロ未遂事件も発生。紛争地では過激派組織ISが偵察用に使用を始めるなど、悪用の懸念も高まっている。アメリカでは規制 ...

2015年5月20日(水)

活発化する火山 “共生”への模索

火山活動が活発化している神奈川県の箱根山。先月26日以来火山性の地震が相次ぎ、今月6日には、噴火警戒レベルが「2」に引き上げられた。NHKは、地元の専門家の協力を得て、箱根山の地下で何が起きているのか、その実像に迫る。長期化も懸念される中、日本有数の観光地は、今回の事態にどう対処していくのか難しい対応を迫られている。多くの活火山を抱え、その恵みも受けてきた日本。戦後最 ...

2015年5月19日(火)

薬がのみきれない! ~知られざる“残薬”のリスク~

薬の多剤処方による影響で、深刻な健康被害に苦しむ高齢者が後を絶たない。十種類以上の薬を処方され、副作用で記憶力が低下し認知症と誤診されたり、適切に服用できず昏睡状態に陥ったりするケースが続出。5つの大学病院の調査では、高齢者入院のおよそ1割が薬による有害作用だという。さらに最近の調査では、飲み残しなどの“残薬”を知らずに、新たな薬が追加され、深刻な副作用を引き起こして ...

2015年5月18日(月)

地方自治はどこへ ~「大阪都構想」が問いかけたもの~

5月17日、人口270万人の大阪市を廃止して、東京23区をモデルにした特別区を設けるかどうかを決める住民投票が行われる。いわゆる“大阪都構想”だ。投票は法律に基づくもので、賛成が反対を上回れば、2年後に大阪市が廃止されることが決まる。地方都市の地盤沈下が進む中、政令指定都市を廃し、財源と権限を大阪府に集中することで、地域の活性化をはかろうとする史上初の試みに、住民はど ...

2015年5月14日(木)

愛し 書き 祈る ~瀬戸内寂聴 93歳の青春~

去年、胆のうがん見つかり、一時は寝たきりとなった作家の瀬戸内寂聴さん。今春、およそ1年ぶりに法話や執筆活動を再開した。闘病中、原因不明の激痛にも悩まされ「神も仏もあったもんじゃない」とまで思ったという瀬戸内さん。いま「生かされた」ことの意味を考え続けている。そんな瀬戸内さんが文芸誌に寄せた復帰第一作は、愛に飢えた91歳の女性が主人公。病をこえて一層「色っぽくなった」と ...

2015年5月13日(水)

“Nisei”たちの戦争 ~日系人部隊の記録~

5月上旬、ドイツで、ナチスのダッハウ強制収容所の解放式典が行われる。その解放で中心的な役割を果たしたのが、米国陸軍に志願した日系二世たちの部隊だった。欧州の激戦地を転戦、凄まじい犠牲者を出して勇猛に戦った兵士たちだが、戦後は長い間口を閉ざしてきた。敵性外国人として市民権を奪われ、家族を強制収容所に残したままの従軍。常に“弾よけ”として最前線に投じられる「不条理」と「差 ...

2015年5月12日(火)

私の遺体 提供します ~増える献体 それぞれの選択~

遺体を医学部の解剖実習などのために提供する「献体」。解剖への抵抗感などから少なかった登録希望者がいま増え続けている。背景の一つが、人口減少が進むなかで深刻になっている墓の問題だ。大学の中には、献体した人の遺骨を納める納骨堂を用意しているところもある。このため墓の管理で家族に迷惑をかけたくないという人たちが献体を選ぶケースも出ている。医学への貢献という目的だけでない献体 ...

2015年5月11日(月)

アパート建築が止まらない ~人口減少社会でなぜ~

全国で深刻化する「空き家問題」。とりわけアパートなどの賃貸住宅は5戸に1戸が空き部屋となる一方、新規の建築は増え続けている。そのおよそ半数を占めているのが、住宅メーカーや不動産会社が提案する“サブリース”形式のアパート。会社は、空き部屋があっても「30年家賃保証」するとして、土地を持っている農家などにアパート建設を提案。土地の持ち主は税金対策にもなるしリスクも少ないと ...