2018年10月30日 (火)

東京都・亜熱帯区のこと。

「八丈島」を担当しました、アトリエ・NOAの高橋太郎です。番組をご覧になった皆さん、そして、取材でお世話になりました皆さん、本当にどうもありがとうございました。

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二つの火山からなる八丈島。 三原山(東山)から八丈富士(西山)を望む。左奥は、沖合近くに浮かぶ八丈小島。

島の印象を一言で言えば、まさに東京都・亜熱帯区。植生は間違いなく、南国の島で、道路をちょっとはずれれば、そこはシダ類が生い茂るジャングル。なんだか、東南アジアに来たようでした。

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三原山の麓、三原川の裏見の滝付近の渓谷。

 

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山中に生い茂るシダ。

 

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島を代表する景観、玉石垣

 

八丈島は東京都だし、飛行機で1時間弱、「近いよ~」と言われていましたが、今年は台風が多く、ロケの時は飛行機が欠航になるのじゃないかと、いつも冷や冷やものでした。島で台風に遭遇すれば、飲食店はみんな閉まってしまうし、スーパーの食料品は品薄になるわで、昼食難民になりそうなこともしばしばありました。

そんな八丈島で、美味しいものといえば、あちこちの家でご馳走になった、自家製の野菜たちです。日本各地で、野菜は美味しいものがありますが、八丈島の島オクラ“ねり”や島唐辛子で作った唐辛子ミソは忘れられません。島オクラは生でそのまま食べれるんですよ! 唐辛子ミソだけで、ご飯がお茶椀三杯食べれます! 

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畑で採れた、島オクラ・ねり。

 

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畑で採れた、島唐辛子。ピリリと、小気味のいい辛さ。

 

他にも美味しい野菜はいっぱいあって、いろいろなお家でたくさんご馳走になりました。八丈島の方々はお客さんを振る舞うのが好き! と、思うのは僕の勘違いでしょうか?

でも、そんな振る舞いの極めつけが、末吉地区の盆踊り、『無料接待』です。お客さんすべてに、料理やお酒が無料なんです。今年は焼きそばと厚切りの豚ロース肉のメニュー。子どもたちにはお菓子も配っていました。末吉の地区あげて、そろいのTシャツでお客さんを歓待します。

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今年の末吉の盆踊りで振る舞われた、お肉と焼きそば。ボリューム満点で、美味。

 

無料接待の理由を聞いたら、盆は里帰りで島に帰ってくる人も大勢いるし、よその地区の人も呼んで、楽しい盆にしたいからだとか。30年ぐらい前からやってるそうです。もちろん、観光客でもOKなので、来年の盆は、お振る舞いにご馳走になるのも一興です。各地区の盆踊りをはしごしている方も。各地区、趣向を凝らしています。八丈太鼓や、伝統の樫立踊りなども見られます。

 

ちなみに末吉の盆踊りは、超高速マイムマイムが有名です。サンダルや草履は危険だとか・・・。

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末吉の盆踊り。 最初は東京音頭から始まるが・・・

盛り上がってくると、超高速マイムマイムが飛び出す。すべての年代が楽しめるように考案されたとか。

 

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末吉名物、超高速マイムマイム。

 

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盛り上がる若者たち。中には山から採った木の葉を使い、女ターザンに扮する人もも・・・。

 

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盛り上がる子どもたち。

情島でもある亜熱帯区は、島人の心も熱く、素敵な方がたくさんいました。ふらりと旅に出るには一番です。温泉もたくさんありますよ~。

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2018年10月09日 (火)

本州最北端を旅して。

「下北半島 夏」を担当しましたアシスタントの米澤です。

番組をご覧いただきありがとうございます。また、撮影に協力してくださった下北半島のみなさま、どうもありがとうございました! 

