マンション建設を巡る企業の不正が相次ぐ中、国道の橋や高速道路などの公共工事でも、不正が行われていたことが明らかになった。橋を支える耐震補強の部材で、“最後の命綱”とも呼ばれる装置に、溶接の不良が見つかったのだ。福井市の鉄工会社が意図的に不良品を製作、検査会社を巻き込み不正を隠蔽した悪質なもの。最新の国の調べで全国の556の橋で性能を満たしていない製品が使われており、あわせて12の会社で同様の不正が行われていたことも判明した。なぜ不正は見抜けなかったのか。再発防止には何が必要か。番組では独自に入手した資料や関係者の証言から、不正がはびこる実態に迫るとともに、再発防止を模索する現場を追う。
みんなのコメント