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この年の出来事
3月11日、東日本大震災を引き起こした国内観測史上最大M9.0の巨大地震が発生。発災直後から取材班が現地入りし、総力をあげて被害の全容と課題を伝え続けました。タイの大洪水や欧州金融不安がもたらす経済への影響も伝えました。

2011年 8月

新しい記録から見る
2011年8月31日(水)

ふるさとで産みたい ~福島・妊婦と医師の模索~

原発事故に揺れる福島県南相馬市の産婦人科医、髙橋亨平医師(72)。病院のある地区は普通の生活が認められているものの、国は「妊婦や子どもはできるだけ避難を」と呼びかけている。しかし、避難所を転々として体調を崩した妊婦たちが高橋医師を頼って次々戻っており、放射線とともに暮らさざるを得なくなっている。この土地で産んでもいいのか、無理をして再び避難すべきなのか…妊婦たちの苦悩 ...

2011年8月30日(火)

“カダフィ後” 新生リビアの行方

40年以上にわたりリビアに君臨してきたカダフィ大佐。反政府勢力の猛攻を受け、8月23日拠点としていた首都トリポリの軍事施設をついに脱出。カダフィ政権は事実上崩壊した。今後はカダフィ大佐の身柄拘束はなるのか?そして国民評議会はどんな国作りを進めるのかが焦点となる。しかし“反カダフィ”で一致していた国民評議会は様々な勢力のいわば混成部隊で新政権作りは前途多難だ。番組では、 ...

2011年8月4日(木)

“ネット反乱”の衝撃 ~中国鉄道事故の舞台裏~

高速鉄道の追突事故を巡って、中国の市民の間でかつてない激しい政府批判が巻き起こった。怒りの声を上げたのは、改革開放の恩恵を受けてきた中間所得層。中国版ツイッター「ウェイボー」では、政府を批判する実名による書き込みが猛烈な勢いで増加し、“ネット世論”を形成。その力は、温家宝首相に、徹底した原因究明と情報公開を約束させるなど政府を動かした。その後、政府の強硬な報道規制によ ...

2011年8月3日(水)

全県民被ばく調査 ~不安は解消できるか~

原発事故を受けて福島県が行う事を決めた、全県民202万人を対象にした異例の健康調査。その先行調査の結果が、7月末から住民に伝えられている。今も放出が続く放射性物質の影響がどこまで人体に及んでいるのか、注目が集まっている。この調査は、住民に安心を与えるのを目的の一つにして福島県が実施を決め、広島や長崎の放射線被ばくの専門家からなる検討チームによって進められている。チーム ...

2011年8月2日(火)

被災者を“絆”で支える

東日本大震災から5か月、今も7万人以上が県外での避難生活を余儀なくされている。こうした中、福岡県北九州市が被災者受け入れを永住も視野に入れ行うプロジェクトを立ち上げた。住居や家財道具、さらには雇用を提供。すでに60家族が移り住み今も増え続けている。最大の特徴はホームレス支援を続けてきたNPOが中心となって行う「伴走型支援」だ。被災体験のトラウマに加え、原発事故から避難 ...

2011年8月1日(月)

福島を生きる 詩に刻む被災地の言葉

「放射能が降っています。静かな 静かな 夜です。」 震災の体験をストレートな言葉で表現した詩をツイッターに発表し、注目を集める福島在住の詩人・和合亮一さん。いま、同じ福島で被災した人々を訪ねて話を聞き、詩を作る作業を進めている。被災者が心の奥に閉じ込めた言葉を掘り起こし、詩で震災を記録しようというのだ。さらに、被災者との会話の中に見つけた「前向きな言葉」を詩で表現し ...