ここでは取材の中で見つけた小さな出会いと、旅のオススメをご紹介します。

 

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(脇野沢の取材をしている時に遭遇した猿の群れ)

実は下北半島は、野生のニホンザルの生息北限地として有名。なんと、人間以外の霊長類の世界最北限でもあり、国の天然記念物にも指定されているそうです。何だか“最北限”と言われるとありがたいですよね。そんなお猿さんを間近で見ることが出来て、とてもラッキーでした。

 

さて、夏の下北半島を旅する上で重要なことを一つ。

それは東から吹く冷たい風“ヤマセ”。古くから冷害をもたらし、恐れられてきたヤマセは主に6月〜8月にやってきます。 

「猛暑から逃れられる」と密かに小躍りして東京を出た私ですが、ある日の下北の温度表示板は…

「11℃・・・」

まさかの寒さに、カイロを買ってしまいました。ヤマセ、恐るべしです・・。

そこで、凍えた身体を温めるのに無くてはならないのが“温泉”。

【下風呂温泉】 新湯(3onsen.jpgしんゆ

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         大湯(おおゆ)

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下風呂には2つの源泉が違うレトロな銭湯があります。どちらも浴槽を囲うように座って、客同士で世間話をするのが日常風景。常連の方は「小さい頃から、ここで礼儀やマナーを学んだ」と仰っていました。何気ない「こんばんわ」「ごゆっくり」「お先あがります」の会話の中に、人情味ある下北の方々のあたたかさを感じることが出来る場所です。しかし3年後には、建物の老朽化や坂道にある場所の不便さから、新しく合体した銭湯が計画されているそう。レトロな雰囲気を味わいたい方は、行くなら今のうちです。

 

【田名部神社例大祭】

5tanabematsuri.jpg下北半島最大級のお祭り「田名部神社例大祭(田名部まつり)」。毎年8月18日〜20日に行われます。祭り前には各町で半纏の貸し出しが。町火消の伝統が残る半纏を着て祭りに参加できるのも、このお祭りの一つの醍醐味です。また、来夏の再会を誓う五車別れや三車別れは、見ていてグッとくるものがあります。それぞれのヤマが行く夏を惜しみ「また来年」と、提灯を振りながら去っていく光景は、きっと心に残り続ける夏の思い出になると思います。

魅力いっぱいの下北半島。皆さんも是非、足を運んでみてください。

きっと素敵な出会いがあります。

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2018年09月18日 (火)

気温より、町の人たちの方がずっと熱い

「佃・月島」回を担当しました、アシスタントの久米です。番組をご覧いただき、ありがとうございます。また、撮影にご協力くださった佃・月島の皆様、ご関係者の皆様、本当にありがとうございました。

今年の夏は本当に暑かったですね、最高気温の記録を更新しました、というニュースを何回耳にしたことでしょうか。

そんな酷暑に勝るとも劣らないのが、佃・月島の町の方々の熱気!お祭りにかける情熱!パワー!神輿にかけられる水が、気温と人々の熱気であっというまに湯気になっていくのを横目に、三脚担いで町を駆け巡る・・・まさにお祭り騒ぎなロケでした。

そんな熱い祭りの様子は、番組でたっぷりご覧いただくとして、今回は佃・月島のおススメグルメスポットをご紹介します!そう、佃・月島には、おいしいものがたくさんあるのです・・・じゅるり。

まず、佃の代名詞ともいえる保存食・佃煮。佃島の漁師が獲った魚を日本橋で売り始めたのが、今の築地市場のはじまり。そのなかでも売り物にならない小魚が、佃煮になったと言われています。現在、佃地区にある佃煮屋は3軒。代々受け継がれてきた味をお楽しみください。

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そして、月島といえばこちら、もんじゃ焼き!いまでは「もんじゃストリート」と名前が付くほど、もんじゃ屋の多い月島ですが、もともともんじゃ焼きは、子供のおやつ。路地裏の長屋の軒先や、駄菓子屋で売られていたのが始まりなのだとか。最近では、一風変わった「進化系」なもんじゃ焼きも登場しているので、是非チャレンジしてみては? 

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最後は知る人ぞ知る、月島のソウルフード・レバーフライ!昭和の初めのころ、それまでは食べる習慣がなかったブタなど内臓(レバー)を、油で揚げて屋台で売り出したのが始まりで、当時は「肉フライ」と呼ばれていたそう。食べ歩きにもぴったりな「レバーフライ」、食べ始めると本当に止まらなくなるので、ご注意を・・・。

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町の人も、お祭りも、グルメも、どこもかしこもにぎやかで熱いのが、佃・月島!

是非、遊びに行ってみてください!

