ロンドン五輪で金メダルを狙うハンマー投げ、室伏広治、37歳。今、“年齢の壁”と戦っている。歳を重ねると共に、体が動かなくなり、疲労回復に時間がかかるようになった。ケガもし易くなった。この体でどうすれば世界の頂点に立てるのか。室伏は“用意周到な準備”をすることで、“年齢の壁”を乗り越えようとしている。6月の日本選手権を“模擬ロンドン五輪”と位置付け、当日の練習時間などを五輪と同じスケジュールに設定。さらには五輪までの緻密な練習日程を1年前から描き、繊細な調整を続けてきた。アップに時間をかけ怪我を防ぎ、毎晩のように最新の疲労回復方法を取り入れ、疲れを取る。「全ての行動は金メダルを取るため」と室伏広治。戦い続けることで“年齢の壁”は乗り越えられるのか。その飽くなき向上心と探求心に迫る。
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