【総合テレビ】20:00~20:43
東日本大震災の被災地では、長引く避難生活の影響で被災者の健康が悪化。なかでも脳梗塞やエコノミークラス症候群など血管系の病気が増えている。その原因の一つが血圧の上昇だ。津波で家や家族を失ったという経験に、避難生活というストレスが加わったことで血圧が高くなっているのだ。さらに津波に襲われたときに、体中にケガをしたことで、血栓ができやすい状態になっている。被災者の命を脅かすこうした病気に対する対策も始まった。避難所での検診が行われたり、血栓を予防する「弾性ストッキング」が配布されたりしている。しかし最も重要なのは一刻も早い避難所の環境の改善だ。被災者が直面する健康上の問題。その現状と対策を追う。
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