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この年の出来事
3月11日、東日本大震災を引き起こした国内観測史上最大M9.0の巨大地震が発生。発災直後から取材班が現地入りし、総力をあげて被害の全容と課題を伝え続けました。タイの大洪水や欧州金融不安がもたらす経済への影響も伝えました。

2011年 4月

新しい記録から見る
2011年4月28日(木)

雇用は守れるか ~岩手・釜石ドキュメント~

がれきの撤去が進められ、町の機能が少しずつ回復し始めた岩手県釜石市では、今、「雇用」という深刻な問題が浮かび上がっている。かつての鉄の町・釜石は、新日鐵の規模縮小の危機を積極的な企業誘致で乗り切ってきた。しかしその誘致企業が軒並み津波に晒されおよそ4千人が職を失ったと見られている。市では、浸水地域以外に新たな工場用地を用意し、企業に残存を呼びかけているが苦戦が続いてい ...

2011年4月27日(水)

安住の地を失った高齢者たち

東日本大震災と原発事故は避難生活の長期化をもたらし、体調を崩して死亡する“震災関連死”が相次いでいる。中でも深刻なのが高齢者だ。福島県南相馬市の養護老人ホームの入居者たちは避難先を転々とする中、体調や認知症の症状が悪化する人が続出している。高齢者を支えるスタッフの家族も被災しており、先行きの見えない中で、不安な避難生活が続いている。高齢者たちにとって厳しい状況が続く中 ...

2011年4月26日(火)

被害者が問う事故調査

いま、日本の事故調査が被害者の声によって大きく変わろうとしている。平成17年4月、107人の命が失われたJR福知山線事故。国の事故調査委員会は最終報告書を出し調査を終結していたが、一昨年、その調査委員たちが加害企業・JR西日本に調査情報を伝えていた「漏えい問題」が発覚。国は、調査を改めて検証し直す、前例のない「検証チーム」を設置し、遺族・負傷者7人が参加することになっ ...

2011年4月25日(月)

復興への道筋は 日銀・白川総裁に問う

【総合テレビ】20:00~20:43 東日本大震災から1か月。被災地の金融機関も被害を受け日本経済へのダメージが拡大するなか、日本銀行は対応を迫られている。被災地の金融機関への早急な支援。経済が震災のダメージから脱却し、復興へのシフトはいつになるのか。そのためのシナリオをどう描くのか。福島第一原発の事故や計画停電がもたらす景気への影響が懸念される中、世界各国が日本経 ...

2011年4月21日(木)

多発する余震 どう備えるか

【総合テレビ】20:00~20:43 3月11日、数分間の揺れが日本列島の地下を一変させてしまった。巨大地震によるプレートの急激な動きで、東北地方には通常と異なる、地盤を引っ張る力がかかっているのだ。長年地震がなかった「空白」地域に潜んでいた断層も次々と動き出している。余震は主なものだけで400回を超える。また、巨大地震の影響で、長野・新潟県境などの離れた地域でも地 ...

2011年4月18日(月)

広がる漁業被害 食卓への影響は

【総合テレビ】20:00~20:43 東日本大震災の大津波で港湾の多くが破壊され、漁船、養殖設備、定置網はほとんどが流された。全国2位の生産量を誇る宮城県のカキ養殖は壊滅的な被害。気仙沼の養殖家は「再建は難しい」と途方に暮れる。実は、漁業被害は被災地だけでなく、広く全国に及んでいる。宮城県の港に係留中、船を失った他県の漁業者は多数。西日本の漁網メーカーはキャンセルが ...

2011年4月13日(水)

被災者の健康をどう守るか

【総合テレビ】20:00~20:43 東日本大震災の被災地では、長引く避難生活の影響で被災者の健康が悪化。なかでも脳梗塞やエコノミークラス症候群など血管系の病気が増えている。その原因の一つが血圧の上昇だ。津波で家や家族を失ったという経験に、避難生活というストレスが加わったことで血圧が高くなっているのだ。さらに津波に襲われたときに、体中にケガをしたことで、血栓ができや ...

2011年4月11日(月)

避難者15万人 くらしをどう再建するか

【総合テレビ】20:00~20:43 震災から1か月、避難所で生活を続ける10万人以上もの人たちの暮らしをどう再建していくのか。中でも、生活基盤となる住まいをどこに構えるかは被災者たちにとって大きな課題だ。避難所暮らしが長引き、体調を崩す人も増える中、「集団避難」を始める町も出てきている。しかし、仕事を見つける難しさや、子どもの教育、コミュニティの崩壊など、将来への ...

2011年4月7日(木)

町を失いたくない ~福島・浪江町 原発事故の避難者たち~

【総合テレビ】20:00~20:45 地震、津波、そして、原発事故が襲った福島県浪江町。住民約二万人の殆どが福島第一原発から20キロ以内に暮らしていたため、いつ終わるともしれない避難生活が続いている。未だ行方不明の人々。放射性物質のため、救助にも、遺体確認にも行けないことを悔やむ人々。町を救うためにと、原発の復旧作業に向かう人。再び町に帰る日まで、町民たちのつながり ...

2011年4月4日(月)

どう支える 被災地の子どもたち

【総合テレビ】20:00~20:43 東日本大震災によって、多くの子どもたちの両親や兄弟姉妹、友人たちの安否が分からなくなっている。子どもが心に負った深い傷をいかにして癒やしていけばよいのか、課題は山積する。多くの学校も津波に流され、子どもたちは勉強する場所も失った。新学年を前に、学校再建の問題も急がねばならない。被災した子どもたちをどのようにケアしていけばよいのか ...