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この年の出来事
「消えた年金」5,000万件という事態が判明。年金記録訂正などが注目されました。7月の衆院選では与党が大敗、9月には安倍総理が突然の辞任と政局は混乱続き。アメリカのサブプライムローン破たんの影響で日本でも急激な株安が起こりました。

2007年 9月

新しい記録から見る
2007年9月27日(木)

手軽な文学? ケータイ小説

女子中高生を中心にブームとなっているケータイ小説。携帯電話のインターネットを通じて広がった。出版化され、100万部を超えるベストセラーとなった作品も現れている。その特徴は読み手も書き手もほとんどが若い女性であるということ。恋愛などのテーマが、日記や友人と会話を交わすような感覚で綴られている。 さらにケータイ小説特有の、文章が短く、横書きであるという特徴は、従来の小説に ...

2007年9月26日(水)

地球温暖化 身近に迫る異変

沖縄・石垣島の大規模なサンゴの白化現象、富士山山頂付近の永久凍土の減少…。地球温暖化の影響が身近に迫っていることをうかがわせる現象が相次いでいる。この夏の猛暑は、温暖化が進んだ時に現れるとされる気象メカニズムによって起きたことも明らかとなった。こうした変化を受け、コメなどの生産者や流通業者では、今後の気温上昇を前提に、新品種の開発や仕入れ先の大幅な見直しなどの対応策を ...

2007年9月20日(木)

“世界金融不安”の悪夢 ~サブプライム・ショック~

米国で貧困層までもが利用していた、低所得者向け住宅ローン「サブプライムローン」。先月、その焦げ付き問題をきっかけに世界は歴史的な株安に突入、日本にも急激な株安・円高をもたらした。いまサブプライム・ショックによって、ファンドや金融機関の巨額損失が毎日のように表面化し、全容の見えない不安が投資家に広がっている。イギリスでは、中堅銀行が資金不足に陥り、預金の引き出しを求める ...

2007年9月19日(水)

相次ぐ派遣トラブル

今、派遣業者による違法行為が急増している。厚生労働省による是正指導は年間6200件。この5年間で38倍になった。禁止されている建設現場などへの派遣、二重派遣による不当な搾取、派遣期間オーバーなど違反事例は多岐にわたる。背景には、正社員より人件費が安い派遣社員を求める企業に応えようと、派遣業界が急拡大している現状がある。違法行為から派遣社員を守るため、連合は労働者派遣法 ...

2007年9月18日(火)

“いつまで待つのか” ~拉致家族 5年目の夏~

北朝鮮が「拉致」を認めた日朝首脳会談から5年。北朝鮮に”死亡”とされた拉致被害者の安否は、いまも分からない状況が続いている。この夏、「核問題」をめぐってアメリカと北朝鮮が接近する中で、被害者の家族たちは拉致問題の先行きに懸念を強めていた。そして今月初めに行われた日本と北朝鮮の外交交渉。両国は協議を継続していくことで合意したものの拉致問題に具体的な進展はなく、家族たちの ...

2007年9月11日(火)

“テロとの戦い” 揺れる最前線 パキスタン

アメリカが進める”テロとの戦い”に協力し、「不安定の弧」と呼ばれる地域の砦としてイスラム過激派と対峙してきたパキスタン・ムシャラフ政権。しかし、7月に起きた「モスク立てこもり事件」によって、過激派の勢力が首都の中心部まで迫っていることが明らかになった。更に、米政府も、アフガニスタンと国境を接するトライバルエリア(部族地域)でアルカイダが新たな地盤を築き、アメリカ本土攻 ...

2007年9月10日(月)

膨張するオイルマネー【2】 日本に投資を呼び込め

空前の原油高で膨れあがるオイルマネーを巡る最新の動きを追う2回シリーズ。2回目は、日本の新たな動きを見る。最近中東の銀行が日本に支店を出し不動産などに投資するといった動きが見られるようになった。しかしその規模は大きいとはいえない。日本の金融機関には欧米の投資銀行のようなつきあいがなくノウハウも持たない。中国など他の東アジアの国との競争もある。そこで今、国際協力銀行を中 ...

2007年9月5日(水)

膨張するオイルマネー【1】 巨大資金の流れが変わる

空前の原油高で膨れあがるオイルマネーを巡る最新の動きを追う2回シリーズ。1回目は、その大きな流れの変化を見る。砂漠に出現した未来都市ドバイ。建設ラッシュを支えるのがオイルマネーだと言われている。実は9・11以降、欧米が中東からの資金の動きへの監視を強める中、オイルマネーの欧米離れ、地元回帰が進んでいるのだ。欧米の金融機関に投資を任せるのではなく、自らの意思で、中東のイ ...

2007年9月4日(火)

もう刑務所には戻さない ~動き出す知的障害者支援~

知的な障害があるにもかかわらず、福祉の支援を受けないまま社会で孤立し、困窮の中で犯罪に走ってしまう人が少なくないことが、全国の刑務所で明らかになってきている。出所しても孤立した状況に変わりがないため、犯罪を繰り返してしまう実状も分ってきた。この春、法務省が全国15の刑務所で調査したところ、知的障害と疑われる人が400人余、調査の前まで、知的障害であると社会的に認知され ...

2007年9月3日(月)

“キレる大人”出現の謎

「電車で携帯電話の使用を注意したところ無視され殴る」「病院で待たされ看護師に暴行する」。ここ数年、些細なことで突然感情を爆発させて怒り暴力に訴える、いわゆる”キレる”大人が増えている。暴行事件で検挙された20歳以上の大人は、ここ10年で4倍以上に達した。そして、その多くが普通の市民たちである。実は最近の研究で、強いストレスによって「セロトニン」といわれる脳内物質が破壊 ...