身近に潜む拳銃 ~市民に迫る脅威~
愛知県長久手町で起きた立てこもり事件で、元暴力団員の男が発砲し、機動隊員1人が死亡した。長崎前市長の銃撃事件や東京・町田の立てこもり事件など、拳銃による発砲事件が相次いでいる。今年に入ってすでに28件にのぼり、去年の同じ時期の2倍に増加。今や銃犯罪は、繁華街や住宅街など私たちの身近なところにまで迫っている。警察の取り締まりが強化される一方で、銃を隠す方法は年々巧妙化。 ...
愛知県長久手町で起きた立てこもり事件で、元暴力団員の男が発砲し、機動隊員1人が死亡した。長崎前市長の銃撃事件や東京・町田の立てこもり事件など、拳銃による発砲事件が相次いでいる。今年に入ってすでに28件にのぼり、去年の同じ時期の2倍に増加。今や銃犯罪は、繁華街や住宅街など私たちの身近なところにまで迫っている。警察の取り締まりが強化される一方で、銃を隠す方法は年々巧妙化。 ...
昨年6月に施行された改正道路交通法が思わぬ波紋を拡げている。路上駐車の取締りが厳格化されたことで、公園や空き地にバイクが迷惑駐車される事例が相次いでいるのだ。福岡では博多祇園山笠で知られる由緒ある公園が200台ものバイクで溢れ、大阪の中心部・梅田にある公園の敷地もバイクに占拠された。路上駐車から閉め出されたバイクが行き場を失い、街にあふれ出した格好だ。こうした迷惑駐車 ...
北朝鮮を脱出し、韓国に渡ってきた「脱北者」が2月に累積1万人を突破した。南北統一時の架け橋になるという期待から当初は大事にされてきた脱北者だが、今は町で出会うことも珍しくなくなった。これに伴い、まったく違う社会体制で暮らして身に付いた脱北者の習慣や生活スタイルが韓国社会で摩擦を生んでいる。政府などの支援金に頼って真面目に働かない、平気で嘘をつく・・。脱北者と韓国人との ...
首都圏私鉄などに使える電子マネーPASMOに続き、7&i、イオンの2大流通グループの相次ぐ参入で「電子マネー元年」と言われる。いったいなぜ今電子マネーなのか?第一は顧客の囲い込み。今後人口減少でパイが小さくなる中、今のうちにどれだけお客をつかめるかかが生き残りのカギとなるからだ。一見電車の定期券がわりに見えるSUICAやPASMOも駅ナカや電鉄系デパートを持ち、実は流 ...
記録的な暖冬や気象災害など、地球温暖化の深刻化をうかがわせるケースが増えている。今月には、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が新たな報告書を発表し、地球温暖化の進行を改めて警告した。そのなか、長く地球環境問題の第一人者として活躍してきたレスター・ブラウン博士が来日する。博士は、環境を悪化させない新しい経済システムの構築こそ、地球環境問題解決の処方箋だとして、具体 ...
首都圏を中心に15歳以上のはしかの患者が急増。集団感染で休校に追い込まれる高校や大学が相次ぐなど、大流行のきざしを見せている。原因とされているのは予防注射の未接種と免疫力の低下。90年代前半にワクチンの集団接種が廃止されて予防注射を受けない子供が増加。さらに予防接種を受けた人でも10年程度たつと免疫力が低下することが新たにわかってきた。世界ではしかの排除が進む中、今も ...
高度成長期に国の主導で建設された全国各地のニュータウン、その再生ラッシュが始まっている。これまで、多くのニュータウンが、老朽化が進むと、子ども世代が戻らなくなる悪循環に陥ってきた。それを危惧した国が一昨年、再生への提言を行ったのをきっかけに、民活を駆使した低層団地から高層ビルへの大規模建て替えなど、子供世代を呼び戻し、街を復活させる取り組みが相次いでいるのだ。老朽化し ...
