2012年09月21日 (金)

移り住みたくなる町 郡上八幡 

郡上八幡」を担当した根兵(ねひょう)です。踊りの町に残る風土、いかがでしたか?

全国的には郡上八幡という町の知名度はそれほど高くはありません。「郡上おどり」自体も、名前は知っていても実際どんな盆踊りなのか、どんな町で行われているのか、よく知らないという人もたくさんいらっしゃると思います。でも、一歩踏み込むと、そこには本当に、本当に魅力ある景色が広がっています。県外から移り住んでくる人も多いそうですが、郡上おどりが誰でも加われるのと同じように、誰もが自然とこの土地に引き込まれていくのかもしれません。

番組内でも度々出てきた「郡上八幡城」。

本当に美しい山城です。作家の司馬遼太郎氏も絶賛したほどで、昭和8年に再建されたものですが、木造再建の城としては日本最古のものです。 

shiro.JPG

特にこれからの時期はおすすめ!秋の紅葉シーズンには、山道を散歩しながら城まで上るのもよし(徒歩約30分)。冬には、真っ白な雪に包まれた山城をただ眺めるのもよし。ちなみに司馬氏は何度かこの地を訪ねていますが、冬の時期に見たお城に最も心を打たれたそうです。

町中散策も楽しいのが、郡上八幡の魅力です。

street.JPG

上の写真は、「職人町」と呼ばれる通り。風情残る町屋がずらりと並んでいます。実は郡上八幡には、江戸時代から昭和初期までに建てられた町屋が町中に1200軒もあるそうです。観光地化されてしまった町並みは全国どこにでもありますが、ここは今でも当たり前に人々が生活しています。それが自然に残っているのが、この町の良さ。

さらに変わった景色も。

backstreet.JPG

こちらは、職人町のすぐ裏側の様子です。

川沿いにくっつくように並ぶ家々は、そのどれもが裏口から川へ降りられるような造りになっています。夏には、幼い子どもたちの遊泳場としても大活躍する川。そんな子どもたちを、家の窓際から眺める大人たち。この町にとってどれだけ川が大切なものなのか、よく分かります。

 

「郡上八幡には日本の夏の原風景がある!」と意気込んで作った今回の番組。

みなさんも過ぎ去った「あの遠い夏の日」を思い出しに、郡上八幡を訪ねてみてください。

 

 

 

投稿時間:16:46


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