2016年8月16日

2016年08月16日 (火)

リオオリンピック前半戦を終えて。

「新日本風土記」事務局スタッフです。

リオデジャネイロオリンピックの前半戦が終わりましたね。
深夜早朝の競技、手に汗を握りながらご覧になっている方もいらっしゃるのではと思います。私は仕事から帰宅して子どもの世話をして、家事を終えた後にテレビに向かうのですが、見続けたいという気持ちとはうらはらにどうしても途中で眠ってしまい、良い場面を見逃すという寂しい状況を繰り返しています。

日本は競泳の男子200メートル個人メドレーでの金メダルに続き、金藤選手の金、柔道の金・銀・銅、そして錦織選手の96年ぶりの銅メダル、卓球の水谷選手の個人種目での初めての銅メダルなど快挙が続き、日本のオリンピック競技の歴史が次々と塗りかえられましたね。

一方で、リオオリンピックに際し、競技や記録とは別に印象深いニュースもありました。初めて結成された難民選手団がその1つ。メンバーに選出されたシリア、南スーダン、エチオピア、コンゴ民主共和国の10人は、それぞれが内戦などによって故郷を追われ、生死を彷徨う壮絶な経験をしたり家族と生き別れになったりしています。記者会見や競技後に語ったという「世界中の難民を代表し、希望の代表として五輪に出場する」「テレビを見ていてほしい。いつか生き別れた家族と一緒に暮らしたい」といった言葉が深く胸に刺さります。

良いニュースの陰に、考えさせられるニュースも。ロシアの女子陸上選手による、ロシア陸上界の組織的ドーピングの内部告発。報道では「国際オリンピック委員会はロシア選手の大会出場を全面禁止せず各競技連盟の決定に委ねており、また女子選手の特例での出場を認めず、内部告発を奨励する世界的な取り組みに逆行すると批判が集まっている」とも報じられています。女子選手の「メダルは結局、単なる金属片にすぎない。それより大事なのは自分自身と競技相手に対して正直でいることだ」という言葉が重く響きます。

2020年の東京オリンピックはどのような大会になるのでしょうか。オリンピックのモットーである『より高く、より速く、より強く』。ドイツの元オリンピック選手で哲学者のハンス・レンクは『より美しく、より人間らしく』を加えるべきと提唱していますが、難民のひとびとについても、ドーピングについても、「より人間らしく」を日本の大切なメッセージに、大会が開催されることを祈ります。

私たちも、「新日本風土記」「もういちど、日本」を通じて、日本のかけがえのない美しさ、ひとびとの素晴らしさ、人間らしさをお伝えしていきたいと思います。

投稿時間:11:00 | カテゴリ:事務局便り | 固定リンク


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