2013年10月

2013年10月29日 (火)

月を愛でるお勧めポイント

「月の夜」を担当した荒木です。

今回の企画に携わってから、八重山地方各地の美しい風景を撮影する為に、とにかく、色んな場所を見て回りました。日本一の星空と言われる程の夜の絶景、黄昏時に奇跡的な輝きを見せるビーチ…など、私自身が感動した、ビューポイントを幾つかご紹介したいと思います。

まずは、石垣島のとっておきのビーチ。

「明石集落の浜」

東海岸にある、知る人ぞ知るビーチです。満月の夜にはウミガメが産卵にやってくる事もあるそうで、とにかく砂浜がキレイです。ひっそりとした森の中を抜けて行くと・・・

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ご覧の通り。

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夕陽もキレイですが、やはり海の満潮時の日中に行くのがおすすめです。(お越しの際は、くれぐれも自然環境に配慮下さい)

車での行き方は…

新石垣空港「南ぬ島石垣空港」から車で約30分。離島ターミナルからは車で約40分。国道390号(石垣島一周道路) を伊原間方面に向かい、79号と206号の分岐を206号(明石方面)に進み、5km程進むと明石集落が右手に見えます。集落からさらに東の方向の森を進むと浜に出られます。

路線バスの場合は…

新石垣空港「南ぬ島石垣空港」から50分ほど。市内のバスターミナルから1時間強。「平野線」もしくは「平野経由伊原間線」に乗り、「明石」停留所で下車。歩いて10分程で浜に出ます。

続いては…

「エメラルドの海を見る展望台」

石垣島のバンナ公園内に、本当にこういう名前の展望台があります。その名の通り、エメラルドの海と、そこに浮かぶ竹富島や西表島までが見渡せる、抜けのいい展望スポットです。

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ここでは、昼間の撮影はもちろん、深夜、島を明るく照らすお月さまを撮影しに行きました。

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山頂にあり、車での移動をおススメします。

行き方は…

まず、バンナ公園を目指します。バンナ公園までは、新石垣空港「南ぬ島石垣空港」から車で約50分。離島ターミナルからは車で約10分。公園内のくねくね道でひたすら山頂に向かって走ると10分ほどで展望台に行けます。

八重山地方の月は、本当に明るいんです。専門の方によると、八重山地方は気流の影響が少なく、月の輝きを大気が遮らないという事だそうです。

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そのおかげで、肉眼で21の1等星を全て見る事ができ、88ある星座のうち、なんと84までが確認できる、「日本一の星空」と言われています。

もう1つは夕景スポットですが、やはり石垣島の名蔵湾が本当に美しいと思いました。雲の形や位置などの条件が整えば、ご覧のような絶景に出会えることもしばしば。

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番組内では、満月の晩に塩を作る製塩業の方が登場するシーンで使用されています。

ところで、その製塩業の方ですが、不定期に海の掃除をしています。カヤックに乗って沖に出て、自分たちに恵みをもたらす海の様子を定期的にみているのです。

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月の暦(旧暦)で暮らす皆さんは、やはり自然環境に対しても人一倍敏感です。西表島の染織家・石垣昭子さんもその1人で、布は手で織り、仕上げには必ず海の満潮を利用した海晒しを行います。

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石垣さんは、手間の掛かるやり方で布を作り続ける理由を、私にこう説明してくれました。

「気持ちがいいから。気持ちよく仕事ができる。そのことが大事です」。

その様子が非常に印象的でした。最後の写真は、その時の1枚です。

投稿時間:10:44 | カテゴリ:ディレクターおすすめスポット | 固定リンク


2013年10月21日 (月)

津軽の夏の楽しみ方

津軽を担当した久保田です。

青森ねぶた祭を彩る大型ねぶた。その制作を手がける15人のねぶた師には、一人一人にドラマがあります。番組でご紹介出来なかったねぶた師さんについて少しご紹介させていただきます。 

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2012年、一人のねぶた師が衝撃的なデビューを飾りました。青森ねぶた祭、史上初の女性ねぶた師となった北村麻子さんです。デビューの年に優秀制作者賞を受賞する快挙も果たし、青森で大きな話題となりました。

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父はねぶた師の名人・北村隆さん。名ねぶた師2世というサラブレッドではありますが、デビューまでには様々な困難にぶつかったそうです。

見習い期間中、自分にだけは誰も指示をしてくれない。師匠でもある父に何度も下絵を描いて見せ、自分の実力とやる気を証明するところからのスタート。さらにねぶた師の仕事範囲は多岐に渡り、デザイン、大工仕事から、スポンサーへのプレゼンまで、全てをこなしていかなければなりません。大きさ7メートル、重さ数トンにもなるねぶた制作。その作業は男性でも重労働です。

それでも、北村麻子さんは、小さいねぶたを作るところから周りに実力を証明し、デビューのチャンスを勝ち取りました。

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取材中、あるねぶた師さんが、「ねぶたの顏は、ねぶた師の顏に似る。その人の意志や思いがねぶたの顏に宿ってくるから」とおっしゃっていました。史上初の女性ねぶた師・麻子さんが作るねぶたの顏は、どこか麻子さんご本人のように、しなやかで、その中に強い意志を秘めているように見えます。

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ねぶたの伝統を受け継ぎつつ、そこに女性らしい感性が息づいています。