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2018年09月04日 (火)

お散歩の村。

「いつもでない一日」を担当した鈴木です。ご覧いただきありがとうございました。

ここでは、美しい棚田に囲まれた島根県益田市真砂(まさご)地区をご紹介します。番組では「園児たちのお散歩」を取材させていただきました。益田市は島根県の西部。真砂地区は市街から広島方面へ車で20分ほど向かった山あいの里。撮影は、美しい棚田の中を園児たちと一緒に歩くことが中心でした。重い機材を抱えたカメラマンは大変ですが、ディレクターの私はほとんど手ぶら。自然豊かな里山をお散歩する贅沢なひと時を味わいました。  

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午前10時。お散歩へいざ出発。園児たちはすぐに田んぼの畔へ分け入っていきます。田んぼは私有地ですが住民が理解を示しているので、歩くことが許されているのです。畔を歩くと、すぐにこんな発見が。草むらに潜んでいたカエルが、次々と田んぼの中へ飛び込んでいくのです。「蛙飛び込む水の音だ!」と、軽い感動。カエルにとっては迷惑なことですが、自分の動きに合わせて生き物が反応するって、実に楽しい!「大人になるとは、道で遊ばなくなることだ」という、ある詩人の言葉を思い出しました。

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畔を抜けて集落の中心へ。園児たちは行き交う人に大声で挨拶します。すると、その声を聞きつけたお年寄りが家から出てきました。伺うと、子どもの声が聞こえると「あ、来たぞ!」といつも待ち構えるのだそうです。子どもたちとじゃれ合うひと時が、元気の源になっているとか。子どもの力は、偉大ですね。

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真砂地区では、園児と住民の関係を深めるこんな取り組みも行われていました。

給食に使用する野菜を、住民たちが庭先で栽培しているのです。お散歩で住民と園児は全員がお互い顔見知り。知った顔の子どもが食べるので、農薬を使わない安全な野菜作りへの意欲が高まり、暮らしにハリが生まれたそうです。

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一方、子どもたちにとっても、栄養価の高い旬の野菜を毎日いただくメリットが。給食時には「今日のほうれん草は〇〇さん家のものだよ」といった会話が行き交い、作った人の人柄まで味わっているようでした。そのせいなのか、それともお散歩で単にお腹が空いているだけなのか、食べっぷりは実にお見事!ご飯もおかずも多くの園児が“おかわり”していました。

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真砂には商店がなく土産物もないので旅行先としては物足りないかもしれません。でも、美しい田園風景の中をお散歩する心地良さは格別です。もし、山陰の小京都、津和野などに旅行する機会があるときは、ちょっと足を延ばして真砂地区(住所は波田町)をお散歩してみてはいかがですか?子どもたちに声を掛けられ、元気をもらえるかもしれませんよ。

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2018年08月14日 (火)

盆ボンボン!

「あの世この世」を担当したディレクターの山口です。ご覧いただきありがとうございました。

日本各地の風土と人を描く新日本風土記。そこによく登場するのが“お盆”です。年に一度、あの世から亡くなった人の魂をこの世に迎え、またあの世に送り出す年中行事。現在ではあまり見られなくなった昔ながらのお盆の風習を、番組はこれまでたくさん記録してきました。 

これは、先祖のお墓の前に一族が集まって食べたり飲んだりして過ごす秋田県仙北市田沢湖町のお盆。ご先祖様のお墓も一カ所に集まっています。

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日本には、亡くなった人は「あの世」で生き続け、さまざまな力で「この世」を守ってくれると考える祖霊信仰が古くからありました。そこに「盂蘭盆経」というお経が中国から入ってきて仏教の行事としてお盆が成立したようです。その二つの混じり合い方もさまざまだったらしく、その土地ならではのお盆の行事が各地に生まれたといえます。

たとえば徳島県吉野川では、魂は、川からやってきます。目印として河原に作るのが水墓です。

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香川県小豆島では、ご先祖様は、生のそうめんで編んだ「負い縄そうめん」にお供え物を乗せえてあの世に持ち帰ると信じられています。

