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この年の出来事
3月11日、東日本大震災を引き起こした国内観測史上最大M9.0の巨大地震が発生。発災直後から取材班が現地入りし、総力をあげて被害の全容と課題を伝え続けました。タイの大洪水や欧州金融不安がもたらす経済への影響も伝えました。

2011年 3月

新しい記録から見る
2011年3月31日(木)

“心の危機” 被災者を救え

【総合テレビ】20:00~20:43 長引く避難生活のストレスと親族を亡くした悲しみ。そして、離れない大津波への恐怖心…。東日本大震災をかろうじて生き延びた人々が今、新たな危機に直面している。阪神大震災以降、研究が進んできた「災害時の心のケア」。専門家は、地震から半月が過ぎた今こそ、対策が必要だと訴えている。災害当時の興奮状態から現実に帰った被災者は、被災時の恐怖や ...

2011年3月30日(水)

連鎖する震災ダメージ どうする日本経済

【総合テレビ】20:00~20:43 史上最大規模の震災からおよそ3週間。浮き彫りになってきたのが被災地の企業活動の壊滅的打撃だ。電気・自動車など、大手メーカーの工場の多くが、電力や水に恵まれた東北地方に集中していたが、宮城県や福島県などでは、操業再開をめざしてメーカーが作業を進めている。一方、東北・関東以外の企業にも深刻な陰を落とし始めているのが計画停電だ。連続運 ...

2011年3月29日(火)

いま、私たちにできること ~“ソーシャルメディア”支援~

【総合テレビ】20:00~20:43 被災地の外で暮らす多くの人たちが「自分も何かの役に立ちたい!」と思いながら、「被災地に行っても邪魔になるだけではないか」と無力感を募らせる。そんな中、注目されているのが、ツイッターやフェイスブックなどの「ソーシャルメディア」を使った、これまでにない新たな支援だ。ツイッターでの安否情報、聴覚障害者へのインターネットでの手話放送、被 ...

2011年3月28日(月)

被災自治体を救え ~“超広域災害”の衝撃~

【総合テレビ】20:00~20:43 東日本大震災から2週間以上たった今も、現地には支援の手が十分に届かず、被災者は厳しい避難生活を強いられている。こうした状況の背景には、“超広域災害”の深刻な影響がある。今回の震災では、多くの自治体で役所が被災。道路や通信の寸断も加わって、総合調整役の県が市町村をバックアップする仕組みも機能不全に陥った。また、阪神淡路大震災以降、 ...

2011年3月24日(木)

原発事故 広がる波紋

【総合テレビ】20:00~20:45 福島第一原発事故が終息せず長期化する中、周辺地域の被害も広がり続けている。放射性物質が福島県内だけでなく周辺地域でも相次いで測定。避難や屋内退避の対象になっていない半径30キロ圏外の市町村の中にも、物資の不足から集団移転など考え始めたところがある。更に周辺地域の野菜や水道水にも放射性物質が検出され始め、影響は更に広がる様相を見せ ...

2011年3月23日(水)

被災地の人々は今 岩手・釜石ドキュメント

【総合テレビ】20:00~20:43 東京大学の玄田有史さんを中心に“希望”とは何かというテーマで研究を続けてきた「希望学」。2年前のクローズアップ現代でもその活動を取り上げたが、玄田さんたちが希望学のフィールドワークを重ねてきたのが岩手県釜石市だ。たび重なる津波被害や製鉄所の大規模減産など、これまで大きな危機に襲われるたびに人々が力を合わせ希望を繋いできた釜石市。 ...

2011年3月22日(火)

被災者に届け 緊急支援物資

【総合テレビ】20:00~20:43 厳しい暮らしを強いられる東日本大震災の被災者に、必需品を届ける動きが企業で始まっている。コンビニ大手は、避難所や被災地の店舗におにぎりやパンを送り始め、医薬品業界も医薬品の搬送作戦を開始した。しかし広範囲にわたる被災地への搬送は、様々な課題に直面している。壊滅的なダメージを受けた道路事情や燃料の枯渇。誰がどこで何を求めているのか ...