今も青森ねぶた祭りには、伝統と挑戦が結ぶ新しいねぶたが躍動しています。このねぶたには、ねぶた師のどのような思いが込められているのか?ねぶた祭から、15人のねぶた師たちのドラマを楽しむのも、津軽の夏の楽しみ方の一つです。

 

投稿時間:17:22 | カテゴリ:ディレクターおすすめスポット | 固定リンク


2013年10月15日 (火)

鯖街道を行き交うもの

(さば)街道」を担当した金本です。

若狭で獲れたさばを、ひと塩して丸一日かけ、京都へ運んだ道、―「鯖街道」。いにしえより、若狭湾の海産物が都へと運ばれました。

福井県小浜市のいづみ町商店街には、商店街のみなさんによって作られた「鯖街道」起点プレートがあります。そこに記された言葉。「京は遠ても十八里(72キロ)」。遠てもの“も”がポイントだそうです。「遠いけれども近い」、都への憧れとこの道によって生まれた縁を大切に暮らしてきた人々の想いのこもった言葉です。街道を行き交ったのは魚だけではありません。人との絆や文化も、この道によって結ばれました。この記事では、鯖街道が結んだご縁を紹介したいと思います。

01syoutengai.jpg(福井県小浜市 いづみ町商店街)

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<ちょうちん>

京都の街を彩るちょうちん。実は、これも鯖街道あってのもの。鯖街道を運ばれた若狭和紙で作られています。京都のちょうちん作り職人、9代目のご主人は、若狭和紙でちょうちんを作り、また小浜へと届けています。先々代が偶然、小浜へちょうちんを届けにいった時に、水がきれいな地で作られた丈夫な若狭和紙、そして紙すき職人と出会い、ご縁がずっと続いているそうです。

小浜の秋祭りには、京都で作られた提灯が街を飾ります。

若狭の職人と京都の職人のコラボレーション、ほんのり灯る明かりを見ると心が安らぎます。 鯖街道を和紙が、“行ったり、来たり”。今、その縁は10代目の若い職人さんに受け継がれようとしています。

03chouchinkojima.jpg(京都 若狭和紙を使うちょうちん職人)

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(小浜の秋祭りを彩る京ちょうちん)

みなさんも鯖街道を通って小浜から京都まで行き来しているモノ、文化を是非とも見つけてみてください。

 

投稿時間:10:11 | カテゴリ:ディレクターおすすめスポット | 固定リンク


2013年10月08日 (火)

高知の楽しみ方

「南国土佐」の回を担当した高知局の浦田です。

「南国土佐」。東の端の室戸岬までは高知市から2時間、足摺岬まではおよそ3時間。東から西までに連なるそれぞれの地域には各々いろんな魅力がありますが、この記事では中心の高知市の楽しみ方をお伝えしたいと思います。

番組では高知の頑固な男たち「イゴッソウ」と男勝りな女性たち「ハチキン」の魅力を紹介しました。イゴッソウやハチキンたちに出会うにはどこにいったらいいのでしょうか?もちろん、夜の街がおすすめです。

まずは夕暮れどきをまって、高知城から徒歩5分ほどの飲食施設「ひろめ市場」へいってみましょう。数十ものお酒が呑める飲食店が集まったフードコートのような場所で、高知にきたらまずはここを見て欲しいと皆がすすめる場所です。相席はあたりまえ。標準語で会話をしていれば、すぐさま地元の人たちが「おまんどこから来た?」と声をかけてくれます。ここで一杯ひっかけたら、外へ出て、都会にあるような大きな店ではなく、古くて小さな店に勇気をふるって足を踏み入れてみてください。番組でも紹介した居酒屋をはじめ、そこにはひとくせもふたくせもあるイゴッソウやハチキンが。あれよあれよとすすむ盃とともに、終わらぬ議論がはじまります。龍馬の話にはじまり、夢や理想、女房の話。人生の話に趣味の話。初対面の人にどうしてここまでと思うほど、ふかーい話をして、夜がふけています。

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あくる朝、二日酔いでもがんばって外にでてみましょう。週に5日開かれている街路市のどこかにでてみれば働き者のハチキン女性がさわやかな笑顔で迎えてくれること請け合いです。街路市には「いもの茎」「ハスイモ」「たぬきの脂」といった不可思議な品がたくさん売られています。わからないことは素直にどんどん聞くのがハチキンと仲良くなるコツ。情が深いので、いろいろと教えてくれます。

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高知の魅力はとにかく、人。ぜひ深く、話してみてください!

投稿時間:10:06 | カテゴリ:ディレクターおすすめスポット | 固定リンク


2013年10月01日 (火)

10月の新日本風土記

「新日本風土記」事務局スタッフです。

あれよあれよという間に、もう10月。ということは、2013年もあと3ヶ月を残すのみとなりました。暑かった夏もいまは遠い思い出のよう・・・。しっかり秋を満喫したいと思います。サンマに栗に新米に・・・、とまずは食べ物から始めたいと思います!

さて、10月の「新日本風土記」は見応えがありますよ。今月は、毎週金曜日、欠かさず「新日本風土記」を放送します。今週は、高知県から「南国土佐」。みなさん、「いごっそう」とか「はちきん」とか聞いたことはありますか?地元の方々がお酒を飲みながら語る坂本龍馬の話には、思わず「なるほど!」と膝を打ってしまいました。番組には、なんとも魅力的な人たちがたくさん登場されます。どうぞ、お見逃しなく!

 

投稿時間:11:02 | カテゴリ:事務局便り | 固定リンク


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