愛知県長久手町で起きた立てこもり事件で、元暴力団員の男が発砲し、機動隊員1人が死亡した。長崎前市長の銃撃事件や東京・町田の立てこもり事件など、拳銃による発砲事件が相次いでいる。今年に入ってすでに28件にのぼり、去年の同じ時期の2倍に増加。今や銃犯罪は、繁華街や住宅街など私たちの身近なところにまで迫っている。警察の取り締まりが強化される一方で、銃を隠す方法は年々巧妙化。保管場所は暴力団事務所だけでなく、民間の会社事務所やアパート、草むらや地中にまで広がっている。さらに拳銃の密輸ルートも広がり、一丁あたりの価格も下落。末端の暴力団員にまで行き渡るようになった。”潜在化”し拡散する銃と、その裏にあるヤクザ社会の変貌を浮き彫りにする。
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