2011年3月21日(月)

“命の情報”がつかめない

【総合テレビ】20:00~20:45 東日本大震災から10日。いまだに安否の分からない行方不明者の数は、1万人を超える。命からがら逃げてきた被災者たちは、離れ離れになった家族の安否もつかめず、避難所で不安な日々を送っている。情報が得られないため、避難所を訪ね歩いて家族を探す人も多い。自治体の多くもインフラが被害を受けたり、原簿も流されてしまったりなどで、安否確認作業 ...

2011年3月10日(木)

テレビはいらない?! ~急成長するインターネット放送~

およそ2000万人の会員を誇るニコニコ動画やUstreamなど、インターネット放送が急成長をとげている。尖閣諸島の漁船衝突ビデオや、政治家の記者会見、さらにはネットを情報源とする報道が相次ぎ、娯楽番組でも、素人制作のインターネット番組が人気を集めている。編集をしないリアリティ、自らもコメントなどで番組参加できる双方向性。テレビは「遠い」けど、インターネット放送は「近い ...

2011年3月9日(水)

シリーズ 変わる農業 味と質で勝負 ニッポン農業に勝機あり

「農業再生」に向けた動きを追うシリーズ。2回目は「海外進出するニッポン農業技術」を取り上げる。厳しい出荷基準をクリアするため、収量よりも“見た目”や“おいしさ”“安心安全”を追求し、独自の技術を磨いてきた日本の農家たち。まさにこの“ガラパゴス農業技術”を輸出し、高品質の野菜や果物を「現地生産・現地販売」する農家が増えている。農地法の縛りで耕地を拡大できない、補助金なし ...

2011年3月8日(火)

シリーズ 変わる農業 コメ輸出 農業は再生するか

もはや待ったなしと言われる「農業再生」。“攻める農業”へ大転換を図ろうという動きを2回シリーズで伝える。1回目は「動き始めた本格的なコメ輸出」。農林水産省は、中国の国営企業とコメの輸出拡大に関する覚書を交わし、いま大型取引に乗り出そうとしている。背景にあるのは、コメ農家を取り巻く現状への危機感。減少する国内消費、下落が続く価格、そして農家の高齢化・・。急激な経済成長を ...

2011年3月7日(月)

攻防リビア カダフィ体制のゆくえ

反体制派が首都トリポリを除く大半の主要都市を制圧しつつあるリビア。しかし、最高指導者カダフィ大佐は首都を要塞化しつつ、再び攻勢を強め、衝突は激化。国際社会はカダフィ大佐への非難を強めている。リビアの情勢は今後どう動くのか。原油を依存する対岸のヨーロッパへの影響は。ベールに包まれてきたカダフィ大佐の独裁統治の実態とは。リビア東部の反政府勢力や避難住民の取材、そしてカダフ ...

2011年3月3日(木)

若い世代の自殺を防げ ~境界性パーソナリティー障害~

自殺者が13年連続で3万人を超えた日本。国が中高年の自殺対策を進めるなかで、見過ごされてきたのが20代、30代の人たちだ。こうした若い世代の自殺に「境界性パーソナリティー障害」という精神疾患が深く関わり、自殺リスクがうつ病より高いと見られることが最新の調査で明らかになった。この精神疾患は、身近な人から見捨てられることへの強い不安が特徴。突然激しい怒りをあらわにするなど ...

2011年3月2日(水)

どこへ向かう検察改革

事実と異なる供述調書の作成や証拠の改ざん―――。無罪が確定した厚生労働省元局長・村木厚子さんの裁判で露わになった検察の問題を根本から考え、改革への提言に繋げる「検察の在り方検討会議」の議論が正念場を迎えている。メンバーは元検事総長や元裁判官、弁護士、ジャーナリストなど15人。組織はどうあるべきか、取調べの可視化をどうするか、供述調書に頼る刑事司法を変えていくのかなど、 ...

2011年3月1日(火)

岐路に立つお寺 ~問われる宗教の役割~

「葬式仏教」と批判されて久しい日本の寺が追い詰められている。都市への人口流出と檀家の減少、「直葬」に代表される宗教離れよって、衰退してきた寺が経営難に陥り、数億円の負債を抱えるケースも出てきている。原因は“墓ビジネス”の失敗だ。葬儀会社に「葬式」さえも奪わつつある寺が、存続をかけてビル型納骨堂や巨大霊園を建設したものの、売れ残ってしまったのだ。一方、危機的状況のなかで ...