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ところでお盆はどうして地域によって7月15日のところと8月15日のところがあるのか、知っていますか?それは、明治5年に政府が西洋の暦(太陽暦)を導入したことが直接の原因です。お盆は旧暦の7月15日でした。新暦になっても、同じ7月15日をお盆とした地域と、旧暦と新暦がほぼ一ヶ月ずれていたので8月15日にした地域があったのです。沖縄や奄美大島では、今でも旧暦でお盆を行っています。

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旧暦は月の満ち欠けをもとにした暦で、15日は必ず満月になります。そのため盆踊りは、月明かりで朝まで踊るものでした。その古い形が残っているが、郡上市八幡町の「郡上踊り」。

毎年8月13日~16日の4日間は徹夜で朝まで踊ります。観光客も参加できるのが魅力です。

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郡上踊り、楽しそうですね。あなたもぜひ一度参加してみてはいかがですか?

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2018年08月07日 (火)

龍馬を追って 〜梼原探訪〜

「明治維新への旅」を担当いたしました、ADの木村と申します。
取材でお世話になった皆様、番組をご覧いただいた皆様、誠にありがとうございました。
だれもが学んだ「明治維新」。番組では150年経った今でも、日本全国に息づいている「革命」をたどりました。
取材で行った街はどこも素敵だったのですが、今回は、
高知県の小さな町「梼原町」のおすすめスポットをご紹介します。

●龍馬脱藩の道
文久2年(1862)幕末動乱の時代に、
何を考えながら歩き、何を感じながらこの道を歩いたのか。
26歳の若者に、思いを寄せながらこの道を歩きました。

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私が印象に残っているのは、「神幸(みゆき)橋」。
千年以上の歴史を持ち、龍馬が脱藩の時に無事を祈願したと伝えられている、「三嶋神社」と町を結ぶ橋です。番組内で梼原龍馬会会長の西村さんが歩いている山道のある場所です。 

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looks_like_bridge.jpgこの橋が架設されたのは最近、2002年。梼原町産の木を使っている屋根付きの橋。周りの景観に配慮した作りになっています。木材が三角形に組まれており、神聖な場所へ続く厳かな空気と木材の温もりを感じます。この橋から見る梼原川の風景の美しさに、つい足を止めてその時代に思い馳せました。


●隈研吾・街並み
「神幸橋」だけでなく、梼原には各所に、“木”が印象に残る、近代的だけど街に溶け込んでいる建造物がいくつもあります。それはどれも建築家・隈研吾さんが手がけたもの。梼原産の杉などの木材が使用され、地元の人の憩いの場になっています。

この町に来たら、このような建設物も一見する価値ありです。
ちなみに、撮影スタッフは、その一つ、まちの駅ゆすはらに併設されている「マルシェ・ユスハラ」に宿泊しました。木の香りが漂い、とてもゆったりできるお部屋で、ロケなのにこんな贅沢できてラッキーと内心ニタニタしていました。
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●鯉のぼり
車で走っていると突如として現れた大量のミニ鯉のぼり。谷間にズラーッと並んだ鯉のぼりが風でたなびき気持ち良さそう。田んぼの水面にも映りこんで泳いでいるみたい。
こちらはこの地域の方々が協力して設置されているのだとか。なんとこの数を、1日で設置されているそうです。この鯉のぼりは4月下旬から5月下旬まで、見ることができます。

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最後は、梼原の美味しいご飯をご紹介し締めたいところなのですが・・・
私、食べ物の写真を一切撮っておりません。すぐ食べてしまうので・・・。
初めて食べたキジそば、美味しかった!種類豊富な山菜、優しい味付けで永遠に食べていられる!中でも印象に残っているのが、囲炉裏で焼いた川魚。
私の最後の晩餐は、焼き魚定食と決めているのですが(私事ですみません!)、
何の魚にするか、決めていませんでした。サバか秋刀魚か・・悩んでいたところに!
今回梼原で食べた、渓流の女王とも言われる「アマゴ」!身がホクホクでクセがなくあっさりとした味、大好きでした。遠慮せず、もう一尾食べておけばよかった・・・。最後の晩餐の候補です。

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2018年07月06日 (金)

かーまいし!かーまいし!