治安悪化が急速に進むアフガニスタン。長引く”対テロ戦”の陰で、この国の復興、ひいては国際社会の安定に大きく影響を及ぼしかねない事態が進行している。アヘンやヘロインといった麻薬の原料となるケシ栽培が全土に拡大し、世界の生産量の9割を超えたのだ。麻薬は、中央アジアやイラン経由で欧米に大量に流れ込んでいるだけでなく、密売による利益がタリバンの大きな資金源となっている。ケシの ...
「働いても働いても、豊かになれない」と大きな問題となっているワーキングプア。アメリカでは、日本に先駆けて深刻化し、注目を集めている。「勤勉に働けば報われる」という米経済の理念が、ついに崩れ始めたからだ。貧困が貧困を生む連鎖と、世代を超えて悪化していく状況に歯止めがかからない。市場経済の裏側で進行するこの事態をルポし、全米に議論を巻き起こしたジャーナリスト、デイビッド ...
今、全国の自治体で、公共工事の入札に建設業者が集まらない異常な事態が起きている。小学校の耐震化や橋梁の補強など、一刻も早く必要な工事の入札に業者が応募せず、工期に大きな遅れが出ている。名古屋市ではこうした”入札・不成立”が3年前まで年間数件だったが、昨年度は339件に上った。背景には、脱談合の流れの中、工事を割り振る調整役がいなくなった現実がある。かつては利幅の多い「 ...
田植えの最盛期。今年はちょっと違った光景が繰り広げられている。全国に100万ヘクタールもあるという休耕田に、いま、次々と水が張られていく。田植えはしないで直まき。作ろうとする米は人が食べるものではない。バイオエタノールの原料として、また鶏や豚など家畜の餌になるのだ。背景にあるのが穀物価格の高騰と2月に政府が示した国産バイオ燃料の大増産計画。これまで、とにかくうまい米作 ...
大阪の遊園地で起きたジェットコースターの死亡事故。多くの客を乗せ、高速で走る設備にもかかわらず、ずさんな管理・運営しか行われていなかったことが明らかになった。また、コースターの安全管理を定める建築基準法に明確な検査ルールがなく、各地の事故情報を集めて安全対策に生かす仕組みもないなど、国や業界の姿勢にも疑問の声が上がっている。こうした問題点を徹底検証。厳しい検査義務や危 ...
先月末、日本で二つ目のプロ野球独立リーグ「北信越BCリーグ」(長野・石川・新潟・富山)が開幕した。リーグのスローガンは「地域振興」。「日ハム」を北海道の地元球団に育てた手腕をかわれて「信濃グランセローズ」の社長を任された三沢社長は、地域社会に密着した持続可能なスポーツ文化を築くことで、野球文化の裾野の拡大と地域活性化を同時に実現したいと夢を膨らませている。一方、今年で ...
平均株価が1年あまりで3倍以上に膨らんだ上海株式市場。連日、最高値更新が続き、上場株式の時価総額は200兆円に迫っている。2月には一時的な下落をきっかけに世界に株安が連鎖するなど国際経済での存在感も増している。中国政府は、株式市場の引き締めを図るが、庶民は規制をかいくぐって株式投資に奔走。政府は海外の機関投資家に対し上場株購入に100億ドルの購入制限をつくるなど規制を ...
ネット社会で新たなカリスマが続々と登場、注目を集めている。アクセス数が月に数万を超えるブログの書き手『アルファブロガー』と呼ばれる人々だ。内容は経済分析から書評、時事・芸能ネタなど様々。自由な立場で書く、本音の情報が信頼を集めている。ブログがきっかけで、プロの経済コメンテイターや大学講師になる人まで現れた。一方、ブロガーに自社製品の宣伝を期待する企業も増加、一部で混乱 ...
5月3日で施行から60年を迎えた日本国憲法。その節目の今、改正手続きを定めた国民投票法案が衆院を通過。憲法を取り巻く状況は新たな局面を迎えている。憲法をめぐる新たな議論も生まれつつある。その焦点が戦争放棄などを規定した9条。9条に関する本がベストセラーになる一方、ブログ等で改憲を訴える若者が登場。改憲論が主流になっている財界では、護憲を唱える戦中派財界人が訴えを始めた ...