「強さ」とは何なのか、「負けない」とはどういうことか、そんなことを教えてくれる釜石。取材をする中で「多くの変化を受け入れてきたのが釜石だ」という地元の人の言葉をよく聞きました。実はこれ釜石の鉄の特長とも繋がります。鉄は硬すぎると簡単に折れてしまうけれど、釜石の鉄は粘り気があり、細く加工してもしなやかさを保つのが売りだとか。時に強く、時にしなやかにくぐり抜けてきた釜石の人たちそのものだと思いました。そんな安易なことを言っているとまた怒られてしまうかも知れませんが、今回お世話になった釜石の方々、本当にありがとうございました。

kamaishiLS.jpg皆さんは、自分が暮らす町の名前を大声で叫んだことってありますか?私はありません。でも、釜石に行くと「か~まいし!か~まいし!」と連呼する声を聞くことが出来ます。それは、釜石シーウェイブスの試合会場で…いくつもの大漁旗が振られ、「かーまいし!かーまいし!」の大合唱がわき起こり、さらに応援歌も歌われます。

tairyoubatashiai.jpgこれが1度聞くとしばらく頭から離れません。中には「オォー時ぞきたり荒波越えて さあトップリーグへ御霊(みたま)と共に」という震災後に作られた歌詞も含まれ、ラグビーに“不屈の釜石“を重ね合わせる釜石の人たちの強い想いを感じます。歌う側も元気をもらえるその歌は、メロディーラインも覚えやすく、きっと口すさみたくなるはずです。

aoija-ji.jpg今はトップチャレンジリーグという2部リーグに所属し、トップリーグへの昇格を目指しているシーウェイブス。秋からの公式戦は全国各地で行われます。地元愛に溢れるグラウンドで釜石コールを是非聞いてみてください。

 

地元愛が溢れるといえば忘れちゃいけないのがお祭り。まずは桜舞太鼓ですが、さくら祭は3年に1度しか行われないので、次回は2021年ということになります。唐丹町は決して大きな町ではありませんが、各地区の郷土芸能が集まり町中を進む行列は見応えがあります。

sakuramatsuri.jpgoubudaiko.jpg桜舞太鼓の特徴は華麗なバチさばき。練習は本当に大変で、2カ月で10キロ以上体重が減る人が居たり、肩に針を刺して練習に臨む人や、なかには痛み止めの注射をしてまで参加する人がいたりします。本当に太鼓が好きじゃないとやっていられないという感じです。そして今は、桜舞太鼓で太鼓に惚れ込んだ人たちの中から創作太鼓のグループが生まれ、県内外のイベントで演奏を披露しています。力強い太鼓の演奏、カッコいいですよ。

 

続いては、虎舞。秋の曳き船まつりでは船の上で勇壮な舞が披露されます。そして、もうひとつ面白いのが地区ごとに行われる祭り。

toramai.jpg1軒1軒の家で門打ちをしながら地域を巡ります。少しお酒も入りながら、声をからしながら披露される虎舞。地元の空気をより強く感じられます。そうした小さな祭りを狙って釜石を訪ねるのも面白いかも知れません。

 

最後はちょっと食べ物の話を…

ロケスタッフが毎日のように食べていたのが釜石ラーメン。極細の縮れ麺に透き通ったあっさりスープが特徴です。

kamaishira-men.jpg最近某ケンミン性を取り上げる番組でも紹介されていましたが、県内で愛されるラーメンのひとつです。製鉄所に勤める人や漁師さんが、すぐにゆで上がる細麺を好んだから定着したと言われています。少し太くするだけでその店はつぶれると断言する店主の方も…疲れた体に染みいる優しい味です。釜石へお越しの際は是非。

投稿時間:12:51 | カテゴリ:ディレクターおすすめスポット | 固定リンク


2018年06月22日 (金)

「あららがま」=ナニクソ。

okinawa1.jpg「沖縄のうた」のディレクター、玄です。

【宮古島へ行ったときのこと】

空港から車で移動中、窓を見ながら、下地イサムさんが呟きました。
「宮古は、山が無いんです」

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下地さんは、この島で生まれ育ったシンガーソングライター、宮古の島言葉で歌を作って唄い続けています。okinawa2.jpg「だから昔は、水不足で苦労したそうです、雨乞いの歌ばかり唄って」
宮古島の民謡は、独特、三線など楽器を受け付けないで、手拍子だけで唄っていたそうです。
「“情熱と冷静” よく宮古島と石垣島(八重山)を比べて言うんです。
 石垣は、沖縄で一番高い山があって水にも恵まれている豊年豊作の島。
でも宮古は、『あららがま=ナニクソ』っていう反骨精神の土地、僕の中にも絶対ある。」
下地さんも、負けず嫌いで、ブルースな人らしい。

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【ホッピーで島の夜がふけて】

みんなで晩メシを食べていたとき、お酒の話になって、僕が言った。
「ホッピーが大好きなんです、飲みたいなぁ」
ホッピーは、ビールのような液体に焼酎を割って飲む物、東京の庶民的な店にはだいたい置いてある。でも、沖縄の店ではほとんど見かけなかった。
「ホッピー?僕も飲みますよ!・・宮古でも一軒あるけどねっ・・・」
下地さんに案内されて、その店へ行った、先輩がやっているという。
一見、酒屋のようなコンビニのような、中へ入ったらやっぱりコンビニみたい。でもちょっと違う、レジのところがカウンターになって、椅子が居並んでいる。本当だ、酒類のガラスケースの中に、ホッピーの瓶がズラッと聳え立っている。
「キンミヤもあるさ、私が宮古で初めてキンミヤを出したんだ」
店の主の先輩が教えてくれた、ホッピーをキンミヤ焼酎で割るのは、本道王道。
みんなでカウンターにすわって飲み始めた、つまみはガラスケースから選んで。

「中学生の頃、グラシェラ・スサーナが好きだったんです」
歌談議になって、僕が言った。グラシェラ・スサーナは、アルゼンチンの女性、日本語の歌をすごい歌唱力でギターの弾き語りをする。すると、彼女の歌声が突然店内に流れ始めた、主の先輩が笑っている。そして歌談議の展開に合わせて次々に話題になった曲が流れてくる、この人って何者なんだろう、さすが『あららがま=ナニクソ』の宮古人。

下地さんは、横でホッピーを飲みながらギターを弾いている、「何か贅沢ですねぇ」VE(ビデオエンジニア)の鈴木さんが感慨深げにポツリと言った。

投稿時間:12:29 | カテゴリ:ディレクターおすすめスポット | 固定リンク


2018年06月19日 (火)

そうだ、鬼に会いに行こう。

「鬼」の回を担当いたしました、横山です。番組をご覧いただきありがとうございました。

取材を通じて、鬼なるモノが今なお日本各地に、そして日本人の生活の中に棲みついていることを痛感いたしました。中でも酒吞童子伝説の里、京都府福知山市にある大江山界隈は鬼に出会える絶好のスポット。鬼に興味を持たれた方にはぜひ足を運んでいただきたい場所です。

 

●日本中の鬼が集まる「日本の鬼の交流博物館」

JR福知山駅で京都丹後鉄道に乗り換えて、名勝天橋立に向かう観光客を尻目に大江駅に下車。さらに車で15分、大江山の中腹にあるのが「日本の鬼の交流博物館」です。まず目に飛び込んでくるのは、高さ5メートル重さ10トンもの巨大な鬼瓦。

heiseioooni.JPG「世界一の鬼瓦を作ろう」と日本中の鬼師(鬼瓦職人)が協力して、130ものパーツを組み合わせて作ったものなんだとか。館内には大江山の酒呑童子だけでなく日本中そして世界中の鬼の展示でいっぱい。ありとあらゆる鬼の面とその伝承を知ることのできる、鬼ファンには欠かせないスポットです。

 

●酒吞童子を広めた峠の茶屋

日本の鬼の交流博物館がある大江山界隈は、酒吞童子が棲んでいたといわれる、まさに鬼の故郷。辺りには「鬼の洞窟」や「鬼の足跡」、酒吞童子を退治した武将・源頼光が腰を掛けたという「頼光の腰掛岩」、頼光たちが渡ったという「二瀬川渓谷」など鬼退治伝説ゆかりのスポットがいくつも。こうした鬼の名所を有名にしたのが旧宮津街道沿いにある「鬼が茶屋」。江戸時代から昭和40年代にかけて旅籠を営んでいました。かつては客間にある鬼退治の物語を描いた7枚の襖絵を旅人に披露、さらに丹波和紙に版木刷りで作った小冊子を販売して、旅人たちに酒呑童子伝説を語り聞かせたそうです。この鬼が茶屋の襖絵や小冊子は、現在「日本の鬼の交流博物館」で保存、閲覧することができます。 

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●今も京の都を狙う酒吞童子

日本の鬼の交流博物館から歩くこと10分、小高い丘に立つブロンズ像「鬼のモニュメント」もぜひ立ち寄って欲しいスポット。 

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茨木童子、星隈童子を従えた酒吞童子が、厳しくも悲しげな表情で京都市内の方角を指さしています。この像を制作したのは、ウルトラマン、ウルトラセブンの美術監督を務めた彫刻家・成田亨さん。そのスタイリッシュで躍動感あふれる鬼の姿。かっこいいです。

 

●腹ごしらえは「鬼そば」で

onisoba.JPG鬼を巡って歩き疲れたら「鬼そば」で昼食を。歯ごたえのある真っ黒な麺と風味たっぷりのだし汁をご賞味あれ。他にも地元でとれた川魚や山菜メニューも豊富。京都丹後鉄道・大江駅近くの食堂で味わえます。

鬼に触れ鬼と出会えば不思議に笑顔に、そして勇気がもらえる大江山です。

 

<日本の鬼の交流博物館>

〒620-0321 京都府福知山市大江町仏性寺909
TEL.0773-56-1996 

http://www.city.fukuchiyama.kyoto.jp/onihaku/index.html

 

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2018年05月24日 (木)

古事記への旅

「古事記への旅」を担当いたしました。佐野です。

ご覧いただきましてありがとうございます。

ちょっと風変わりなテーマの取材、日本の各地にはまだまだ知らない習慣や祭り、暮らしがたくさんあることに、あらためて目から鱗の思いでした。

お天気に左右される撮影が、限られた日程の中で全うできた幸運と、取材チームを温かく受け入れてくださった地元の人たちにあらためて感謝です。

 

「5年ぶりの御神渡り」

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何よりも幸運に恵まれたのは、5年ぶりに出現した長野県諏訪湖の御神渡りを見られたことでした。全面結氷を心待ちにしていたのは、諏訪湖で漁業を営む人たち。稚魚で放流したワカサギをカモ科の渡り鳥カワアイサが食べつくしてしまうため、漁師さんたちは一日中、船で湖上を走り回り鳥追いをするのですが、湖が凍れば、鳥も食べる事が出来なくなり、ワカサギを守れるのだそうです。

 

「ワニのアイデア料理」

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因幡の白兎に出てくる鮫を今もワニと呼び、しかもハレの料理として楽しんでいる広島県三次市では、ワニのアイデア料理に出会いました。

ワニの食文化を絶やさないようにと、地元の食品会社フジタフーズの社長さんが、ご家族と考案したメニューの数々、なかでもお勧めなのは、子どもに人気のワニバーガーと、コラーゲンたっぷりのチャーシュー炙り丼。噂を聞きつけた人たちが全国から食べに来るそうです。定番のお刺身は、昔と違って、アンモニア臭もまったくなく味に自信ありとか。

 

 「古式ゆかしい青柴垣神事」

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島根県美保関の青柴垣神事は、江戸時代の初期にはほぼ今の形になったと言われる祭りですが、その伝統を忠実に守ろうとする地元の人たちの熱意には本当に驚かされました。

4月7日の神事に向けて、一週間以上前から準備を行っているので、その祭り期間にここを訪ねたら、300年前にタイムスリップしたような感覚を味わえます。近くの美保関灯台には、お洒落なビュッフェがあり、日本海を行き交う船を見ながら欧風料理が楽しめます。

詳しい情報は、美保関観光協会がとても親切に教えてくれます。

 

「ヒスイを運んだ縄文丸木舟」

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富山県小矢部市では、遺跡から糸魚川産のヒスイが出ていることから、有志たちが縄文人のように石斧で丸木舟を作り、糸魚川まで行ってみようと10年前に航海実験を成功させました。その舟が桜町JOMONパークに常設展示されていて、イベント時などに丸木舟体験も行っています。「桜町石斧の会」に尋ねてみれば、きっとその時の体験を熱く語ってくれるでしょう。

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